コロナ禍で一般的になったリモートワークですが、最近は出社回帰の動きも出てきて、このような不安を抱えている人も多くなってきました。
私自身、コロナ禍でフルリモートを経験した後、週3出社に戻ったときには、思わず転職を考えたほどのストレスを感じました。
もちろん出社には出社の良さもあるのは重々承知しています。
そこで、この記事では、最近の出社回帰の世の中の流れを受けて、「週5出社は無理」と感じている私が今後の働き方を自分でコントロールするために取り組んでいることをお伝えします。
週5出社は無理…と感じたリアルな瞬間

週3出社になってすぐ、「この時間、全部無駄じゃない?」という違和感が頭をよぎりました。
朝起きて、髪を整え、服を選び、メイクをして、電車に揺られて人ごみをかき分けて出社。 出社する日は身だしなみを整えて通勤する時間を合計すると往復2時間以上を消耗していることになります。
しかも出社後は、上司のご機嫌を伺いながら仕事を進め、業務に集中しているときも話しかけられれば雑談に加わり、ランチも断れない空気。
出社する日々が始まったらこんなことの繰り返しで、地味なストレスが毎日蓄積されていきました。
さらに体調が悪くても「元気なフリ」をしなきゃいけない空気、付き合いで断れない飲み会の復活。
リモート中はなくなっていた「オフィス文化」が、再び戻ってきたことに、私は強いストレスを感じていました。
週5出社なんて無理!と思いながらも、出社で得られた大切なもの

一方で、出社によって気づかされた、対面だからこその価値もあります。
たとえば、オフィスで顔を合わせて働くと、チームの空気感が手に取るようにわかります。誰が忙しそうか、どこで詰まっているのか、表情や姿勢から自然と伝わってくる。
Zoom越しでは読み取れなかった情報が、その場の空気感として入ってくる感覚がありました。
また、ちょっとした雑談の中からアイディアが生まれたり、「この人と一緒にまた仕事がしたい」と思えるような関係が築けるのも、出社ならではの魅力です。
そして、これには個人差があるとは思うのですが、何より私にとって大きな変化だったのが、外見や健康に対する意識が劇的に改善したことです。
コロナ禍では外出機会が減り、それまで通っていたジムにも行かなくなり、外出できないストレスで知らず知らずのうちに食べる量が増え、気づけば外見に影響が出るほど体重が増えていました。
でも、強制的に出社するようになって「このままではまずい」と感じ、ジムに再入会し、食生活も改善。
その結果、時間はかかりましたが、元の体重まで減量することができ、美容への意識も高まったことで、毎朝メイクや服装選びが楽しくなり、自己肯定感も上がりました。
出社は面倒だし嫌なこともあるのですが、その反面、自分の生活を整えるきっかけにもなったと実感しています。
週5出社は無理…それでも止まらない出社回帰への流れ

リモートワークが普及して働きやすくなったと感じる人が多い一方で、企業は着実に出社回帰への流れを進めています。
例えば——
アクセンチュアは全社員に対し、2025年6月1日から顧客先もしくは自社オフィスへの週5日のフル出社を求めることが日経クロステックの取材で2025年4月16日までに分かった。同社は2023年10月から週3日の出社を強く推奨する方針を設けていたが、今回のルール変更で社員はさらなる出社が求められる。
引用元:日経クロステック
アマゾンは新型コロナ禍において事務系従業員の大半をテレワークとしたが、2023年5月に週3日出社を義務付けていた。週3日程度のハイブリッドワークは、米グーグルや米メタなど他の米テック大手も従業員に求めているとされる。さらに踏み込み、コロナ禍以前の週5日出社に戻すと公表したのは、米テック大手ではアマゾンが初と見られる。
引用元:日経クロステック
また、Job総研の調査では、週5出社の割合がじわじわと増加しており、今後もその傾向は続くと見られています。
出典:Job総研
企業側の言い分としては、管理のしやすさ・サボりの防止・情報漏洩リスクの軽減などが挙げられますが、こうした姿勢が従業員を信頼せず、細かく管理しようとする圧力にも感じてしまうのは私だけではないはずです。
週5出社は無理だけど、出社にしかない価値もある

最近は、企業のリモートワークから出社への回帰の動きは時代と逆行していると考える人もいます。その理由は、今後AIが急速に進化していくことで、さらに出社の必要性はなくなると考えることもできるからです。
でも、フルリモートの働き方から週3出社になったからこそわかったのですが、AIが急速に進化している今だからこそ、「人が場にいる意味」がより重要になっていくとも思っています。
今後、私たちの仕事の多くはAIで代替できることも増えていくし、すでに置き換わっていることも多々ありますよね。
でも、表情や空気感から「なんか変だな」と同僚の変化を感じられる。すれ違いざまに交わした一言から新しい企画が生まれる。同じ空間で一緒に働くことで生まれる信頼感。熱量を共有しながら進めるプロジェクトの一体感。
これは、AIでは生み出すことができず、リモートワークでは得られない、「リアルな現場価値」だと思います。
出社することで、リモートだけでは得にくい成長の機会、出会いやつながりも多く、完全在宅が必ずしも理想とは言えない側面もあるんです。
週5出社なんて無理…転職に迷う人が働き方の自由を得る方法

ここまで「週5出社なんて無理」「とはいえ、出社にも価値がある」なんてことを繰り返し言ってきたので、「じゃあ、あなたは結局どっちがいいの?」と聞きたくなりますよね。
そこで、私の考え方を整理すると、正直、またコロナ前のように週5出社になるなら転職を考えたいと思っています。
その一方で、リモート勤務ができる会社に転職したとしても、その転職先だって今後また出社に戻す可能性も十分考えられます。
だからこそ、私は、働き方そのものを柔軟に選べる自分でいることの方が大切だと感じるようになりました。
つまり、「転職をするかどうか」ではなく、転職できる準備を常にしておくことが何より重要だと思うんです。
そのために私は、ビズリーチを利用しています。
ビズリーチは、登録直後だけサポートが手厚くなる一般的な転職エージェントと違い、職務経歴書を定期的に更新し続けることで、長期的に企業からスカウトを受け取ることができる仕組み。
今すぐ転職しなくても「自分がどの企業に、どれくらいの年収で転職できるのか」をリアルに知ることができます。
逆に、ビズリーチの中に気になる企業が出てきた場合、「その企業に転職するにはどんなスキルや経験が必要か」を知ることができるので、今の自分に足りないスキルや経験があれば、それらのスキルや経験を磨いておき、本当に転職したくなったときに備えておくこともできます。
焦って転職するのではなく、自分の働き方を守れるように準備しておく。
それが今の不確実な時代を柔軟に生きるための最大の武器だと思っています。

週5出社 無理と思うのは、変化に適応してきた証拠:まとめ

「また週5出社に戻るなんて考えられない、つらい」と思うのは、自然なこと。
(「家庭に居場所がない」「同僚に毎日でも会いたい」「会社が大好き」という人でもなければ、の話ですが…)
時代の変化に敏感に適応してきたからこそ、今の働き方に疑問を持てているんです。
今後、働き方が自分の希望通りとはいかなくなる可能性は存在し続けます。
そうなった時に、妥協して我慢し続けて同じ会社で働き続けるのではなく、自分にとって無理のない、納得できる働き方を選ぶための準備を今から始めて、会社の方針が変わった時には、自分で働き方を選択して、自分らしく働き続けませんか。
ビズリーチ

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