こんな悩みに答えます。
- 転職後にミスばかりの人に知ってほしい真実
- 私が「仕事に慣れた」と初めて実感したタイミング
- 転職後の成長を加速させる方法
この記事を書く私はこれまでに2度転職してきましたが、いずれも未経験の仕事だったため、転職後はミスばかりで本当にツラい時期を経験してきました。
未経験の仕事に転職して苦労したこと
・自分一人で何もできない
・知らない言葉が多すぎる
・会話が外国語に聞こえる
・自分以外全員優秀に見える
・質問を言語化するのが難しい
・何がわからないかわからない
・同僚が1時間でできる仕事に1日使う未経験の仕事はやりがい多いけど全然甘くない現実。
— Sara@未経験×年収UP転職 (@SARA18olsb) November 23, 2020
「この仕事に転職したのは間違いだったかもしれない」「仕事ができなさすぎて解雇されたらどうしよう」という極端な不安を持つほど、当時は仕事ができない自分に悩んでいました。
でも、今となればはっきり言えるのですが、転職後にミスするなんて当然だし、あなたを採用した企業も最初からあなたにパーフェクトを求めていません。
転職後に仕事がうまくいかなくて悩む気持ちはよくわかりますが、あなたが心配しているほど周りはあなたを心配していません。
そこで、この記事では私が仕事に慣れるまでにどのように仕事に向き合ってきたかをお伝えします。少しでも参考にしてもらえる部分があると嬉しいです。
Contents
転職後にミスばかりする人に知ってほしい真実
私たちはミスしてしまったときに「なぜ失敗してしまったんだろう」「私はなんてダメな人間なんだろう」と落ち込み、自分を卑下して悩んでしまいますよね。
でも、ミスすること自体が悪いことではありません。とくに転職したばかりでミスは普通のことであり、誰もが経験します。
ミスしたときに考えるべきなのは「もっとよくするためには何が必要なのか」「どうすればもっと早く成長できるか」という前に進むための発想です。
このためには今起こったミスばかりに注目するのではなく、「今は成長の過程」と割り切ってもっと先を見る視野を持つことが必要になります。
そもそもミスしてしまったということはあなたが物事にチャレンジしている証です。
このため、たとえ最初はミスを連発していても、そこまで思い悩む必要はありません。最初はミスが多いのも仕方がないと今の自分を受け入れることが大事です。
仕事に慣れるためには時間と経験が必要
「前の会社ではもっとうまく立ち回れていたのに…」と前職と比較して落ち込んでしまう人もいますが、今の会社と前の会社では、たとえ業界や職種が同じだったとしても全く別物と考えたほうがいいです。
会社によって考え方や物事の進め方、文化がまるで違うので、前の会社と同じようにできるわけがないんです。
転職後の仕事に慣れるためには時間をかけて経験を積み重ねていくしか方法はありません。
同じ時期に転職してきた人と自分を比べるのもナンセンスです。
私も今の会社に転職したときに同時期に入社してきた年下の同僚と自分を比較して焦っていましたが、そもそも知識や経験が違うのに同じようなパフォーマンスをいきなり出せるわけがありません。
それに私の場合は転職に限らず、中高時代に部活動を始めたときも、大学生になってバイトを始めたときも、社会人になって新卒で会社に入社したときも、誰よりもスタートダッシュが遅いタイプでした。
でも、30年くらい生きていると「私って最初はいつも出遅れるタイプだよね。」ということがわかってきます。
このため、本来私が比べるべき相手は周りの人達ではないんですよね。今日の私が比べるべきなのは昨日の私。
根気よく昨日よりも今日、今日よりも明日成長を続けることで、気がつけば周りと同じレベルになり、さらに続けていけば周りの人たちよりも大きく成長していることもあります。
だから最初のスタートダッシュ(つまり、転職後の3ヶ月や半年)でミスが多くても、あまり気にしすぎる必要はありません。
ちなみに自分に余裕が出てくると周りもよく見えるようになってくるのですが、仕事がデキる先輩や同僚も初めて取り組むことはうまくできないし、人からもたくさん指摘を受けていることに気がつきます。
でも、仕事がデキる人達はそこで落ち込んで不貞腐れるのではなく、どうしたら改善できるかを真剣に考えて、そのアイディアを実行して、成長を繰り返しています。
一方、自分の失敗を受け入れられない人やプライドが高すぎる人、スピードばかりを重視する人はどこかでつぶれていく傾向があります。
私が「仕事に慣れた」と初めて実感したタイミング
では、転職後に仕事に慣れたと感じるのはいつからなのでしょう?
これは一概には言えないのですが、仕事の内容や難易度、周囲の環境、それまでの経験・スキルなどにより半年後であったり一年後であったりします。
私の場合は転職から一年半後の頃でした。
かなり遅いと思われるかもしれませんが、ようやくチームの業務全体を理解してスムーズに苦なく仕事が回せるようになったのがこの時期です。
私だけがそう思っていたのではなく、上司や同僚からも「ここ最近でかなり成長したね」「頼りにしているよ」と言われることが多くなってきました。
でも、それまではひたすらに仕事に向き合っていたという感じです。
何をするにも時間がかかる一方で覚えるべきこと、対応するべきことが多すぎて長時間労働になってしまったのも事実です。求められる仕事の責任も重く、忙しすぎてピークと感じる時期が半年程続きました。
そして、ただひたむきに仕事していたらいつの間にか大きな山を越えていて、霧が晴れたように感じました。
「楽をしてやろう」とか「とりあえず終わらせればいいや」という半端な気持ちでは今のような成長は実感できなかったと思います。
頑張り方は人それぞれだけど、目の前のことにひたすら向き合って成長するために本気で行動し続けていれば必ず夜は明けます。
転職後の成長を加速させる方法
少し抽象的な話になってしまったので、ここではもう少し具体的に私が仕事に慣れるまでの過程でどんなことを意識して取り組んできたか、について深堀りします。
前章では「ひたすらに」という表現を使いましたが、何も考えずに目の前の仕事をこなしていたわけではありません。
常に頭の中には「もっとよくするためには何が必要なのか」「どうすればもっと早く成長できるか」という意識がありました。
そこで実行していたのが以下の取組みです。
- 積極的に質問する
- 仕事ができる人のいいところを盗む
- フィードバックを受ける
- 質問できる相手、頼れる相手を見つけておく
- 頑張りすぎない
これらの取組みについて詳しい解説は以下の記事からご覧ください。
ここで紹介した取組みのとおり、適度に周りに頼ったり動いてもらうことでPDCAを回す頻度が多くなり、自分の成長につなげることができました。
ミスが怖いなら事前に誰かにチェックしてもららえばいいんです。わからないことはそのまま放置せず、上司や同僚に質問しても問題ありません。
会社の仕事は1人でするものではなく、周りの人間と協力して進めるのが基本だからです。
このときに大切なのは「自分はまだ見習い中なんだ」という自覚を持って、相手が年下であったとしても謙虚な気持ちを持って仕事に向き合っていくこと。
まとめ:失敗は引きずるものではない
転職後にうまくいかない頃ばかり続くと「向いていないのでは?」「もう辞めたほうがいいかもしれない」と思いがちですが、3ヶ月や半年程度ではその仕事が向いているかどうかはわかりません。
(あきらかにブラック労働を強いられていたり、周りとの人間関係があまりにも悪い場合は話は別ですが…)
転職後はミスばかりするのは当然です。
でも、足元だけを見ていると自分がおかしたミスが目立つように感じてしまうのですが、案外周りはそこまで気にしていないのですから、もっと先を見据えて仕事をする意識が必要です。
失敗は引きずるものではありません。失敗は私たちがそこから何かを学んで成長するために起こります。
ですから、失敗したら「学べるチャンス」と前向きに捉えて、次のステップにつなげていきましょう。