こんな悩みに答えます。
- 書類選考が通らない人に共通する原因3つ
- 書類選考の通過率を上げるために不可欠なこと
この記事を書く私はこれまでに2度転職してきましたが、初めての転職活動では同様の悩みを抱え、半年以上も転職が決まらないツラい時期を経験しました。
そのときは、なぜ私は書類選考すら通過できないのか全くわからず途方に暮れていました。
でも、2度の転職を経験して自分も採用する側の立場になった今となると、当時の私が書類選考でボロボロだった原因が明確にわかります。
そして、この転職ブログを始めてから、昔の私と同じような悩みを抱える方々からご相談をいただくことが増えてきたので、今回記事にまとめてみることにしました。
書類選考が通過できない主な原因は3つあり、たいていの場合はこの3つのいずれかに当てはまるのではないかなと思います。
Contents
原因①:応募先が少ない
「書類選考で全社落ちてしまった…」というような場合、そもそも応募先が少ないことが原因かもしれません。
書類選考の通過率は平均すると2〜3割と言われています。
つまり、10社応募して2〜3社書類が通過できれば上出来。
片手で数えられる程度しか応募していないのに「全部落ちた〜!」と嘆くのは確率論的にいっても無意味です。
応募社数は希望の条件や転職先によって増やすことも必要です。
たとえば未経験の職種に転職したい場合、経験者であるライバルに比べるとどうしても不利になってしまいます。たとえ応募先の求人に「未経験者歓迎!」と書いてあったとしても、です。
よって、この場合は少しでも気になった求人には迷わず応募するなど、できるだけ多くの会社に応募して母数を増やしましょう。
また、中小企業出身者が大企業や人気企業への転職を狙っている場合も同様です。これらの企業では一つのポジションに何十人、何百人と応募が来ることも珍しくありません。
最近は応募自体がワンクリックで簡単にできてしまうので、その企業への転職を真剣に考えていなくても「とりあえず応募しておくか」という人も多いんです。
理由②:応募先が適切ではない
身の丈に合わない求人ばかりに応募するのも書類選考の通過率を下げる要因です。
実はこれは私も初めての転職活動でやってしまったミスでもあります。
第二新卒で社会人経験もほとんどないのに大企業の花形といわれるような職種にばかり応募していました。
当時の失敗体験談やそこから挽回した方法について、以下の記事で詳しくお伝えしているので、心当たりがある場合は参考にしてみてくださいね。
高い目標を持って転職活動をすることは大切ですが、転職活動では自分の現在の立ち位置を客観的に判断することが大事です。
その高い目標に到達するためにはどんなスキルや経験が必要なのか、そしてそのスキルや経験を得るためにはどんなキャリアなら実現できるのか、を考えて転職先を選びましょう。
理由③:応募書類の内容に問題がある
これが書類選考がうまくいかない原因として一番多いかもしれません。応募書類に書いた内容自体に問題があれば書類選考で通過することはほぼ不可能です。
応募書類で大切なことは、企業が知りたいことを書けているかということ。
つまり、応募書類は企業目線を意識して書く必要があります。自分の書きたいこと、伝えたいことが先走ってはダメなのです。
具体的には以下のような点で問題があると書類選考は通過できません。
基本的なルールを守っていない
- 誤字脱字はないですか?
- 正しい日本語で記載できていますか?
- 学歴や社歴は正式名称で記載できていますか?(○○高校→NG、○○高等学校→OK)
転職理由がネガティブ
- 現職への不満が透けてみえるような内容ではないですか?
- 転職先に求める条件になっていませんか?
- 企業側が見て好印象にうつる転職理由になっていますか?
定量性に欠ける
- 「努力しました」「成果を出しました」という曖昧な表現になっていませんか?
- 数字を用いて具体的に記載できていますか?(「○○億円の受注に貢献しました」「3人で対応していた業務を1人でできるよう業務プロセスの改善を行いました」など)
- 結果とプロセスがわかる記載内容になっていますか?
情報量が少なすぎる
- 誰が見ても手抜きの内容になっていませんか?
- 企業が知りたいと思う情報が網羅されていますか?
- あなたの人間性がわかるエピソードは含まれていますか?
長文すぎる
- 職務経歴書は2通以内に収まっていますか?
- 一文一文が長くなりすぎていないですか?
応募書類の例文や企業が気にするポイントを以下の記事まとめているので、こちらもあわせてご覧ください。
応募書類は転職エージェントに添削してもらうのが基本
このように応募先を決めたり応募書類を作成するだけでも注意すべきことが多くて、自分一人で対応するのは大変。
このため、応募書類の作成〜応募までは転職エージェント経由で行うのが一般的です。ですが、転職エージェント一社だけに任せるのでは不十分。
おすすめしたいのは、転職エージェント一社だけではなく、少なくとも二社には応募書類を添削してもらい、それぞれから指摘されたところを組み合わせて仕上げていく方法です。
具体的には大手エージェントと中小エージェントを併用すると効果が高いです。
大手エージェントでは例文や作成マニュアル、テンプレートなどを用意してくれているので、それをもとに応募書類を作成します。
そして、その応募書類を大手エージェントと別の中小エージェントに添削してもらいましょう。
ここで中小エージェントを利用する理由は、中小エージェントの方が添削が丁寧な場合が多いからです。中小エージェントの方が、コンサルタント一人あたりが担当する相手が少ないため、その分サポートが手厚くなります。
中小転職エージェントの見つけ方
では、中小規模の転職エージェントはどのように探せばいいのでしょうか。
効率よく自分とマッチする中小転職エージェントと出会うためには、ビズリーチとdodaエージェントに登録しておけばOKです。
すると、中小エージェントからもスカウトをもらえるようになります。
補足)大手エージェントを経由する理由
中小規模の転職エージェントは知名度や資金力がなく、自社だけで転職希望者を集めるのが困難です。
このため、ビズリーチやdodaエージェントなどの大手転職エージェントが保有する登録者情報のデータベースを利用してスカウトを送ることでサポート相手を見つけています。
なお、ビズリーチとdodaに登録しておくと、企業から直接スカウトメールが届いて書類選考免除で直接面接のステップに進めることがあります。
これは大量に送られてくるスカウトメールとは訳が違う特別なオファー。詳しくは以下の記事からどうぞ。
まとめ
正直言って応募書類の作成は面倒ですよね。
でも、ここで時間をかけて中身の濃い応募書類を作成しておくと、今回だけでなくこの先の転職活動でも利用できるものになります。
しっかりした応募書類が用意できて、応募社数や応募先が大きくずれなければ書類選考の通過率は格段に上がるはずなので、時間を惜しまず丁寧に作成してみてくださいね。
転職活動のお供としておすすめの転職エージェントはこちら。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
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