転職活動を始めたばかりの方にとって、こうした悩みは決して珍しいことではありません。
実は、転職活動で書類選考が通らないのは、明確な理由があります。でも、適切な対策をすれば大きく改善できます。
この記事では、転職活動中に、書類選考がなかなか通らずに悩んでいる方に向けて、具体的な原因と対処法を解説します。さらに、AIや転職エージェントを活用する最新の応募戦略もご紹介します。
- 書類選考が通らない3つの主要な原因とその解決法
- AIを活用した応募書類の効率的な作成法
- 転職エージェントを利用して書類通過率を上げる具体的な方法
私自身もこれまでに3回転職したことがあるのですが、実は初めての転職ではかなり苦労しました。でも、転職活動の方法を見直したことで、そこからわずか2ヶ月で内定を得ることができました。
転職活動で書類選考が通らない─私もかつて悩みました

私も過去の転職活動で、書類選考が全く通らず、途方に暮れた経験があります。
「何がダメなんだろう」「このまま一生どこにも採用されないんじゃないか」
そんな不安と焦りで、パソコンの前に座るだけで気分が重くなる日もありました。一生懸命作った履歴書や職務経歴書が何度もスルーされると、自分自身を否定されたような気がして、前に進む気力を失いかけたこともあります。
でも、ある時気づいたんです。
うまくいかないのは「努力が足りないから」ではなく、「戦い方を知らなかっただけ」だったと。
そこで、当時は一から転職活動を見直してみようと転職エージェントを変え、新しいエージェントのアドバイスを受けながら応募書類の内容を一新したことで、一気に流れが変わりました。
そして、気づけば2ヶ月のうちに複数の企業から選考が進み、最終的には納得のいく企業から内定を得ることができました。
転職活動の書類選考が通らない主な原因3つ

このように、うまくいかない原因と改善すべき点に気がつき、改善することができれば、その後の転職活動の進行は驚くほど変わっていきます。
原因①:応募数が足りていないから
「書類選考で全社落ちてしまった…」というような場合、そもそも応募先が少ないことが原因かもしれません。
書類選考の通過率は平均すると2〜3割と言われています。
つまり、10社応募して2〜3社書類が通過できれば上出来。
片手で数えられる程度しか応募していないのに「全部落ちた〜!」と嘆くのは確率論的にいっても無意味です。
転職市場はタイミングの要素も大きく、たまたま相性の悪い企業に当たることもあります。
このため、ある程度の応募数を確保しながら、経験を積んでいくことも重要です。
また、応募社数は希望の条件や応募先によって増やすことも必要です。
たとえば未経験の職種に転職したい場合、経験者であるライバルに比べるとどうしてもあなたは不利になってしまいます。たとえ応募先の求人に「未経験者歓迎!」と書いてあったとしても、です。
よって、この場合は少しでも気になった求人には迷わず応募するなど、できるだけ多くの会社に応募して母数を増やしましょう。
中小企業出身者が大企業や人気企業への転職を狙っている場合も同様です。これらの企業では一つのポジションに何十人、何百人と応募が来ることも珍しくありません。
最近は応募自体がワンクリックで簡単にできてしまうので、その企業への転職を真剣に考えていなくても「とりあえず応募しておくか」という人も多いです。
原因②:応募先が合っていないから
次に考えられるのは、応募先企業とのミスマッチです。
たとえば、業界未経験・職種未経験なのに、即戦力を求める企業にばかり応募していませんか?
自分の経験やスキルで勝負できるポジションか、ポテンシャル採用を行っている企業かどうか、しっかり見極める必要があります
「とりあえず気になる会社に応募している」状態では、選考突破は難しいです。求人票を読み込んで、企業が求めている人物像と自分の強みが一致するかを見極めましょう。
高い目標を持って転職活動をすることは大切ですが、転職活動では自分の現在の立ち位置を客観的に判断することが大事。
その高い目標に到達するためにはどんなスキルや経験が必要なのか、そして、そのスキルや経験を得るためにはどんなキャリアなら実現できるのか、を考えて転職先を選びましょう。
原因③:応募書類の質に問題があるから
企業は書類を見る際、「この人は当社で活躍できそうか」「必要なスキルや経験を持っているか」を短時間で判断します。
企業の中には、オンラインでレジュメをキーワード検索し、条件に合致する候補者だけをチェックする企業も少なくありません。
このため、履歴書・職務経歴書の質が低いと、それだけで即落ちします。以下のようなNGパターンに当てはまっていませんか?
- 基本的なルールが守られていない:日付が古い、フォーマットが崩れている、誤字脱字があるなど
- 転職理由がネガティブ:「人間関係が悪かった」「上司が嫌だった」など、前職の不満ばかり書いていないか
- 定量性がない:成果が「頑張った」など抽象的。数字を使って説明すると説得力が増します。
- 情報が少なすぎる:経歴が1〜2行しか書かれていないと、判断材料が不足します。
- 逆に長文すぎる:読みづらく、何が言いたいのか分かりにくい書類は企業の採用担当者から敬遠されます。
とはいえ、ここで質の低い応募書類の特徴がわかったとしても、とくに転職活動自体が初めての人にとっては、自分で作成した書類を修正・改善するには限界があります。
そこで、書類の質を高めるには、客観的な目線とブラッシュアップが必要です。
転職活動で書類選考に通らないなら、AIで応募書類を効率化しよう

これまでの転職活動では、職務経歴書や履歴書は、1からすべて自分で作成するのが当たり前でした。
このため、転職初心者にとっては、どんな情報をどの順番で書けばいいのか分からず、本来であれば選考に進めたはずのチャンスを逃してしまうケースも少なくありませんでした。
しかし今は、AIが進歩したことで状況は大きく変わっています。実際、うまく転職活動を進めている人たちは、すでにAIを活用しています。
ライバルたちが便利なツールを使ってどんどん質の高い書類を提出している中で、自分だけが何も使わずに臨むのは、正直不利だと言わざるを得ません。
では、転職初心者やAIに苦手意識のある人はどんなツールを使えばいいのでしょうか。
無料で使えるOpen AI社が提供しているChatGPTやGoogleが提供しているGeminiなどの有名どころの生成AIももちろん有効ですが、とくにおすすめしたいは、転職に特化した独自のデータベースとフォーマットを持つビズリーチの「自動レジュメ作成機能」です。
ビズリーチの「自動レジュメ作成機能」を使えば、基本情報や経歴をいくつかの選択肢から選んでクリックするだけで、短時間で洗練された職務経歴書が自動生成され、書類選考突破率を大きく引き上げてくれます。
- 簡単な質問(職種、ポジション、業務のミッション、業務領域)に回答するだけで、業務内容を自動でスピーディーに作成
- あなたと同じ経歴を持つ人が入力している内容を提案してくれる
- ビズリーチ経由で転職活動する場合、スカウト受信数40%増加 等
引用元:プレスリリース(ビズリーチ)
ビズリーチの自動レジュメ作成機能について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

転職活動で書類選考が通らないなら、プロに添削してもらうのが突破の鍵

ビズリーチなどを利用して、AI機能で応募書類のベースを作ったら、次にやるべきは「転職エージェントによる添削」です。
実は、転職活動の初心者にとっては、転職エージェントを使わずに、企業のHPなどから企業へ直接応募するという方法は難易度が高め。
なぜなら、企業がどんな人物を求めているのか、自分の経験やスキルがどのように評価されるのかといった視点がないまま応募してしまうと、的外れなアプローチになりやすいからです。
また、直接応募では企業との接点が限られており、選考前に得られる情報も少ないため、自分に合う職場かどうかの判断も難しくなります。
このあたりの詳しいデメリットについては、以下の記事でも解説しています。

一方、転職エージェントを活用すれば、担当者が求人企業の情報や採用意図を把握したうえで、適切な書類の見せ方をアドバイスしてくれます。
また、応募先の企業に合わせてカスタマイズした書類を作成するサポートも受けられます。
- あなたのスキルや経験(キャリア)に合った「見せ方」を教えてもらえる
- 企業側が重視するポイントを踏まえて添削してもらえる
- どんな内容を盛り込むと書類が通過しやすいか、データに基づくアドバイスがもらえる
- あなたのスキルや経験に合った現実的な応募先を紹介してもらえるため、身の丈に合わないポジションへの応募を避けやすくなる 等
書類添削でおすすめの転職エージェントは以下の通りです。
▶︎リクルートエージェント
業界最大手で実績豊富。書類作成から面接対策まで一貫したサポートが受けられます。
▶︎マイナビジョブ20’s
若手専門エージェント。初めての転職にも寄り添った丁寧な添削が強みです。
▶︎JACリクルートメント
30代以上や外資系企業への転職を目指す方に特におすすめ。グローバル企業や専門職への転職支援に強く、書類添削の精度も非常に高いです。
まとめ:転職活動で書類選考が通らない時は「数・質・方向性」を見直そう

転職活動で書類選考が通らない理由は、応募数の不足、応募先とのミスマッチ、そして書類のクオリティ不足が大半です。
これらを改善するには、AIで効率的に書類を作成し、転職エージェントのプロに添削してもらうという流れが、いまや転職成功の必須条件です。
最新のツールとプロのサポートをうまく活用して、あなたの可能性を最大限に引き出してく、書類選考を突破していってくださいね。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートエージェント
【公式サイト】
https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは、 20代に特化した20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント。 20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、一人一人の求職者を担当し、入社までをサポートします。
人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20’s』のみです。マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。
20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつき、内定までサポートします。 書類添削・面接対策はもちろん、内定後の条件交渉も行います。
紹介される全ての求人が20代対象となっており、職種・業種未経験OK求人が豊富なのも魅力。非公開求人も多数取り扱われています。
JACリクルートメント
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラス転職に強いのが特徴の転職エージェント。
年収600万円以上を目指す人に最適で、外資系・大手企業・管理職ポジションに強みがあり、キャリアアップを目指すプロフェッショナルに支持されており、複数回転職している人のリピーターも多いのが特徴。
「次はワンランク上のキャリアを狙いたい」という方はぜひ登録しておきたいエージェントです。