こんな悩みに答えます。
- 社会人2年目のキャパオーバーは試練でもある
- 仕事がキャパオーバーの状態で頑張りすぎは危険
- 努力でカバーできないキャパオーバーの状態は逃げてもOK
新卒1年目は社会人としての一般常識を学んだり仕事を覚えるのが主な役割。
そして、2年目以降は後輩ができて自分が教える立場となり、仕事の内容も本格的になってきて1年目とのギャップに悩む人も多いです。
そんな中でこれまでよりも多くの仕事量を任せられたり、難易度の高い業務に関わることになり、残業時間が増えて常に仕事に追われる状態がストレスとなって退職する人が増え始めるのもこの時期から。
でも、キャパオーバーの状態を経験することは決して悪いことばかりではないんですよね。
大切なのは今の状態が努力すれば自分で解決できるのか、あるいはどんなに頑張っても自分では解決できないことなのかを見極めること。
そこでこの記事では、キャパオーバーになったときの対応策についてお伝えします。
私自身がこの方法で成長することができたし、働き方を広い視点で考えられるようになってさらに一歩先の行動ができるようになりました。
仕事がキャパオーバーになるのは社会人2年目の試練

長年社会人を続けてきた身からすると、はっきり言って社会人1年目はほとんど学生と変わりません。
でも、2年目からは「学ぶ」という状態から徐々に「会社の戦力」として立場が変わっていきます。このため、やるべきタスクが次々と増えて、会社からのプレッシャーも高まるので、キャパオーバーと感じるのは自然なこと。
ここで投げ出さずに前に進み続けることができれば、大きな成長を実感できることは間違いありません。
社会人2年目でキャパオーバーの状態を克服する方法
とはいえ、ただがむしゃらに目の前の業務をこなしているだけでは大きく成長することはできません。
周りと差をつけて、かつ自分自身を楽にするためにはキャパオーバーで大変な状況でも工夫が必要。
キャパオーバーな状況を少しでも早く克服するには次のような工夫を取り入れてみてください。
✓キャパオーバーの克服方法
- 仕事がデキる人をマネる
- パソコンのスキルを高める
- こまめに進捗を報告・確認する
- 繰り返し行う作業は仕組み化する
- ロジカルシンキングを身につける
- 定期的にフィードバックをもらう
- スルー力(りょく)を身につける
- ON/OFFを区別する
この詳しい実践方法は以下の記事で解説しています。

社会人2年目、仕事がキャパオーバーで頑張りすぎは危険

前章では自力で努力することでキャパオーバーの状況を克服する方法をご紹介しましたが、頑張りすぎは禁物です。
この記事を書く私自身、過去には頑張りすぎて様々な体調不良を経験してきました。具体的な内容は以下のとおり。
- 常に不安で焦っている精神状態
- 不眠症気味になる
- せっかく眠れても熟睡できない
- 食欲不振
- 逆に過食気味になる
- 蕁麻疹を発症
- 風邪とストレスで数日間声が出なくなる
- 生理が来なくなる
- 肩凝りと腰痛
- 突然の動悸
徐々に深刻な症状が出てきたので、当時はとても不安で怖かったのを覚えています。あんな働き方をずっと続けていたら取り返しのつかない健康面への問題が出ていただろうと思うとゾッとします。
社会人2年目でもできる休息の取り方
このように自分では気づかないうちに限界を迎えて体や心を壊してしまう人はとても多いです。それを防ぐためにも、そうなる前に自分自身で無理しすぎている状態に気づいて、どんなに忙しくても休息をとることも忘れないでください。
会社が休みの日にしっかり休むということはもちろん、仕事がある日でも休憩はしっかり挟みましょう。
たとえばお昼休憩を必ずとってパソコンから少しの時間でも離れて頭と目を休めること。
我慢せずトイレ休憩も適宜挟むこと。
座っている時間が長いなら少し散歩に行ったり、難しい場合はオフィスの階段の登り下りでも構いません。
もしあなたが在宅勤務であれば15分でもいいので、昼寝をするのもいいと思います。
「今日は疲れてあまり調子が良くないな」と感じたら無理をせず、上司に相談して早めに仕事を切り上げてたっぷり睡眠をとることも大切です。
自分の努力で解決できない場合は一刻も早く抜け出すべき

自分の努力次第で解決できるキャパオーバーの仕事や、一定期間が過ぎれば大変な時期が終わる業務であれば、ここまでお伝えしてきたように工夫と適度な休息で乗り越えられます。
でも、今の状態がこの先もずっと続くのであればできるだけ早めにその職場から離れ流べきでしょう。
判断基準の一つは先輩社員の働き方を見ること。
先輩たちも常に余裕がなく働きすぎの状態が続いているなら、2年後、3年後もあなたの状況は変わる可能性は低いと考えられます。
今の職場ではそもそも仕事量が多すぎる、あるいは各自の能力をはるかに超えた難しいタスクを与えられているからです。
これでは到底時間内に仕事を終わらせるのは無理。
また、上司や先輩に相談しても親身に取り合ってもらえない場合や、体調不良を訴えても相手にしてもらえない場合、自分が努力しても成長を阻害される環境である可能性が高いです。
このような場合もできるだけ早くその職場から離れる判断をすることが身のためです。
キャパオーバーなら環境を変えることに躊躇しない

社員の働きすぎが常態化している、適度な休みを取ることが認められない職場だと気づいた場合、迷わずその職場から離れるべきです。
社会人2年目のような若手社員にとっては、初めて働く会社の常識が自分の働き方の基準になりがち。
でも、これが当たり前だと思って今の働き方を何年も続けていくと、自分の知らないうちに体の中はむしばまれていくので、深刻な体のダメージに気づいた時にはもう手遅れ、となる人も実は多いんです。
私が一社目で働いていた金融系ブラック企業では、若いときの無理が蓄積されて30代、40代になって大変な結末を迎えた人たちを何人も見てきました。
ちょっと怖い話をしますが、長時間労働を続けていった結果に「過労死」ということも決して珍しくはないんです。
過労死の背景にあるのは、過度の長時間労働や休みなく働き続けた結果、精神と肉体に大きな負荷がかかり、脳や心臓に悪影響を及ぼすということ。
代表的な死因に「脳血管疾患」「心臓疾患」があり、また精神障害による「自殺」についても過労死となる場合もあります。
このため、キャパオーバーの状態を甘くみず、その環境から離れる(=辞める/転職する)という勇気を持つことが必要です。
上司や先輩にどう思われるかを心配するよりも、あなたの生活や健康の方が大切です。
「まだ社会人2年目なのに辞めるのは早すぎない?」と不安な方には以下の記事もおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
「こんな働き方をこれ以上続けられない」と感じたときは、その環境からできるだけ早く出るべきです。「まだ社会人2年目なのに転職できるの?」と不安に思う気持ちもわかります。
でも、第二新卒(社会人3年目)の間に新卒で入社した3分の1の人が退職するという統計もあるくらいなので、今や若手の転職はそれほど珍しいことではありません。
では、どんな会社を選べばいいのでしょうか。「答えは人による」というのが事実ですが、たとえば大手企業に転職するのもおすすめです。
大手企業であれば、教育・研修制度が充実していて業務分担の仕組みが整っている会社が多いです。
また、大手企業や上場企業はコンプライアンスを重視している会社が多いので、社員を守るために労働時間を厳しく規制しています。
とはいえ、こうしたホワイト企業は人気があり転職したい人も多いだけに競争率が高いので、事前に転職の進め方を理解してライバルと差のつく戦略を練ることも重要です。
社会人2年目なら次に紹介する第二新卒や20代の転職サポートの経験が豊富な転職エージェントを利用してみてください。
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