こう感じたことはありませんか?
出社するたびに顔を合わせる相手だからこそ、「気にしすぎかな?」「悪気はないんだろうし」と自分に言い聞かせてやり過ごしてきた。
でも、なぜかその人に対して不快感を感じる。妙に距離が近かったり、馴れ馴れしく絡んできたり、目線や態度にゾワッとするものがある。
あなたが感じているその違和感、気のせいなんかじゃありません。
本記事では以下の内容について、私の実体験をもとにまとめています。
- なぜ職場の「気持ち悪いおじさん」ほど距離感なく絡んでくるのか
- 我慢を続けたことで起きた心身の変化
- 相談できない苦しさと、その背景にある構造
「何がそんなに嫌だったのか自分でも説明できない」
「でも、とにかく一緒の空間にいるのがつらい」
職場の気持ち悪いおじさんの特徴

職場に1人はいる「距離感を知らないおじさん」。
本人は親しみやすいキャラのつもりかもしれませんが、こちらとしてはただただ気が重い存在です。
私が遭遇したのは、こんなタイプでした。
- 挨拶でもないのに毎朝必ず話しかけてくる
- 大して親しくもないのに勝手にあだ名で呼んでくる
- 他の人には言わないような軽口や冗談をこちらにだけ飛ばしてくる
- 「休みの日は何してるの?」「最近忙しい?(=彼氏いないの?)」のような、一見当たり障りなさそうで、でもグイグイ踏み込んでくる話題が多い
- 休憩スペースで偶然を装って隣に座ってくる
- 他の社員がいる前で「○○ちゃんとは仲良しだからさ~」と勝手に関係性を演出しようとする
- 「可愛いね」「もうちょっと年齢が近ければ付き合ってたかも」など、不適切な発言を平気でしてくる
職場の気持ち悪いおじさんの心理とは?

これは私の私見になるのですが、これまで私が出会ってきた職場の気持ち悪いおじさん達は、こんな感じでした。
学生時代はモテず、社会人になって年齢を重ねてからある程度の地位や収入を得たタイプが多い印象。
「今の俺なら若い子にもウケるはず」「自分はまだイケてる」と、根拠のない自信をまといながら、職場という自分にとっての安全圏で「疑似モテ」を楽しんでいるように見えました。
でも、実際のところ、そのおじさんは人(とくに女性)との距離の取り方に不慣れで、「仲良くなる=グイグイ距離を詰めること」だと勘違いしているケースがほとんど。
昭和的な価値観から抜け出せない人も多い。
だからこそ悪気がなく、その分厄介で、こうした言動が止まらない。
そして、こちらがどれだけ不快に思っても、社内では「ただ仲良しなだけ」「よくしゃべる気さくなおじさん」くらいで済まされてしまう。
実際、私の場合も、そんなおじさんが近くの席にいて、毎日のようにちょっかいを出されていました。
最初は軽く流せていたものの、日を追うごとにその違和感が私の中でじわじわと広がっていきました。
職場の気持ち悪いおじさんへ嫌悪感を持つまでの経緯

最初のうちは、「まぁ、気のせいかもしれないし」「そのうち落ち着くでしょ」と思っていました。
でも、実はこの「ちょっとした違和感」を放っておくと確実にあなたの心と身体をむしばんでいきます。
私も最初は「まぁよくあることだし」「悪気はなさそうだし」とスルーしていたけれど、最初の小さな違和感でしかなかったものが、継続するにつれ、確実に積み重なり、不快感や疑問を持つようになりました。
たとえば──
「また話しかけてきた」
「なんでわざわざ私の席の近くに立つの…?」
「この話、なんで私にだけしてくるんだろう?」
「なんでPCやモニタをのぞいてくるの?」
「なんで“今なにしてるの?”と探るように聞いてくるの?」
最初はただの「鬱陶しさ」だったのが、じわじわと「不快感」→「嫌悪感」へとフェーズが変わっていく。
そして、次第にそのおじさんが近くにいるだけで妙に身構えてしまうようになる。話しかけられなくても、視界に入るだけで落ち着かない。
気づけば「今日は絡まれませんように…」と出勤前から祈るようにまでなっていたんです。
職場の気持ち悪いおじさんに我慢し続ける3つのリスク

「まあ、このくらいなら…」「嫌だけど、仕事だし…」
そうやって自分に言い聞かせながら、気持ち悪いおじさんとの関わりを我慢し続けた日々。
でも、我慢は何の解決にも繋がらないんですよね。
むしろ、状況は少しずつ悪化していきました。私の心と体は、想像以上にダメージを受けていたんです。
リスク①: 仕事に集中できなくなる
まず最初に気がついたのが、仕事に集中できなくなって自分のパフォーマンスに影響が出てしまったこと。
そのおじさんが同じ空間にいるだけで、意識がそっちに引っ張られてしまうからです。
「今どこにいる?」「こっちに向かってきてない?」と常に警戒してしまい、目の前の仕事に集中できなくなっていくのが日常となっていました。
さらに厄介なのは、一度絡まれたあとにも嫌悪感が尾を引いてしまうこと。
「またあんなこと言われた…」「今も後ろにいるかもしれない」「気持ち悪すぎる」と気持ちが切り替えられず、その後もしばらく仕事に手がつかなくなることが増えていきました。
リスク②: 職場の気持ち悪いおじさんの絡みがエスカレートする
最初はただの世間話だったのに、次第に言動が不快なレベルにまで踏み込んでくることが増えていきました。
たとえば、「可愛いね」「細いよね」「痩せた?」「髪が綺麗でいい匂いがする」など、身体的な特徴に言及してきたり、「(君のことが)結構タイプなんだよね」「最近色っぽいよね」「もっと俺が若ければ(君と男女の仲が)うまくいっていたかも」など、冗談めかして距離を縮めようとしてくる。
こうした言動は、もはやハラスメントの領域に踏み込んでいる可能性もあるのに、おじさん本人は親しみのつもりなのでしょうが、発言や絡みが次第にエスカレート。
リスク③: 体調に影響が出る
嫌悪感を我慢しすぎた結果、ついに体調にも影響が出るように…。
毎朝、「また今日もあの人に会うのか…」と思うだけで気が重くなる。会社に着く前から頭が痛い、胃がキリキリする、動悸がする。あなたもこのような状況であれば危険信号。
実際に私も、電車の中で呼吸が浅くなるような感覚を覚えるようになったことがありました。
また、疲れがとれにくくなったり、週末も会社のことばかり考えてしまったりと、プライベートの時間にまで影響が及んでくることも珍しくありませんでした。
見た目には普通に働いているように見えても、内側ではずっと緊張状態が続いている状況。
一番つらいのは職場の気持ち悪いおじさんについて誰にも「相談できないこと」

こういう悩みを打ち明けると、よくあるのが、
「え、それって気にしすぎじゃない?」
「仲が良いってことじゃないの?」
「ただの冗談でしょ?」
「気に入られているだけだよ」
と言われること。「どうせ誰も理解してくれない」と考え、私は誰にも相談できませんでした。
さらに言うと、「自意識過剰だと思われるのでは?」という不安も常につきまとっていました。被害者なのに、まるで「自分がおかしい」と思われるのではないか、という不安や恐怖感。
その感覚が、一番つらかったです。
実際、私がそのおじさんに話しかけられているとき、周囲の人たちは笑って見ていました。
まるで「仲のいいやり取り」をしているような空気で、誰も、私が本気で嫌がっているとは思っていないようでした。
だから、黙るしかなかった。でも、その沈黙が私の中のストレスをどんどん増幅させていったんです。
次回について:「職場のおじさんが気持ち悪い…」でも誰にも相談できない

ここまで読んで「わかる…」と感じた方もいるかもしれません。
でも、安心してください。実は、私はこの状況から抜け出すことができました。馴れ馴れしく絡んでくるおじさんに対して、職場で浮くことなく、距離を取ることは可能です。
無理に戦わず、無理に仲良くもせず、自分の心を守る方法はあります。
次回は、「職場で浮かずに“気持ち悪いおじさん”から身を守る方法」をお伝えします。
あなたが、これ以上ストレスに振り回されずに働けるようになるために――。
ぜひ、後編も読んでみてください。(後編はこちらからどうぞ↓)

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