こんな疑問に答えます。
- 転職を引き止められないのは珍しくない
- 転職を引き止められないポジティブな理由
- 転職を引き止められず円満退職する方法
結論から言うと、退職することを引き止められなくても全く気にする必要はありません。
この記事を書く私もこれまで3回転職してきましたが、しつこい引き止めに合わなかったときほど円満退社ができたと感じています。
逆に退職を引き止められたときは裏にネガティブな理由がありました。
そこでこの記事では、引き止められない方が良い理由と、しつこい引き止めに会わないための具体的な方法について解説します。
Contents
転職を引き止められないのは珍しいことではない
転職を引き止められない場合、「自分は必要とされていない存在なのではないか」とか「職場の人たちから嫌われていたのかな」とショックを受ける気持ちもわかります。
もちろん中には職場での人間関係や仕事が不向きだと判断されて引き止められない場合もあるでしょう。
でも、転職先が決まっていて引き止められないのは、実はそんなに珍しいことではありません。
エン・ジャパンが、30歳以上を対象に行ったアンケートによると、退職引き止め交渉(カウンターオファー)にあった割合は約3割に留まります。
エン・ジャパンは、30歳以上の同社運営サイト利用者を対象に「カウンターオファー(退職引き止め交渉)」についてアンケートを実施した。調査は8月1日~31日にかけて行い、388名から有効回答を得た。
出典 : エン・ジャパン
転職を引き止められないのはポジティブな理由だった
実は私もこれまでの退職で3回中2回はしつこい引き止めにあいませんでした。
それでも転職することを伝えた後も、以前の職場の人たちとは良好な関係のまま退職できたし、今でも付き合いがあり仕事関係で頼ってもらうこともあります。
私自身の体験からだけではなく、退職を引き止められなかった優秀な元同僚たちをみていても、転職を引き止められないのがポジティブだと言える理由は以下のとおりです。
転職の意志が固いと思われている
あなたの転職意志が固く、引き止めてもあなたの気持ちが変わはないだろうと判断されると、転職を引き止められることはありません。
転職理由が退職を引き止められない内容だった
今の会社では実現できないことを実現することが転職理由だった場合、転職を引き止められることはほとんどありません。
転職を引き止めることであなたのキャリアの可能性を狭めることになるとわかっているからです。
転職が珍しいことではない
転職が珍しくない文化の会社・職場の場合、転職することに理解があるので、基本的には引き止められません。
あまりにも頻繁に人が入れ替わるのは問題がありますが、人材の一定の流動性のある職場は向上心のある社員が多く、ダイバーシティも進んでいます。
優秀だと思われている
あなたが優秀だと思われている場合、転職する前から「いずれはもっとよい環境を求めて転職するだろう」と思われていた可能性があります。
というのも、優秀な人は他社からも引く手あまただからです。
このような人材はビズリーチなどに登録していれば、よりよい待遇でのオファーをたくさん受けます。
嫉妬されている
たとえば、転職先が有名大企業や待遇のいい会社の場合、上司や同僚から嫉妬されて引き止められないこともあります。
彼らは自分のプライドを守るためにあなたの転職に興味がないふりさえする場合も…。
でも、裏を返せばそれはあなたが優秀だと認めている証拠です。
あるいは、自分も転職したいのに行動できておらず、行動できたあなたに嫉妬している場合もあります。
転職を引き止められるのはいいことではない
逆に激しい引き止めにあう場合はその職場がブラックであることを意味しているかもしれません。
というのも、私がこれまでに見てきた転職を引き止める理由はネガティブな理由が多かったからです。
✔︎転職を引き止める理由
- 人手不足で辞められると困るから
- 人員再配置など諸々の手続きが面倒だから
- 管理職の評価が下がるから
- プロパー社員ばかりの古い体質の会社だから
- 転職は裏切りだと思っているから
このため、転職を引き止められる場合は話がこじれやすく、結果的にかなり揉めて退職することになるケースが少なくありません。
中には退職日がなかなか決まらず、転職先に入社日を後ろ倒しにしてもらう人もいます。
転職を引き止められず円満退職する方法
ここまでお伝えしたように、スムーズに転職したければ、できるだけ転職を引き止められない伝え方をするのが最善策です。
転職を引き止められず円満退職するためにできることの例を紹介します。
- 転職先を決めてから退職の意志を伝える
- ネガティブな退職理由を言わない
- 引継ぎの準備をしておく
これらには以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はご覧ください。
また、転職の伝え方を転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントは色々な事例を知っているので、適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
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