信じていた同僚に裏切られた。信頼して悩みを打ち明けたのに、実は私のことを陰で貶(おとし)めていたなんてショック…

こんなショックな経験でをしたことはありませんか。

 

私は転職して間もない頃、まさにそのような苦しい現実を味わいました。

新しい環境に慣れようと必死だった私に、優しく寄り添ってくれた同じチームのAさん。

しかし、裏では私の性格や仕事の仕方について誇張した批判を広め、信頼を踏みにじるような行動をしていたことがわかり、当時は同じ職場の全同僚が敵に思えてしまうほど人間不信になってしまいました。

 

今、職場の信頼していた相手の言動に違和感を感じているなら、私と同じような状況なのかもしれません。

最初に必要なのは「これは自分が悪いんじゃないか」と思い込まず、まずは自分の状況に気づくこと。そのうえで、自分を守る具体的な行動につなげることができます。

そこで、この記事では、私の実体験を交えながら、職場で裏切りにあって人間不信になっている辛い状況を乗り越える方法を紹介します。

私-SARA-
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私も当時、相手の状況を理解し、自分の考え方や気持ち、そして行動を切り替えるだけで思ったよりもあっけなく問題を解決することができました。

 

️職場で裏切りにあって人間不信になった経験談

当時、私とAさんは同じチームで働いていました。

私は転職したばかりではありましたが、その分野ではAさんよりも経験と実績があったためか、Aさんは自分の立場を脅かされていると感じていたようです。

転職直後で自分より社歴が浅く、年下という立場の人間に指摘されたり教わったりすることが面白くなかったのかもしれません。

 

なんとなく他の同僚からの風当たりがキツくなったような気がしていたのですが、ある日、上司からAさんが私のことを悪く言っていると聞きました。

私-SARA-
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気を許していた相手だっただけにとてもショックで、数週間は会社に行くのが怖いくらいでした。

 

Aさんは私について「態度が冷たい」「話し方がきつい」といった批判を繰り返していたのですが、批判の内容は全てが事実というわけではありませんでした。

自分のミスや弱点は隠しながら、私の言い方や行動を誇張して伝えることで、職場の人たちに誤解を与えるよう仕向けていたんです。

さらに驚いたのは、私がAさんにだけ話したはずのプライベートなことまで、職場で広まっていたこと。旅行の計画について話した内容が、まるで私が軽率だったかのようにネガティブに広まっていたことを後から知りました。

こうした彼女の行動から、「新しい人を馴染みにくくする」「職場で孤立させる」ような複雑な戦略があったのだと気付きました。

️職場で裏切り人間不信にさせてくる人の特徴

ここまでの話を心理学的に分析すると、Aさんのような人物は「フレネミー(frenemy)」と呼ばれるタイプに当てはまるようです。

フレネミーとは、「フレネミー」とは、「friend(フレンド:友達)」と「enemy(エネミー:敵)」を組み合わせた造語で、「友達のふりをした敵」という意味を持つ言葉。

表向きは友好的に振る舞いながら、裏では相手を貶めるような言動を繰り返します。

 

以下は各種心理学文献や専門サイトで紹介されているフレネミーの特徴を整理したもの。(参考文献:eo健康朝日パーソナリティセンター

あなたがこの記事を読むきっかけになった同僚はいくつ当てはまりますか?5つ以上該当するなら、その相手をフレネミーと認識してもいいかもしれません。

フレネミー診断チェックリスト
  1. 人懐っこく接しやすい
  2. 特別な関係であると思わされる
  3. 人の悪口や噂話が多い
  4. プライベートをしつこく詮索してくる
  5. 人の不幸な話が好き
  6. おせっかいな部分がある
  7. 何かにつけてマウントを取りたがる
  8. 他の人との距離を空けさせようとする
  9. 誇張して情報操作する
  10. 自分が話題の中心にいたがる

私-SARA-
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私たちが気がつかないだけで、このような特徴を持つ人は、実は意外と身近に潜んでいたりするので、注意が必要です。

職場で同僚を裏切る人の行動の理由

仲が良いと思っていたAさんから裏切られているとわかってからは、精神的に追い詰められる日々が続きました。

「自分の何がいけなかったのだろう」と日々悩み、毎日が不安と恐怖いっぱいで、仕事に行くたびに緊張していたし、誰も信用できないと感じるほど人間不信に陥ってしまいました。

転職して間もないのに「辞めたい」とまで本気で考えるようになってもいました。

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私-SARA-
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でも、Aさんが「フレネミー」であると理解できてからはかなり気持ちがかなり楽になりました。

一般的には、フレネミーが職場で信頼してくれている人を平気で裏切る理由は、満たされない承認欲求や自己肯定感が低いからだと考えられます。

もっと簡単に言い変えると、自分に自信がないんです。

そのため、自分自身を守るために手頃なターゲットを見つけ、その人よりも自分は優れていることを相対的に示すためにポジションを取ろうとするのが彼らの行動原理。

そして、そのターゲットになりやすいのが、入社してきたばかりの新人や、職場に馴染めず情報通ではない人などです。

️職場で裏切りにあって人間不信な状況を解決する方法

彼らの行動の理由がわかれば対処法は意外とシンプルであることがわかります。

私もこれから紹介する方法で、それまで悩んでいたことがほとんど気にならなくなるくらい、状況は改善しました。

早く状況を解決したいのであれば、これから紹介する方法をできるだけ全て試してみるのがおすすめです。

①少しの違和感でも無視しない

まずは「なんだかマウントを取られている気がする」「この人と一緒にいると、不愉快な気持ちになる」というちょっとした違和感に気づくことが必要です。

違和感に気づくためには自分自身の感情に蓋をせず、相手のこれまでの言動を振り返り、相手に対してネガティブに感じたことを素直に受け入れ、違和感を敏感にキャッチすること。

先ほどご紹介したチェックリストをもとに診断して、相手がフレネミーである可能性が高いのであれば、②以降で紹介する内容を実践してみてください。

②距離を取り、個人的な接触を最小限に

必要以上に踏み込まれずに済むよう、コミュニケーションは仕事のことに限定することが効果的です。仕事の話であっても、彼らの前では自分がミスしたことや愚痴・ぼやきなどを言わない方がいいでしょう。

また、雑談やプライベートな関わりは避け、次第に心理的な距離を築きましょう。相手の話に過度に反応せず、自分のペースを保つことが大切です。相手が誰かの愚痴や悪口を言っても、同調しないよう注意しましょう。

とにかく情報を与えないことが重要です。

私-SARA-
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私も二人きりになる場面を作らないように徹底したことで、相手と会話する機会を減らしました。最初はAさんから怪しまれ、何度も詮索されましたが、忙しさを理由にできるだけ相手と話す機会を作らないことを貫きました。

③気にしすぎない姿勢を身につける

相手の言動に過剰反応しないことも大事です。

相手が仕掛けてきたネガティブな雰囲気を、自分の心に入れないよう意識を持つことが重要です。

深呼吸などで感情をリセットする習慣を取り入れると効果的。

私-SARA-
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自分が本来やるべきことに集中していれば、彼らが他人に何を吹き込んでいようと自然と気にならなくなるものです。

④職場で他の人間関係を築く

フレネミーのターゲットになりやすいのは、社内で顔があまり広くない転職直後の新人や集団で群れるのが得意ではない人である傾向があります。

このため、裏切ってきた同僚との関係に執着せず、信頼できる他の同僚や先輩とのつながりを構築しましょう。

社内で多様な人間関係や視点を築くことで心理的な負荷を軽減できます。

⑤仕事で成果を出すことに集中する

フレネミーがもっとも怖いのは、貶めている相手が自分よりも仕事で認められること。

よって、あなたが仕事で成果を出して周囲から認められていけば、ターゲットの対象から外れることも十分に考えられます。

ひたむきに努力していれば、見てくれている人は必ずいます。

そうした同僚たちはフレネミーの性格にも気が付いている可能性があるので、あなたが成果を出して認められることで、あなたをサポートしたり、陰で応援してくれるようになるはずです。

私-SARA-
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すでに職場で孤立している状況だとしても、誠実に仕事に向き合い、成果をしっかりと出していけば、大抵の場合は認めてくれる人が現れます。

職場で裏切られて人間不信になった状況からの変化

私は割とはっきりした性格なので、Aさんがフレネミーだと気付いてからは一気に方針転換しました。

Aさんと一緒にランチに行くことをやめ、仕事以外での接触を最小限にして、自分を冷静に保つ努力を続けた結果、数週間ほどでAさんのことが気にならなくなりました。

何より、自分の業務に集中したことで、仕事の中で必要なアクションが次々と見つかり、Aさん以外の人との連携が必要なことにも気がつき、他の同僚との接点も徐々に増えていきました。

最終的には、Aさんと適切な距離感を保てる関係性を築き、「過度に振り回されない自分」に変われたし、その後はAさんのターゲットから外れた感覚もありました。

職場で裏切られて人間不信になった状況が改善しないなら

私の場合はうまくいきましたが、それでも状況が改善しないこともあります。

なぜなら、フレネミーは社内でパイプが太いケースが多いからです。とくにあなたの同僚や職場が以下に当てはまるなら、簡単には解決は難しいかもしれません。

  • 長年勤めている
  • 社内の序列やネットワークが固まっている
  • 複数のフレネミーが連携している
  • 上司や古株とも良好な関係を築いている

こうしたケースでは、新人や転職者がいくら距離を取っても、一度目をつけられたら彼らの影響力から逃れるのは難しいのが現実です。

 

とくに、 転職してきた人が少ない職場や、自分以外の社員の社歴が長く、すでに人間関係や序列ができ上がっている場合。あるいは、立場上、相手と距離を取るのが難しい(プロジェクトやチームが固定されている)場合などは、自分では状況を変えることはかなり難しいでしょう。

こんな環境では、いくら努力しても自分では変えられない壁にぶつかります。

「社内異動」という手段もありますが、会社によっては機能していない場合も多く、こうした環境では、あなたがどれだけ誠実に努力しても、自分一人の力で状況を覆すのは難しいのが現実です。

すぐに辞めなくていい。でも「選択肢がない状態」は危険

人間関係に悩んでいるとき、一番心をすり減らすのは「逃げ場がない」と感じること。

  • ここを辞めたらどうなるかわからない
  • 次の行き先が見えない
  • 辞めるほどではない気もする

こうした不安が重なり、結果的に自分を守る判断すらできなくなってしまう人は少なくありません。

そして、多くの人がここで動けなくなるのは、「辞める」「我慢する」という二択しか見えていないから。

 

でも、本当に必要なのは、いきなり辞める決断ではありません。

だから、私は、退職や転職を決める前に、もう一つの居場所を持つことを強くすすめています。

それが、サードプレイス(第3の居場所)という考え方です。

私が辞める前にやってよかったこと

本記事のように、私自身も人間関係で心がすり減り、「辞めたい」と思ったことが何度もありました。

でも、そのたびに助けられたのは、「今の会社がすべてではない」と知っていたから。「他にも自分を必要としてくれる場所があるかもしれない」と思えていたからです。

つまり、今の職場以外の選択肢(=サードプレイス)を知っている状態を先につくっていたことです。この状態があるだけで、今の職場での出来事を、少し距離を置いて見られるようになります。

辞めるかどうかは、「安心してから」決めればいい

ここで伝えたいのは、「今すぐ辞めよう。転職しよう」という話ではありません。

辞めるかどうか迷っているときに必要なのは、結論を出すことよりも、判断できる余裕を取り戻すこと。そのために私が役立ったのが、「今の会社以外にも居場所がある」と知っておくことでした。

具体的な考え方や、無理なく「次の選択肢」を持つ方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。

仕事を辞めるか迷った時、サードプレイス(第3の居場所)を持つことの意味 職場の人間関係に悩んだとき。今の仕事をこのまま続けていいのか迷ったとき。 「辞める」「続ける」の二択しかないように感じて、...

 

今やるべきことは「これからどうするか」を急いで決めることではなく、まずは「ここしかない」という思い込みから一度離れること。

そのうえで、今の環境に残るのか、次に進むのかを選べばいい。

私-SARA-
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あなたの人生は、職場の人間関係のために消耗し続けるものではありません。まずは視野を広く持ってみてください。