こんな人のための記事です。
この記事を書く私はこれまでに３回転職しており、最後の転職は30代に入ってからでした。これまでの経験から言えることは、転職回数を重ねるごとに転職をより楽にクリアできたということ。
もちろん転職活動を繰り返すうちに同じ経験に慣れてきたということもありますが、より楽に転職できるようになってきたのはそれだけが理由ではないと思っています。
そこで、この記事では、特別なスキルがない30代の女性でも希望の転職を実現することは十分に可能であることを事例を交えてお伝えします。
Contents
30代・女性・スキルなしでも転職できる理由
以前は「転職は35歳まで」ということが世間的にも言われてきましたが、世の中の常識はだいぶ変わってきていて、一人の人が人生の中で複数回転職を繰り返すことも珍しくありません。
そして、今は年齢に関わらず転職したい人にとっては追い風の状況が広がってきています。
その理由を解説します。
①生産年齢人口の減少
近年、人口の少子高齢化の進行に伴い、日本の生産年齢人口（15～64歳）は1995年をピークに減少し続けています。そして、日本の生産年齢人口は2050年には5,275万人（2021年から29.2％減）に減少するとも見込まれています。
出典：総務省HP
生産年齢人口の減少の影響により企業では必要な人材を確保することが難しくなっているのが現状です。
このため、30代女性は結婚や出産、育児などライフスタイルの変化が大きい時期でもあるのですが、それ以上に労働市場の需給環境は逼迫しているため、30代女性も含めて転職したい人にとっては追い風の状況が続いているわけです。
②経験者採用の増加
日本では従来は新卒一括採用が企業の一般的な採用方法でしたが、前述の生産年齢人口の減少により、企業としては少ない人数でも同じ生産性を出すために、経験者や優秀な人材を求めて積極的に転職者を採用する傾向が出てきました。
特に、30代の経験豊富な女性が持つスキルや知識・経験は、企業にとって貴重なものとなっています。
実際、他の転職サービスを展開する企業と比較して、ここ数年の業績の伸びが著しい経験者向けの転職サービス「ビズリーチ」を見れば、企業が求める人材が経験者であることは明白です。
30代・女性・スキルなしでも転職を成功させる方法
転職したい人にとって追い風の状況下ではありますが、それだけではスキルに自信がない30代の女性が希望の転職を叶えることは簡単ではありません。追い風の状況とはいえ、希望の転職を実現するためには、しっかり事前準備をして、利用できるものは利用していく必要があります。
ここでは、その具体的な方法を解説していくので、できそうなことから実践してみてください。
1. 自己分析を行う
労働力不足の中で自身の強みや専門知識を再確認し、それを転職先にアピールすることが重要です。まずは具体例を交えて自分の強みや弱みをピックアップしてみてください。
具体例
- 過去のプロジェクトで培ったリーダーシップスキルや問題解決能力を書き出してみる
- 前職でのプロジェクトリーダーとしてチームをまとめ、目標を達成した経験や、クライアントとの関係構築が得意だった経験などを振り返ります
自分のこれまでの経験やスキルに自信がなかったり、仕事上での自分の強みを見つけることが難しい場合は、ビズリーチのAIを使った職務経歴書の自動作成機能を使ってみるのがおすすめです。
自分ではわからない強みでも、ビズリーチのデータベースに蓄積された似たような経験の人の事例などからAIが自動で職務経歴書を作成してくれるので、あなたがやるべきことはそれに修正を加えるだけでOK。
職務経歴書を作成しながら自分のこれまでのキャリアや強みを整理できるだけでなく、そこで自動作成された書類を使って転職活動を始められるので、忙しい人でも簡単に転職活動を試せます。
※こちらから登録後、ビズリーチのアプリをインストールしてログインすれば職務経歴書の自動作成機能を使えます。
2. スキルの向上
労働力不足の一方、求人案件が多様化してきています。急いで転職したいわけではないのなら、自分のキャリアと掛け合わせられる新しいスキルや資格を習得することで、転職のチャンスを広げることも可能です。
最近企業からニーズの高い具体的なスキルアップ例として、プロジェクト管理の資格であるPMP（Project Management Professional）を取得することが挙げられます。また、プレゼンテーションスキルを向上させるために、オンラインのコミュニケーションスキルトレーニングを受講することも有効です。
3. ネットワークの活用
30代になると人脈もそれなりに広がっているため、自身のネットワークを活用して業界関係者や専門家とのコネクションを広げることで、求人情報や転職のチャンスを得ることができます。
たとえば、以前共に働いた元上司や元同僚に連絡を取り、業界内の最新動向や求人情報を教えてもらうことができます。
さらに、日本ではまだあまり一般的ではありませんが、LinkedInなどのSNSを活用して、業界関係者や専門家とのつながりを広げることも可能です。
4. 志望動機の明確化
転職活動を開始して企業への応募や面接が始まったら、応募先の企業理念や企業が重視する価値観・文化と自身の志向性を整合させることが重要です。
たとえば、エコロジカルな取り組みを行っている企業に応募する場合、自身の環境保護への関心や過去の関連プロジェクトを強調することがポイントです。
一方で、企業HPなどから企業文化や雰囲気を本質的に理解することは難しいので、ここでは転職口コミサイトを利用するのがおすすめです。
転職会議は各企業に勤める現役社員や退職済社員の膨大な口コミを掲載しているので、企業との面接前にこちらを活用してみてください。
30代・女性・スキルなしでの転職は厳しい？：まとめ
いかがでしたか？
今の転職市場はあなたが思っているよりも厳しい環境ではないので、チャレンジしてみたら予想以上に企業から歓迎された、ということもあるかもしれません。
このような環境下でも、「より福利厚生の整った会社に転職したい」「転職で年収を大きく上げたい」と高い理想を持つ場合には、それなりの事前準備が必要です。
今回の記事で紹介した内容をしっかり準備して、今の時代にあった転職活動をすれば目標を実現することは不可能ではないので、ぜひ頑張ってください。
なお、転職活動には転職サービスの利用が不可欠です。30代女性が利用すべきサービスをまとめたので、以下も参考にしてみてください。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートダイレクトスカウト
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上（ハイクラス会員のみ）という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー１だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
