こんな悩みを抱えていませんか?
私も同じような経験があります。それは、常に私の一挙手一投足をチェックし、細かく口を出してくる上司の存在が原因でした。
前回の記事では、そんな細かすぎる上司達(マイクロマネジメント上司達)の特徴についてお話ししました。

今回は、その上司達によって職場にどんな影響があったのか、そして私自身にどんな変化が起きたのか…さらに、どうやってこの息苦しい状況を改善していったのかをお伝えします。
もし今、あなたが「もう限界かも…」と感じながらも日々を耐えているなら、きっと共感できる部分があるはずです。
マイクロマネジメント上司がもたらした職場の変化

マイクロマネジメント上司が身近にいると、職場の環境や雰囲気はどうなるのか。
私が経験したのはこんな変化でした。
①仕事のスピードが遅くなる
仕事に細かい上司が職場にいると、自分の判断で仕事を進めてしまうと後から細かい指摘が大量に発生したり、一からやり直しになることも珍しくないため、何をするにも「上司の確認待ち」という場面が多くなります。
しかも、上司は人に仕事を任せられないため、自分で多くの業務を抱えて常に忙しい状況。
その結果、確認してもらえるタイミングを掴むのが難しく、プロジェクトが滞ることも少なくありませんでした。
次第に「上司がOKを出さないと進められない文化」が根づき、業務スピードは大幅に低下していきました。
②Yesマンばかりになる
マイクロマネジメントの細かい上司との会議では、意見が出なくなるわけではありません。
でも、出てくるのは当たり障りのない意見ばかりで、革新的なアイディアやチャレンジングな発言は一切なく、上司の意向を忖度したYesマンの声だけが並ぶ場になっていきました。
「どうせ却下される」「面倒くさい」「空気が悪くなる」という恐怖が、職場全体を支配していたからです。
③優秀な人から辞めていく
賢い人ほど、「この環境では挑戦できない」ということにすぐ気づきます。
よって、せっかく優秀な人が転職や異動でチームに入ってきてくれても、一つのプロジェクトを終えたタイミングで、「これ以上ここで成長できない」と判断し、あっという間に辞めていく。
会社自体は名の知れた上場企業のため、優秀な人の採用にそれほど困らないものの、人材の定着率が良いとは言えない状況で、職場に残るのは安定志向のYesマンばかりになっていきました。
こうしてマイクロマネジメント上司の細かい指導の元で様々な弊害が生じていたのですが、会社は仕事が回っていれば満足。
細かい上司に問題があっても、上司は実務では優秀だから、会社としても何も言えない。このように、環境は変わらないまま停滞していきました。
マイクロマネジメント上司がもたらした私自身への影響

職場だけでなく、気がつけば、私自身の働き方や考え方まで少しずつ変わってしまっていました。
毎朝の通勤電車で「今日もまた細かい指摘を受けるのかな」と思うだけで憂鬱な気持ちに…。出社してデスクに着くと、まだ一日が始まったばかりなのに、気持ちはもう疲れている。
①挑戦する気持ちが消えた
最初のうちは、上記の特徴をあまり理解できていなくて、積極的に業務について提案することもありました。
でも、提案するたびに迷惑そうな顔をされたり、何度も否定されたり、やり直しを命じられたりするうちに「どうせダメ出しされる」と考えるようになり、新しいことに挑戦する意欲はすっかり失われていきました。
②自分の頭で考えなくなる
振り返ってみると、マイクロマネジメント上司の下で働いているうちに、次第に「言われたことだけやっていればいいや」という感覚で働くようになっていました。
「考えたところでどうせ否定される。だったら、当たり障りなくタスクをこなした方が嫌われず、私自身の職部での立場も安泰。」
そんな思考停止の毎日になって、仕事が全く面白くなくなっていきました。
③自信・自己肯定感の低下
さらに厄介なことに、こんな働き方を続けるうちに、自分で考える機会が減り、新しい業務にも取り組むことがなくなっていったため、「私って仕事できないのかな」「この職場に私がいる意味なくない?必要とされていないのでは」と自己否定するように。
会社の中での目標がなくなり、モチベーションは下がり、時間だけが過ぎていく感覚に焦燥感を感じる日々でした。
マイクロマネジメント上司の壁を乗り越えた行動【体験談】

当時は、マイクロマネジメント上司に合わせて、ただ無難に仕事をこなすだけの日々で、機械的に仕事をしていて、上司に対して「うざいな」というような気持ちや反発心すら消えてしまっていました。
では、なぜここで私自身が変わることができたのか、状況を変えられたのか。
それは、その当時、「このままではダメだ」と早期に気がつくことができたからです。
私には、将来こうなりたいという明確なキャリアの目標がありました。
当時、私は30代目前。
「このまま数年が過ぎたら、自分はもう二度とやりたい仕事に挑戦できなくなるかもしれない」
そんな焦りが、次第に大きく膨らんでいき、強い焦りを感じるようになっていました。だからこそ、不満を抱えたまま働き続けるのではなく、自分の未来を守るために動くしかない。
そう覚悟を決め、私は2つの行動を取りました。
1. 素直に、そして、がむしゃらにやり抜く
当時の私は、上司の態度の背景にある構造的な問題までは理解していませんでした。
その問題については、「細かい上司へのストレスで限界…真面目すぎて疲れる上司の特徴とは?」の記事で細かくお伝えしています。
それでも、今の状況をなんとか変えたいと考え、他責思考ではなく、「次こそは上司に納得してもらえる成果物を!」という意気込みで、言われたことに素直に耳を傾け、反省し、改善を重ねることに集中しました。
感情的にならず、一つひとつの指摘を受け止め、行動に落とし込む。
それを繰り返すうちに、少しずつ仕事の精度が上がり、気づけば上司から信頼を得られるようになっていました。
2. 自分にしかできないことにエネルギーを向ける
もう一つ大きかったのは、自分の事業に力を注いでいたこと。
実は、私は将来独立したいという目標があり、20代半ば頃から副業として、いくつかの事業(このブログも当時から運営していた自分の事業の一つ)を進めていました。
このため、会社では挑戦できない鬱憤を自分のフィールドで思いっきり発散することができ、試行錯誤し、成長の機会を創り続けることができました。
そのおかげで、「会社がすべてじゃない」という心の余裕を維持することができました。
さらに、マイクロマネジメント上司がいる職場でも仕事に対して前向きで意欲的な姿勢がある、と上司からも見えていたようで、結果的にその姿勢が職場での良い評価にもつながりました。
マイクロマネジメントがうざい上司を撃退する対処法

たしかに、私の場合は、特有の事情があったから耐えられたとも言えるでしょう。
自分でも自覚があるのですが、私は周囲の反応に少々鈍感なところがあり、言い方を変えれば、人より打たれ強い傾向もあるので、上司に何を言われてもある程度は平気だし、気にせずそれをバネに変えて頑張ることができました。
それに、自分の事業という「逃げ場」があったからこそ、成長を感じられず焦っていても精神的に持ちこたえられました。
(あと、実のところ、当時は住宅ローンを組む準備をしていたので、住宅ローン審査のことを考えて社会的信用度の高い上場企業を簡単に辞めるわけにはいかない、という制約もありました…笑)
それからマイクロマネジメント上司の特徴も関係しています。
当時はその上司が、とても厄介で意地悪で自分のことしか考えていないように見えていました。
でも、実際は、上司は本当に仕事に真面目に取り組んで、最高の成果を出したいと考えていたからこその行動だったので、結果的に上司と私の目指しているところが一致していたため、最終的にはうまくいったとも考えています。
だから言えるのですが、誰もが私と同じように、マイクロマネジメント上司との関係を改善できるわけではありません。
上司によっては、どれだけ努力しても信頼関係が築けないケースもあります。
だからこそ、改善を試みても状況が変わらないなら、自分と自分の将来のキャリアを守るために環境を変えることは、現実的で有効な選択肢です。
マイクロマネジメント上司のうざい支配から逃れるために

私はがむしゃらに頑張ることで状況を変えられました。でも、それはあくまで一つの方法にすぎません。
大事なのは、「ここで働き続けるのか、それとも環境を変えるのか」という視点を持つこと。
もしあなたが今、細かい上司との関係に疲れ果てているなら、「このままじゃ自分が潰れる」と思う前に、行動を起こしてほしい。
転職は、決して「逃げ」ではありません。むしろ、自分の未来を守るための「戦略」です。
今までと同じ行動をしていては何も変わりません。
今の状況を変えたいと思うなら、まずは少しの一歩でもいいのでこれまでとは違う方向へ一歩を踏み出すこと。
以下の記事がその次の一歩の後押しになるはずです。

ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートエージェント
【公式サイト】
https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは、 20代に特化した20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント。 20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、一人一人の求職者を担当し、入社までをサポートします。
人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20’s』のみです。マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。
20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつき、内定までサポートします。 書類添削・面接対策はもちろん、内定後の条件交渉も行います。
紹介される全ての求人が20代対象となっており、職種・業種未経験OK求人が豊富なのも魅力。非公開求人も多数取り扱われています。
リクルートダイレクトスカウト
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。
リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上(2021年4月時点/ハイクラス会員のみ)という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。