今の会社に対して「今の会社が合わないと感じる」というような違和感を覚えることはありませんか？
仕事自体はこなせる。大きなトラブルがあるわけでもない。でも、職場の空気になじまないような感覚がずっとつきまとう。
かといって、
「辞めるほどのことなのか、自分が甘えているだけなのか判断できない」
「周りは普通に働けているのに、どうして私は無理なんだろう。」
「職場に違和感があるけど、転職は怖い」
というように、自分がどうしたいのか、どうするべきなのかもよくわからない。
この記事を書く私も同じように悩んだ時期が何度もあります。
私自身はこれまでに3回の転職を経験してきたのですが、今振り返ると、転職前に感じていた直感のような違和感は、ちゃんと意味がありました。
このように、「会社が合わない」と感じるのは、単なる気のせいや一時的な悩みではなく、心や感覚が送っているサインであることが多いと考えています。
そこで、この記事では以下の内容について、私の経験も交えて書いてみました。
- なぜ今の会社が「合わない」と感じるのか
- そのまま働き続けることで起こるリスク
- 「会社が合わない」と感じたときの正しい向き合い方
- 無理せずできる次へ進むための一歩
会社が合わないと感じたまま働き続ける3つのリスク
「今働いている会社が合わないかもしれない」という違和感を持ったまま働き続けると、実は気づかないうちに様々なネガティブな状況を引き起こしていることがあります。
そして、気づいた時には「時すでに遅し」という状況になってしまった人も珍しくありません。
合わないと感じる会社で働き続けるとどんなリスクがあるのか、具体的にまとめてみました。
リスク①：心身・メンタルへの影響
合わない環境で頑張り続けていると、自分は大丈夫だと思っていても心や体は正直に反応します。
たとえば、
- 朝、布団から出られない
- 理由もなく息苦しさや動悸がする
- 眠りが浅い
- 食欲が乱れる（食べられない、食べすぎる）
- 仕事中ずっと緊張している
などの症状が出てきます。
最初は体調を崩し、そして後から心に影響が出てきます。そして、メンタルは一度崩れると回復にとても時間がかかります。
「まだ若いからなんとかなる」「もう少しだけ頑張ろう」という精神論は、むしろ危険なことでもあると知っておいてほしいです。
これは、あなたが悪いわけでも、弱いわけでもなく、ただ単に「環境と合っていないだけ」です。
こうした小さな違和感を無視し続けると、ある日突然気持ち的にしんどくなる、受け入れられなくなる、ということはよくあります。
実際、私は職場の人間関係でそれを経験しました。その時のことを詳しく書いている記事があるので、以下の内容に心当たりがある方は読んでみてください。
リスク②：成長が止まり、キャリアが停滞
合わない場所にいると、自分の本来の能力が発揮できなくなります。または、まだポテンシャルがあるはずなのに、それを引き出すことができなくなります。
- 頑張っているのに成果につながらない
- 吸収できるものが何もない
- 仕事がただ辛いだけで、自分が成長している感じがしない
- 周りのレベルが低い
- いつも同じ業務の繰り返しで何の変化も進歩もない
今の会社でこう感じているなら、そこで長く続けてはいけないサインかも。
人は「自分に合う環境」に移動するだけで、驚くほど変わることがあります。
同じ人でも、「環境A」では、それほど成果も出せず自信を失っていたのに、「環境B 」に移ったら才能が開花する。
そして、豊富な経験やノウハウを自分の中に蓄積することができ、人脈もできて、キャリアも年収も大幅にUP。
これは全然珍しくない話です。
そして、成功している人ほど、合う環境を選び取るのが上手い。優秀な人ほど会社を辞める決断が早い。だからこそ成果が出る。
逆に言えば、合わない環境にいる限り、あなたは「その環境に合っている誰か」の引き立て役になり続けてしまう。そして、輝く機会を持てぬまま年をとってしまう。
一度きりの自分の人生、それでいいのでしょうか？
当時のことは以下の記事でも書いているので、今キャリアに不安を感じているのに会社を辞めるべきか悩んでいる人に読んでほしいです。
リスク③：大切な時間の浪費
人が死ぬ時に一番後悔することを知っていますか？
上位５つをみてみると、「会社が合わない」と感じたまま同じ環境で働き続けることが、いかに愚かなことなのかがわかります。
✔︎死ぬときの後悔ランキング
1位：自分の人生を歩めば良かった
2位：一生懸命働かなければ良かった
3位：自分の感情や心の声に従えば良かった
4位：友達と連絡を取り合ってまた会えば良かった
5位：自分を幸せにすべきだった引用元：MESSAGE BANK
このランキングを見るとわかるように、「自分の気持ちを押し殺して働く時間」こそが、本当に人生の後悔につながりやすいのだと思います。
今の状況で自分が死ぬ時のことなんて意識するのは少し難しいかもしれません。
でも、会社は1日の大半、人生の多くの時間を過ごす場所でもあります。それならば本来の力を発揮できる会社や、同僚と切磋琢磨しながら楽しく過ごせる環境で働くほうが、きっと何倍も充実しているし、楽しいと思いませんか？
人生は本当に短いです。
気づいたら半年、そして1年、10年があっという間に過ぎてしまいます。
「会社が合わない」と感じるのは弱さではなく、あなたの人生を守るための重要なサイン。
自分が感じた違和感を無視しないでほしいと思います。
「会社が合わない」という直感は次のステップへのサイン
会社が合わないと感じる違和感は、必ずしも「不満」や「人間関係の悩み」だけが原因ではありません。
むしろ、「前は気にならなかったのに、最近どうしても合わない気がする」という言語化しづらい違和感こそ、重要なサインです。
これは決して甘えでも弱さでもなく、あなた自身の価値観や人生のステージが変わったから起きている変化です。
私自身もこれまでの3回の転職を振り返ると、「何だか今の環境に合わなくなってきたかも」と感じ始めたときは、いつも次に進む前のサインだったと感じています。
たとえば以下のような感覚です。
- 仕事内容は好きなのに、会社のスピード感がズレてくる
- 人間関係に不満はないけれど、価値観が合わなくなる
- 働き方がライフスタイルと噛み合わなくなる
こうした変化は、「そろそろ環境を見直していいよ」という合図なんだと思います。
少し話は逸れますが、私の母が「置かれた場所で咲きなさい」という本を絶賛していたことがありました。
母の世代には響く内容なのだと思うのですが、私自身はタイトルを見ただけで「いや、私は合わない場所で咲こうとしなくていい」と感じてしまいました。
このように時代も価値観も、働き方も変わりました。今は、自分に合った環境を選び取り、動いていく人のほうがうまくいく時代。
たとえ今感じている違和感が明確な不満や悩みではなくても、「会社が合わない気がする」という感覚があるなら、それは次のステージへ進む準備ができてきたサインです。
「会社が合わない」と感じた後の最初の一歩とその後
今の会社が合わないからといって、いきなり会社を辞める必要はありません。
そもそも、会社を辞めるのが怖いと感じるのは当然です。
では、最初の一歩として何をすればいいのか、具体的に今すぐできることをお伝えしていきます。
① まずは「外の世界」を覗いてみる
まずはこれだけでOKです。そして、これはもっとも気軽で、もっとも効果がある一歩。
- 他の会社はどんな雰囲気なのか
- 今転職するとしたら、自分の市場価値はどれくらいなのか
- 今より合う環境が本当にあるのか
こうした疑問は、転職サイトや転職エージェントを覗くだけでも簡単に確認することができます。
いきなり応募しなくても大丈夫。面談しなくても大丈夫。最初は登録しただけで終わっても問題ありません。
たとえば、ハイクラスの転職で知られるビズリーチに登録すると、自分に興味・関心を持ってくれた企業やヘッドハンターからスカウトが自動的に届きます。
あなたは登録したら受け身でOKです。
そして、このスカウトの傾向をみるだけでも、転職した時の自分の想定年収水準や他の企業の雰囲気の一部がわかることもあります。
ただ、「外の情報を取り入れる」という行動を取るだけで、自分の今の立ち位置や他の企業の様子が見えてきます。
多くの人はここを難しく考えすぎて、限界まで我慢してからようやく動き始めます。
② 意外とすぐに「合う会社」が見つかることもある
これは私自身が経験したことですが、本気で転職活動をしていなかった時期に、軽い気持ちで登録して、ちょっと求人を覗いただけで予想外の会社から声がかかり、気づいたら転職したい気持ちが強くなっていました。
そして、この状況に流されるまま行動して、結果的に転職していたということがあります。
この時のことはこちらの記事にも経緯を書いています↓
これは決して珍しい話ではなく、「動いた瞬間から流れが変わる」というのは本当にあること。
③ 比較してみることで、意外な真実が見えることもある
これはすごく大事な視点で、「なんとなく合わない気がする」と思っていたのに、他社の文化や働き方を見てみたら、「意外と今の会社のほうが私に合ってるかも」と気づく人もいます。
でも、比較してみなければ、本当の答えは見えてきません。
「辞める」か「残る」かではなく、まずは自分で判断できる材料を集めることが大切です。
④ 他の会社を見ることで、自分の「課題」が分かることもある
もし他の会社を見ていく中で、転職したい企業が出てきた一方で、 今のスキルや経験では不十分だと分かることもあります。
でも、それで悲観的になる必要はなく、目指すべき方向性が見えたということだと前向きに捉えてください。補うべきスキルや経験が見えたなら、そこに向けて勉強したり経験を積めばいいだけです。
そして、適切な時期に本格的に転職活動してみればいいんです。
一方で、もし行動していなければ、それに気づくことができなかったし、今後気づけたとしてもその頃には手遅れで、挑戦することさえできないという状況になってしまうかもしれません。
行動したことによって、今の自分の状況を客観的にみることができるようになること自体が、次のステージへの大きな前進になるわけです。
「会社が合わない」と感じたら「まずは動いてみる」という選択を
悩んでいるだけでは、答えは一向に出ないし、むしろ状況はどんどん悪化していく可能性すらあります。
でも、「会社が合わないかもしれない」という直感をきっかけとして、外の世界に触れた瞬間から、少しずつ道が開けていきます。
大事なのは、辞めるかどうかではなく、まず外の世界に触れること。
今は本当に便利な時代で、家にいながらでも仕事の休憩中でも、オンラインで始められます。
30代以降ならまずはビズリーチに、20代ならとりあえず
リクルートエージェントに登録してみる。それだけでOKです。
この行動が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
いきなり会社を辞める必要も、今すぐ結論を出す必要もありません。まずやるべきことは 小さなアクションだけです。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
ビズリーチは登録手順も簡単です。詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
リクルートダイレクトスカウト
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。
リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上（2021年4月時点/ハイクラス会員のみ）という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー１だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは、 20代に特化した20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント。 20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、一人一人の求職者を担当し、入社までをサポートします。
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20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつき、内定までサポートします。 書類添削・面接対策はもちろん、内定後の条件交渉も行います。
紹介される全ての求人が20代対象となっており、職種・業種未経験OK求人が豊富なのも魅力。非公開求人も多数取り扱われています。
noteも書いてます。noteでは「転職」に限らず、仕事をする中で日々感じたことや気づきなどをラフな感じで書いています。こちらもぜひ読んでみてください。
