こんな悩みに答えます。
- テレワークで残業が増えるカラクリ
- テレワークでは個人の能力が可視化される
- 無能な上司からはできるだけ早く離れるべき
テレワークで残業が増えたというと、「時間管理やオンオフの切り替えなどがうまくできていない」のように個人の問題として取り上げられることが多いですよね。
でも、数年間フルリモートで在宅勤務してきた私の経験から言えるのは、テレワークで残業が増えるのはマネジメント側の問題も大きいということ。
そこでこの記事では、テレワークで残業が増える理由とテレワークの問題点、そして残業を減らすための方法について、私の経験をもとに紹介します。
私自身もこれで働き方を改善できたので少しでもお役に立てると嬉しいです。
Contents
テレワークで残業が増えるカラクリとは?
テレワークは通勤がなくなり、人間関係のストレスが軽減されたりとメリットも多いのですが、逆に残業が増えたことで私は心身ともにボロボロになってしまいました。
当初は自分の仕事の進め方に問題があると思い、仕事がデキる同僚や上司にアドバイスをもらって業務の効率化に取り組みました。
さらにスキルを高め、自分自身が成長することで仕事を片付けるスピードも格段に早くなりました。
それでも残業が減らず、むしろ残業時間は増えていくばかり…最終的に問題は上司のマネジメントにあることに気がついたんです。
私が身を持って経験したテレワークで残業が増えるカラクリは以下のとおりです。
①業務量が多すぎる
まず、そもそも一人あたりの業務量が多すぎる場合、いくら努力しても残業時間は減らないのですが、出勤時と比べるとテレワークではさらに一人あたりの適切な業務量が見えづらくなります。
このため、管理職は適切な業務配分ができなくなってしまうわけです。
また、個人の努力により残業時間が減っても、テレワーク下ではその過程を確認することが難しいため、「残業時間が減った=より多くの仕事ができる」と考える管理職もおり、その場合は残業時間が減った分新たな仕事を任されます。
②会議が増える
テレワークになり対面でコミュニケーションする機会が減ったことで、無駄な会議が増えたことも残業時間が増えた要因です。
「メールやチャットより会議で話したほうが早いよね」という理由で、30分〜1時間の時間をおさえられてしまうと、その時間はそれ以外の作業ができなくなります。
これにより自分が直接関係ない会議への出席も求められるようになり、気がつけば朝から夕方まで会議でびっしり…
③ミスコミュニケーションが増える
対面で仕事をしていたときはちょっとした疑問点も隣の席の人に聞けば解決することも多かったのですが、テレワークの場合はそうした気軽なやり取りができなくなりました。
質問があるときは会議中に聞くか、チャットで確認するのですが、対面でないとどうしてもニュアンスが伝わりづらかったり、時系列で情報連携できないこともあり、ミスコミュニケーションが増えました。
これにより作業のやり直しが増えたり、不要な作業により時間を無駄にすることが増えました。
とくに上司からの指示が代表的でした。上司は「これくらい言わなくてもわかるだろう」という前提のもと指示を出してくるのですが、こちらからすると解釈が難しかったり、誤解したまま仕事を進めることも少なくなかったです。
④評価軸が残業時間の長さ
残念ながら今でも「長く働いた人のほうが努力している」という価値観を持っている人も少なくありません。
このような上司のもとで働いていると、どうしても残業時間は増えがちで、同僚の残業時間が長いほど、焦りの気持ちから自分も残業しなくてはならないと錯覚してしまいます。
とくにテレワークの場合は終電という概念がないので、深夜遅くまで働き続けることができてしまいます。
⑤退職者が増える
こうしてテレワークになって残業時間が増え、コミュニケーション上のストレスが溜まり、私の所属していた部署では退職者が後を絶ちませんでした。
幸か不幸かテレワークでは転職活動は非常に取り組みやすいです。(最近では多くの企業でWeb面接を導入しているので、自宅にいながらにしてバレずに転職活動できます。)
退職者が増えると、そのしわ寄せが残るメンバーにかかってきます。
つまり、抜けた人の仕事は残るメンバーが引き受けるため、残業時間はさらに増えていきます。
新規採用しようとしても、面接を行う管理職に人を見る目がなければ、Web面接ではさらにミスマッチが生じやすく、せっかく採用してもすぐに辞めてしまいます。
テレワークでは一人一人の能力が可視化される
テレワークが一般的になり始めて、「テレワークで仕事ができる人とできない人の二極化が目立ち始めた」という話は耳にしたことがあると思います。
実はこれは管理職にも言えることです。
というのも、正直言ってしまうと、テレワークになって初めて自分の上司の無能さに気づいてしまいました。
元上司は部下の志向や健康状態に全く関心がないために仕事の配分がめちゃくちゃ、とりあえず会議をするのが好き、論理的に説明ができない…など、テレワークで彼の無能さが浮き彫りになってしまいました。
オフィスに出勤しているときはなんとなくカバーできていたのかもしれません。
あなたの上司はどうですか?
無能な上司からは早めに離れるのが吉
自分の努力だけでは働き方を改善することができないことがわかったら、できるだけ早くその職場から離れた方がいいです。
私は最初の数年間は「いずれ上司も気がついて働き方も改善されるだろう」と期待してしまっていたのですが、他人に期待しても他人を変えることはできません。
上司の上司に訴えることもできますが、解決するには時間がかかるし精神的にも疲弊します。会社でのあなたの評判に傷が付く可能性すらあります。
私たちにできることは「この人のやり方はこうなんだ」と割り切ること。そして、自分にもっと合う場所を探すことです。
今は働く場所や働き方、一緒に働く人を自分で選べる時代です。
何をやっても状況が変わらないことを悟り、私はすぐに転職活動を始め、一ヶ月半ほどでより自分に合うと思える職場に出会うことができました。
まとめ
テレワークで残業が増えているのは、自分の能力が低かったり努力が足りないことが原因ではないかもしれません。
あなたの上司が原因を作っているのであれば、できるだけ早くそこから離れましょう。
働きすぎは健康を害したり人間関係を悪化させるなど人生を破壊するリスクだってあるからです。
相手に期待することをやめ、自分がどんな働き方をしたいのかを優先することが大事です。
他に社内でやりたいことがあり、異動できるのであれば異動するのもいいと思います。そうでなければ転職という道もあります。
転職は思っているほど難しいことではありません。「とりあえずやってみる」ことで人生が劇的に変わることもあります。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
■20代に強い転職エージェントまとめ
■30代向けの転職エージェントまとめ