毎日、終電ぎりぎりまで働いて、帰ったら日付が変わっている。家に帰っても頭の中は仕事のことでいっぱいで、疲れているのになかなか寝付けない。
そんなふうに、自分を責めながら働き続けていませんか?
私も同じでした。
在宅勤務のときでも一日中パソコンの前に張り付き、食事と睡眠以外はすべて仕事。休日も頭の中は常に締め切りが迫っているタスクでいっぱいでした。
でも、あの頃の私は、「仕事が遅い自分が悪い」「頑張れば報われる」と思い込み、無理をして働き続けていました。
結果的に、当時の私は健康や自分の時間、家族との関係、そして「自分らしさ」も失っていました。
この記事では、かつて深夜残業が当たり前だった私が「何を失い、どう立ち直ったのか」をお話しします。
定時で帰れないのが当たり前になっていた理由
繁忙期など一時的に残業が続くのは、どんな仕事にもあること。それ自体が悪いわけではありません。
けれど、毎日のように深夜近くまで働く生活が何ヶ月も続いているのに、「仕方がない」と状況を受け入れてしまっていたり、「これっておかしい」と感じなくなっていたとしたら、危険なサインです。
私自身も、以下のような環境で働いていて、知らず知らずのうちに遅くまで残業するのが当たり前になっていました。
- 「残業している人=頑張っている人」とみなされる文化
- 人手が足りないのに、誰も問題を指摘しない空気
- 業務効率を上げると、逆に仕事量が増える矛盾
- 無駄な会議に時間を取られ、絶対に定時で帰るのが不可能な時間配分
当時の私は、そんな環境に疲弊しながらも、「自分が頑張れば、チームで効率を上げれば、いずれ状況は改善する」と思っていました。
でも、今振り返ると、それは「頑張り」というより「思考停止」状態でした。
本来なら、組織として改善すべき仕組みの問題を、自分一人が我慢していればそのうちなんとかなると思っていました。
残業が多い会社で私が失った5つのもの
あの頃の私は、毎日深夜まで働くことが普通になっていました。
気力も体力も限界を超えているのに、「これが社会人としての責任」「この会社にしがみついていないと私の居場所はない」だと信じ込んでいたのかもしれません。
でも、同時に、仕事を頑張る代わりに、少しずつ大切なものを失っていきました。
失ったもの①:健康
最初に不調を感じたのは体調面。
突然胸がドキドキして止まらなくなったり、何もしていないのにクラっとめまいがしたり、夜中にお腹がキリキリと痛むことが増えていきました。
病院では「ストレス性の可能性が高い」と言われ、でも、休むべきなのに、「私が抜けたら仕事が回らない」と思って仕事を続けていました。
仕事に追われいると自分の体調を気にかける余裕すらなくなります。「ただ疲れてるだけ」と思っていても、もしかしたらそれは体の限界のサインかもしれません。
失ったもの②:家族との時間
当時はリモートワークも多かったのに、家族との会話がほとんどなくなりました。
体は家にいるのに、心はいつもパソコンの画面の中。食事をしていても、頭の中では「次にやるべき仕事」がぐるぐるしている。話しかけられても、返事すら上の空でしていました。
家族は心配して支えてくれたけれど、「そんな働き方おかしい」と言われて、イライラして言い返してしまうこともありました。
休日はこっそり仕事を続けるか、寝て終わり。出かける気力もなく、「休みの日くらいゆっくりしよう」と言われても、頭の中では常に仕事のことを考えていました。
失ったもの③:自己投資の時間
本を読んだり、映画を観たり、英語を勉強したり、人に会ったり。以前は、そんな時間をとても大切にしていました。
でも、忙しさが続くうちに、それらは真っ先に削られていきました。
英語のオンライン授業を申し込んでも、「今日は疲れたから明日やろう」と思っているうちに何ヶ月も経っていました。
副業の時間も取れず、副業からの収入も減少。
でも、それ以上に失ったのは「自分を成長させたい」という気持ちでした。
自分のエネルギーをすべて仕事に使い切っていたので、それ以外のことを考えたり実行する余力がほとんどありませんでした。
失ったもの④:健康的な生活リズム
夜中まで働き、寝不足のまま朝を迎える。お昼もコンビニのおにぎりを片手に会議資料を作る。当時はこんなルーティンの繰り返しになっていました。
リモートワーク最盛期の頃は、運動どころか、外に出る時間さえなくなっていました。
食事は簡単に済ませられる炭水化物中心。仕事に集中するための「燃料」として食べていた感じです。
数ヶ月後、体重は明らかに増え、体が重く感じるのに、どうする気力も起きない。
当時の詳しい状況はこちらにも書いています↓
健康を気遣う余裕がない生活は、心の健康も奪っていきます。
「ちゃんと食べてるのに疲れが取れない」「寝てもスッキリしない」という状態が続いているなら、すでに危険信号かもしれません。
失ったもの⑤:自分らしさ
朝起きて仕事して、夜中に倒れるように眠る。その繰り返しの中で、自分という存在が薄れていく感覚がありました。
ヘアサロンもネイルも行けず、服を選ぶ時間すらない。
オンライン会議でもカメラはOFFで参加OKだったので、「人に見られないから」という理由で、いつの間にか身なりに気を使わなくなっていました。
そして、将来のことも考えている余裕がなくなりました。
結婚や出産、その先の夢や目標。どれも自分には関係のないことのように感じてしまうほど、仕事以外のことを考えている時間を取れませんでした。
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あの頃の私は、こうして何かを失っても気づけないほど麻痺していました。でも、私たちは仕事のために生きているのではなく、人生を豊かにするために働いているはず。
この記事を読んでいるあなたが同じ状況なら、これは勇気をもって状況を変えるべきタイミングです。
残業が多い会社を辞めたいなら行動に移そう
この会社に勤めた数年間で学んだことや得たこともたくさんあります。
でも、自分の健康や家族、そして自由な時間を犠牲にしてまで働き続けるほどの価値はないです。
会社の仕組みや人員配置を整えるのは、社員ではなく経営者と管理職の責任です。
私がラッキーだったのは、励ましてくれたり「会社を辞めてもいいよ」と言ってくれる家族がいたことや、同僚との関係が良好で本当につらいときには相談したり愚痴を言い合ったりすることができたこと。
だからこそ、自分が壊れる前に転職という道を選ぶことができました。
このため、私は自分の悲惨な状況に気がついてからは、転職すると決めて完全に気持ちを切り替えて、転職活動を最優先に取り組みました。
会議が入っている時間でも、「通院のため欠席します」と適当に理由を作って休んで、面接を受けたこともありました。
こうして私は1ヶ月半で転職活動を終え、無事希望の会社に転職できたわけです。
まとめ:残業が多い会社をやめたいときにできること
転職するとなると「会社に迷惑をかけるかもしれない」「私がいなくなったら業務が回らなくなるかもしれない」と不安になる気持ちはわかります。
でも、もうあなたは十分に頑張ってきたはずです。
働く環境を変えるだけで、人生は本当に変わります。
明日を変えるには行動を変えること。忙しい中でも小さな一歩でいいので前に進んでみてください。
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