こんな悩みに答えます。
- いまだに根強い「残業=美徳」
- 女性の方が残業が辛いと感じやすい理由
- 残業が常態化している職場からは逃げるが勝ち
結論から言うと、女性の方が残業が辛いと感じるのは当然です。
男女で分けるのはあまりよくないですが、女性の働き方に対して理解のない会社に長くいるほど、自分の身を削ることになります。
この記事を書く私はこうした強い危機感が退職のきっかけとなりました。
そこでこの記事では、残業の多い職場では女性がいかに不利なのかについて、私の考えをつらつら書いてみました。
Contents
いまだに根強い「残業=美徳」
40代より上の世代になると、いまだに「残業は当たり前」「たくさん残業した方がえらい」という考え方の人が多い気がします。
「なぜ残業が辛いのか理解できない」という人すらいるほどです。
とくに男性や未婚で仕事以外に趣味のない女性はその傾向が顕著です。
彼らの若い時代はそれでよかったかもしれません。
でも、今の時代、専業主婦の奥さんが家のことは何でもやってくれて、仕事だけに集中できる人ばかりではありません。
むしろそうではない人の方が多数です。彼らと一緒にされたらはなはだ迷惑です。
女性が残業が辛いと感じる理由【女性の方が圧倒的に不利】
今でも多くの家庭ではほとんどの家事負担を女性が担っている場合が多く、男性と同じ時間だけ会社で働き、出社前や帰宅後にも家事をこなしていると考えると、女性の方がより残業が辛いと感じるのは普通のこと。
ここでは、私たち女性の方が残業が辛いと感じやすい理由をさらに分解してみていきます。
※男性が協力的な家庭は当てはまらない内容も多々あると思いますので、ご了承ください。
女性の方が家事負担が重い
先ほども少し述べましたが、ほとんどの家庭では今でも女性の方が家事負担が多いのは言うまでもありません。
家事負担が女性に偏りがちなのは個人的にはそれでもいいと思っています。
料理や子供の世話など細やかな家事はどちらかというと女性の方が得意な場合が多いので、得意な方がやればいいと考えるからです。
とはいえ、そんな状況で1日何時間も残業するのは無理です。そして、それに理解がない会社や男性社員が多いのも事実です。
家事にも思考力が必要
世の中には家事を甘く見る人もいますが、毎日の献立や家族の健康を考えるようになってからは、家事は会社の仕事並みに重労働だと気がつきました。
体力的な問題だけではなく、家事はものすごく思考力も必要となるからです。
会社でも頭を使い、家庭でもフル回転で頭を使っていると、会社だけで働いている人より強く疲労を感じるのは当然ですよね。
最近は本やネットで家事の効率化術も多数出回っていますが、家事のことを全く考えない人(多くの男性)と、日々効率化を考えながら家事をする人(多くの女性)では、後者の方が圧倒的に大変なのは明らかです。
睡眠不足は不妊の原因
会社で長時間働き、家事負担が多い女性の場合はどうしても寝不足の生活になってしまいます。
そして、睡眠不足は不妊の原因になります。
産業カウンセラーの萩原 由紀さんによると、睡眠不足は卵子の質の低下や受精率の低下を招くのだそうです。(リナブルより引用)
睡眠不足による不妊の影響は男性も同じなのですが、今でも「不妊の原因は女性」と思い込んでいる男性も多く、どうしても女性は肩身のせまい思いをしてしまいます。
女性が管理職になるハードルが高い
こんな状況の中で、家事や子育てをしながら残業時間を減らすべく、会社での生産性を向上させて効率よく成果を出す術を身につけている優秀な女性もとても多いです。
それでも多くの会社では、より長時間働いた人の方が評価されやすい傾向があるのも否めません。
これはやはり根底には「長時間労働=美徳」という意識が日本の会社にはあるからでしょう。
この結果、仕事を優先するか家庭を優先するか選ばなくてはならず、仕事を優先して仕方なく残業する女性も少なくありません
副業している女性も増えている
最近では副業を始める女性も増えています。
パーソル総合研究所の調査によると、副業している男女の比率は男性の方がわずかながら上回るものの、男女でそこまで大きな開きがあるわけではありません。
出典:パーソル総合研究所
女性の場合はそれなりに家事負担もあることを考えると、会社の仕事に家事に育児に副業に…と相当な労働時間です。
「ならば副業なんて面倒なことするなよ」という声も聞こえてきそうですが、今の時代、一生会社が守ってくれるわけではありません。再度職探しとなると、日本の会社ではやはり男性の方が有利です。
また、頑張っても評価されづらく、家事・育児に理解がなく融通が効きづらい日本の会社では長く働けるイメージが持てないため、将来的には副業を主軸にフリーランスなどで稼いでいきたいと考える女性も多いのですが、残業が多い会社では副業する時間も確保しづらい状況です。
残業が常態化している職場を辞めないなら人生消耗するだけ
こうした残業が当たり前の会社は、残業を強要したり、残業しない人をあからさまに評価しないなどの対応をとってきます。
みんなが辞めないから会社も安心していつまでも今の状態を続けて現状を改善しようとしません。
こんな古臭い会社はさっさと辞めるのが賢いです。
あなたが我慢したり会社を変えようと努力しても無駄に終わるだけ。
「他人を変えることはできない」とはよく言いますが、会社を変えることはさらに不可能だからです。(よっぽどの権力者や役職者であれば話は別。)
私はさっさと見切って自分と近い考えを持つ人たちが多い会社に転職しました。これにより何年も我慢していたことが、転職しようと行動し始めて2ヶ月ほどで劇的に改善しました。
人生こんなもんです。
自分が動き始めれば、自分の向かいたい方に環境は変わっていきます。
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