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残業が辛いと感じるのは甘え?|女性が男性よりも疲れやすい理由

 

毎日遅くまで働いて、気づけば終電。疲れ切っているのに、「自分がの仕事が遅いせいだ」「他の人も頑張っているのだから弱音は言えない」と思い込んでいませんか?

でも、女性が残業を辛いと感じるのは甘えではありません。

体力、メンタル、ホルモンバランスなど、日々の生活の中で女性の体には男性と違う負担がかかっています。それを無視して同じペースで働き続ければ、必ずどこかで限界がきます。

 

そこで、この記事では、女性にとって長時間残業がきついと感じる根本的な理由と、
そのまま無理を続けた場合に起こる危険信号について、私の経験も交えながら整理しています。

この記事を読むと「今の働き方を変えないと自分が壊れてしまうかもしれない」と感じてしまう人もいるかもしれません。

私-SARA-
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でも、これは焦りではなく、自分を守るためのきっかけになると思います。今日から少しずつでもいいので、働き方を見直していきましょう。

 

女性である私が残業で体力の限界を感じたとき【実体験】

この記事を書く私も長時間労働を長年経験してきました。私が以前勤めていた会社では、毎日のように深夜まで働くのが当たり前のようになっていました。

男性が多いチームの中で、とくに上の世代のメンバーは「長時間労働は努力の証」と考える人が多く、誰もそれを疑問に思っていないような空気感。

日中は会議が立て込んでいて、自分の作業に取りかかれるのは終業時間を過ぎてから。在宅勤務の日も、重要な会議や資料の締切が近づくと深夜にオンラインミーティングが入るのは当たり前。

 

一日中パソコンから離れられず、気づけば、トイレに行くことも食事をとることも後回し。いつも疲れ切っていて、朝起きても体の重さが抜けない。

私-SARA-
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そんな状態が続き、常に繁忙期のような状態でした。

 

当時はそれを「みんな頑張っているから、自分もやらなきゃ」と思い込んでいて、辛いけどただ日々をこなすだけで精一杯でした。

でも、実際にはあの残業地獄を辛いと感じている男性の同僚達も多かった中で、女性の私がより仕事が辛い、キツいと感じるのは当然だったとはっきり言えます。

女性の方が残業が辛いと感じるのが当然な理由3つ

男性ばかりの職場で働いていると、「どうして自分ばかり、こんなに疲れてしまうんだろう」と感じてしまうかもしれませんが、自分を責める必要はありません。

男性と同じように働いていても、女性の方が疲れが取れづらかったり、気持ちが沈みやすいと感じるのは自然な現象だからです。

私たち女性が疲れやすいと感じるのには、ちゃんと理由があります。

理由①:女性の仕事は会社だけではない

最近では家事や育児に協力的な男性も増えてきましたが、実際のところ、家庭の中で女性が担う役割の方が圧倒的に多い傾向があると感じます。

私の周りを見ても、男女共働きの家庭ではほとんどの場合、女性の方が家事全体の段取りや細かい気配りを担っているケースが多いです。一方で、男性側は「自分も家事をやっている」と思っていても、男性が認識していない「見えない家事」を女性側が担っています。

たとえば…

  • 食材や日用品の在庫管理
  • 献立を考える
  • 洗剤などの日用品を補充する
  • 家族のスケジュールを把握して調整する

全員が当てはまるわけではないかもしれませんが、そうした日常の積み重ねがある中で、会社では男性と同じように長時間働いているので、女性の方が疲れてしまうのは当然ではないでしょうか。

 

ましてや、これは私の考えではありますが、そもそも男女の間には体力差もあるわけなので、男性より女性の方が「体力的にも疲れやすい」とも思っています。

通勤するだけでも体に負担がかかるし、オフィスワークであったとしても、長時間座りっぱなしの作業を続けるだけでも、一般的には男性よりも感じている疲れは強いのでは、と思っています。

私-SARA-
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だからこそ、仕事だけでなく、家庭でも責任を背負う女性が残業して「疲れた」「もう無理」と感じるのは、自然な反応だと思います。

理由②:メンタル疲れ(仕事以外にも悩みが多い)

家庭のこと、人間関係の調整、美容や健康への意識、将来に対する不安ーー。女性は仕事が終わっても頭の中は常に「やることリスト」でいっぱいで、脳や心を完全に休める時間がほとんどありません。

実際、女性の方が仕事以外の悩みも多いことが調査結果からわかっています。

引用元:大正製薬「疲れやすいのは女性?男性?疲労の違い」

 

(もちろん感じ方は個人差がありますが、)男性と同じ時間働いて同じように悩んでいても、女性の方が悩みの範囲が広い傾向にあり、仕事が終わっても脳は働きっぱなしなので、女性がより疲れを感じやすいのも仕方がないと思わざるを得ません。

 

さらに、脳科学の観点からも、女性は男性に比べてセロトニン(「幸せホルモン」とも呼ばれます)の分泌量が少ない傾向があることが報告されています。

男性はセロトニン分泌能力は、女性の1.5倍といわれています。女性はもともと少ないうえに、生理周期に連動してセロトニン分泌も変動するんです。
たとえばこんな影響が…
➊不安傾向:女性の方が不安傾向が高い
➋うつ病リスク:女性の方がうつ病リスクが高い
➌PMS:生理前のセロトニン減少が関連
➍疲労感:女性の方が脳が疲れやすいとされ、セロトニン量の少なさがその一因と考えられている

参照先:threads

 

このように、女性は身体的な疲労だけでなく、精神的な負担にもさらされやすい構造を持っています。よって、「なんとなく疲れが取れない」「休日も頭が休まらない」と感じるのは、努力不足ではなく、むしろ自分を守るための自然なサインなのかもしれません。

理由③:女性特有の体調変化

女性にとって、生理やホルモンバランスの変化は一生付き合っていかなければならないもので、月に一度やってくる生理周期は、仕事とは関係なく容赦なくやってきます。

それでも多くの女性が、どんなに体調が悪くても「周りに迷惑をかけたくない」「甘えていると思われたくない」と自分を奮い立たせて働いています。

 

もちろん私もその一人です。とくに生理前になると気分が沈みやすくなり、イライラや倦怠感が強くなります。また、便秘がちになったり、暴食しては自己嫌悪に陥る──そんな波が毎月やってくるのは今も変わりません。

一方で、以前は仕事ではいつも通りのパフォーマンスを求められ、気分を押し殺して過ごしていました。

 

このPMS(月経前症候群)や月経中の不調は、単なる「気分の問題」ではありません。ホルモンの変動によって自律神経や腸内環境、睡眠の質にまで影響が出るため、疲れや集中力の低下は避けられないのです。さらに、生理が終わりかける年代に差しかかると、今度は更年期特有のゆらぎも訪れます。

それでも女性がこれらを理由に「休む」という選択肢を口に出せる環境は、まだ多くありません。

私-SARA-
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残念ながら、これらの女性特有の症状は外からは見えにくく、男性には理解されづらいのが現実。

残業が辛いのに頑張りすぎた女性の末路

「今だけ頑張れば」「この案件が終わったら少し休める」と思いながら無理を重ねているうちに、気づけば心も体も限界を迎えていた…というのは頑張りすぎた人によくあること。

最初は小さなサインから始まります。

 

たとえば、朝起きるのがつらくなる、仕事中に集中できない、感情の波が激しくなる、など。それでも気力で乗り切ろうとすればするほど、思考力や判断力が鈍り、ミスや抜け漏れが増えていきます。

私自身、家に帰っても仕事のことが頭から離れず、家族に八つ当たりしてしまうこともありました。さらに、肌荒れや頭痛、不眠、暴食などの不調が続き、メンタルも限界でした。

私-SARA-
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こうした生活の結果、かなり太ってしまい、当時は本当に辛い思いをしました。

 

それでも、「自分が頑張らなきゃ」「甘ったれていてはいけない」と思ってしまうのが真面目な女性ほど陥りやすい落とし穴。気力で乗り切る残業は、長くは続きません。

ただ太って終わりならまだマシです。もっと深刻なのは、健康やメンタルを害してしまうこと。体や心を壊してからでは遅いのです。

私自身も、その悪循環の中で心身のバランスを崩した経験があります。そのときのことは、こちらの記事で詳しく書いています。

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残業が辛いと感じるのは女性の甘えではない

「みんなも頑張っているのに、私が甘えているだけなのかもしれない」と自分を責めてしまう女性は本当に多いと思います。でも、残業が辛いと感じるのは甘えではありません。むしろそれは、体と心が発している正直なサイン

先にもお伝えした通り、男性と同じように働いているように見えても、女性の方が日常的に抱えている負担は圧倒的に多いです。

家庭での役割、気遣い、体調の波など、「見えない仕事」を抱えながら、会社でも成果を出そうと努力しているのが、現代の働く女性の状況です。

だからこそ、「辛い」と感じるのは当然です。決して弱いわけでも、努力が足りないわけでもありません。

 

にもかかわらず、いまだに「残業ができない=根性がない」「もっと効率よくやれ」といった考え方の人も多く残っています。でもそれは、男性基準で作られた働き方の中での価値観にすぎません。

本来、働き方は「誰かの基準」に合わせるものではなく、自分の体と心が持続できるかどうかで決めていいはずです。

エネルギーが溢れているときは少し無理をしててもたくさん働ける。一方で、「疲れた」と感じたときは、休むことができる。どのように働くかは自分で選べる環境であるべきです。

 

職場で長時間の残業が慢性的になっている場合、それはあなたの能力の問題ではなく、環境そのものに問題があります。

私自身も、以前は「自分の仕事が遅いから残業が多いのだ」と思い込んでいました。でも、実際には、構造的にムリのある体制の中で、一部の人に負担が集中していただけ。

このことについては、こちらの記事で詳しく書いていますが、だからこそ今自分を責めているなら、その必要はないと知ってほしいです。

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まとめ:残業が辛いと感じたら働き方を見直すタイミング

ここまで読んでくれた方は、きっと毎日限界まで頑張っている人だと思います。

残業続きで心も体も疲れきってしまうのは、あなたが甘えているからではなく、環境があなたに合っていないだけ。どんなに能力があっても、理解のない職場や、休むことすら許されない空気の中では、誰だって疲弊します。

本来、仕事とは「自分を削るためのもの」ではなく、人生をより豊かにするための手段であるはずです。だからこそ、無理を続けるのではなく、「今は環境を見直すべきタイミングが来た」と気づいてもらえればと思います。

 

とはいえ、「転職したい気持ちはあるけど、今の忙しさでは動けない」とも感じているはずです。

私も同じで、当時は残業続きで、求人を探す時間も気力もありませんでした。

でも今は、自分から動かなくても企業やヘッドハンターからスカウトを受け取れる転職の仕組みもあります。たとえば、ビズリーチは登録しておくだけで非公開求人やヘッドハンティングのオファーを受け取れるので、登録して待つだけで始められます。

 

自分を責め続けるより、「今の自分が無理をしていないか」を一度立ち止まって見つめ直してみてください。

そして、少しでも「このままでは続かない」と感じたなら、新しい環境を探す勇気を持ってみてください。

 

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