こんな疑問に答えます。
- 希望年収を低く伝えた後に訂正する手順
- 希望年収を訂正する最適なタイミング
- 希望年収を問題なく訂正できた理由
この記事を書く私はこれまでに3回の転職経験があります。
そして、一番最近の転職活動のときに第一希望の会社の面接で希望年収を低く言ってしまうという大失態をおかしました。
ですが、この後なんとか挽回し、結果的に本命の会社からから希望の年収水準で内定をもらうことができました。
そこでこの記事では、希望年収を低く言ってしまった人に私の経験が多少なりとも役立つかもしれないと思い、希望年収を低く伝えた後でも訂正して希望年収を実現するための具体的な手順など私の経験談交えてお伝えします。
Contents
希望年収を低く言ってしまったとしても挽回できる
当時、転職活動していた当初は前年度の年収(源泉徴収票)にもとづいて「年収が今よりも少し上がるといいな」という思いで希望年収を伝えていました。
でも、途中で気がついたんです。
今年度の年収はもっと上がりそうだということに。
そして、私が企業に伝えていた希望年収は今年度の想定年収より低いということに…!
転職では年収をかなり重視して企業選定していたのに、前職があまりにも忙しすぎて、その中で転職活動していたため、その年度の給与明細をきちんと確認していませんでした。
でも、企業にそれを説明したところ、きちんと納得してもらえて、第一希望の企業からは希望年収そのままの金額で内定がもらえました。
希望年収を低く言ってしまった後に訂正する方法
選考を受けている企業に一度伝えた希望年収を訂正するために私が実際にとった行動は以下のとおりです。
①今年度の想定年収を把握する
転職活動する時期にもよりますが、私が転職活動していたのは年度末。
そこで、毎月の給与明細を集めて足し算して、今年度の想定年収を計算しました。
この結果、転職活動している年度の年収は前年度より約100万円年収が上がることが発覚!
理由は、昇給とボーナスの増加、各種手当の追加実施、そしてその年の残業時間がかなり増えていたからです。
②今年度の想定年収を根拠にして希望年収を計算する
今年度の想定年収が把握できたら、それをベースに来年度に今の会社で働いた場合の想定年収を考えます。
私の場合は、その来年度の想定年収にプラスαした金額を希望年収とすることにしました。
このプラスαの部分は、前年度から今年度に増加した金額をベースとして考えましたが、応募している求人票に記載されている年収レンジとのバランスもみながら、常識の範囲内で検討してみてください。
③希望年収の訂正を各企業に伝える
根拠を説明できる希望年収を準備できたら、その根拠とともに企業へ訂正後の希望年収を伝えましょう。
私は次の面接のときに「今年度の年収が思っていたよりも上がりそうなので、希望年収を変更させてください」とお詫びも交えたうえで素直に伝えました。
このとき大事なのが、他に選考中の企業があれば、同時に他社でも希望年収を訂正しておきましょう。
企業があなたへの採用意欲が高い場合、他社からいくらで内定が出るかを気にする場合もあるため、ここで答えられるように準備しておくためです。
④転職エージェントにも希望年収の訂正を伝える
③と④の手順が前後しても構いません。
転職エージェントにも訂正後の希望年収を伝えておくと、エージェントからも企業へフォローしてくれます。
あるいは、③抜きで転職エージェントから企業の人事担当者へ伝えてくれる場合もあるので、自分で伝える必要がなくなるかもしれません。
希望年収を低く言ってしまった後に訂正するタイミング
希望年収を訂正するタイミングは早ければ早いに越したことはありません。
企業の担当者の連絡先を知らない場合は、転職エージェント経由で連絡してもらいましょう。
次回の面接まで待つ必要はなく、重要なことはできるだけ早く伝えるのが社会人として当然のマナーです。
さすがに最終面接で伝えた後だと挽回は難しいかもしれません。
でも、転職は年収を上げる大きなチャンスでもあるので、ダメもとでもいいので希望年収の変更を連絡してみてください。
なお、内定後は転職後の年収がほぼ確定した状態であるため、それを変えることはほぼ不可能だと思った方がいいでしょう。
希望年収を低く言ってしまった後でも訂正できた理由
私が希望年収を低く言ってしまったあとに希望年収を変更でき、希望通りの年収で内定がもらえたのにはいくつか理由があると思っています。
まず一つ目は、訂正後の希望年収に根拠があったからです。
今年度の想定年収をきちんと説明でき、かつ来年度に同じ会社で働いている場合の想定年収まで伝えていました。
また、他社からも希望年収の水準で内定をもらうことができそうなことも転職エージェント経由で伝えてもらっていました。
そして、もう一つよかったと思えることが、転職活動で焦燥感を見せないようにしていたこと。
「ご縁があれば転職したい」と伝えていたので、企業からは「年収面でも魅力がなければ転職しないかもしれない」と思ってもらえていたようです。
転職で年収を上げるための方法については以下の記事も参考にどうぞ。
✓転職で年収を上げるための方法
年収を上げる転職なら以下の転職サービスやエージェントがおすすめです。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントは、リクルートエージェントほどではないものの非公開求人含めて約4万件もの求人数を扱っています。
大手企業のほか、中小企業の案件も豊富な点が特徴の一つで、業界別で見るとIT・通信系の求人が数多くあります。また、とくに20代、30代前半の若手向けの転職支援に強みを持っており、優秀な若手を求めるIT企業の多くがマイナビエージェントに対して積極的に求人を出しています。
コンサルタントも若手向けのサポートに慣れているので、20代、30代前半であれば質の高いサポートを受けることができるので、登録して損はありません。
なお、20代を対象としたマイナビジョブ20’sもあるので、一度面談してみて利用しやすい方に絞って利用するのもおすすめです。