転職活動するときに誰もが抱える不安。
今回はこれらの疑問にお答えします。
- 転職活動がバレたときに発生するリスク
- 転職活動が会社にバレる理由5つ
- 会社に転職活動がバレないための対策
これまでに2回転職しましたが、細心の注意を払ってきたのでバレたことはありません。(転職を公表したときに驚愕されるほどだったので。笑)
ですが、「危ない!」と思った場面は何度か経験しているし、私の周りで実際にバレてしまった人も見てきました。
「本人は知られていないつもりでも、実は意外なところでバレていた」ということはよくあるので、今回は実際にバレた(&バレそうになった)理由と対策についてお伝えします。
Contents
転職活動がバレたらどうなる?
転職活動が会社にバレて会議室に呼び出され、問い詰められたという話も聞きますよね。
でも、実のところ、本人はバレていないつもりでも裏ではみんなが知っていたということが多いようです。
こっちの方が怖くないですか?
このような場合、賞与の時期が近いのであれば「どうせ辞めるつもりなんだから」と減額されるかもしれません。
あるいは、突然上司や同僚がよそよそしくなり、仕事がしづらい雰囲気になることもあります。
最悪の場合、転職するつもりなのに地方へ左遷させられるリスクも。
転職活動していることがバレてしまうと、精神的にツラい思いをすることになり転職活動に支障が出ることもありますし、転職活動自体を継続できない状況に追い込まれる可能性もあります。
なので、正式に転職先が決まって辞めると公表できるようになるまでは、絶対にバレないように対策が不可欠。
もちろん親しい先輩や同僚であっても絶対に言わないように気をつけましょう。
転職活動が会社にバレる意外な盲点5つ【対策あり】
では、実際に転職活動が会社にバレた&バレそうになったケースを5つご紹介します。
何気ない行動が致命傷になることもあるので、ここでご紹介する内容はぜひとも覚えておいてくださいね。
ケース①:服装や持ち物でバレる
いつも私服でラフな格好なのに、いきなり上下かっちりスーツで出社したらバレるのは当然。
ところが、新卒2年目の若手社員がこれをやってしまい、周りからは完全に呆れられていました。
この記事を読んでいるなら、ここまであからさまな行動はとらないはず。
ですが、意外とうっかりしがちなのが足元。
さすがにスーツは着て行かないにしても足元については荷物になるからと、いつもはカジュアルなスニーカーなのに、いきなりフォーマルなシューズやパンプスを履いてきたら?
周りはもちろん「おや?」と気づきます。
(そして気づいているのに何も言わない人も意外と多いんです。)
これが複数回継続したら…疑念は確信に変わります。
同様のことを私も一度やらかしていて、「荷物少なめ」キャラなのに、ある日突然かっちりしたA4サイズが入る大きめのバッグで出社。
案の定、同僚から「どうしたの?」と聞かれました。
転職活動を始めたからといって、出社時の服装や持ち物は極力変えないように注意しましょう。
面接の日はスーツやバック、靴など一式を駅のロッカーなどに置いてから出社するのがおすすめ。
とはいえ会社の最寄り駅ではダメです。
一駅ずらすか、早朝に面接がある企業の最寄り駅付近まで行って荷物をロッカーに入れておけば、会社の人に遭遇する確率を大幅に下げることができます。
転職活動中はただでさえ忙しいので、早朝に面接地の近くまで行くのは大変ですが、ここは徹底するべきところ。
ケース②:いつもと違う行動でバレる
これもよくあるパターン。
私が実際に目撃したケースをご紹介します。
仕事が多忙なのでランチはいつも自席ですませるT先輩。
あるときから突然、ランチタイムは一人で外食するようになったんです。それも毎日。
結婚していたので「最近奥さんからの小遣いが増えた」とか「英語の勉強を始めた」と話していましたが、完全に怪しい。
すぐに全員が気が付きました。「転職の準備をしているな」と。
注意すべきは、いきなり行動を変えないこと。
T先輩のようにランチタイムに転職活動の準備をしたくても、会社にバレたくないなら我慢しましょう。
いきなり毎日外食するのではなく、1日おきにするなどのバランス感覚が必要。
また、普段は残業ばかりしているのに突然定時ぴったりに帰宅するのも怪しいです。
仮病などうまく利用して有休をとったり、遅刻・早退などで時間を作りましょう。
※仮病の言い訳や働きながら効率よく転職活動する方法を以下で詳しく解説中。
ケース③:スマホの画面でバレる
これは私自身の失敗談。
転職活動のさなか、会社の飲み会に参加。
お酒を飲みつつ先輩と占いの話で盛り上がって、当たると有名な占いサイトを見せようとスマホの画面を見せながらYahoo!を開いて検索窓にサイト名を入力しようとすると、、、
検索履歴に多数の「転職」の文字が…!!!
幸いお酒も入っていたこともあってバレませんでしたが、危ないところでした…。
転職活動中はスマホの画面を絶対に会社の人に見せない。
これに尽きます。
上記のケース以外にもどんなシチュエーションで何が表示されるかわからないので、転職活動中は「スマホを見せない」対策を徹底しましょう。
ケース④:転職サイトからバレる
これは私の後輩(Aくん)が実際にバレてしまったケース。
よく転職の相談にのっていたのですが、あるとき人事部の同僚から「Aくんが転職活動しているよ」と打ち明けられました。
聞くと、人事が企業側として利用していたある転職サイトの足跡から判明したのだとか…!
人事側では、ある転職サイトに投稿している自社のページを見に来た人の足跡から以下の情報を閲覧できるのだそうです。
- 個人名のイニシャル(本人の名前は見ることができないようです)
- 年代
- 現職の企業名・職種
- 自己PR文
Aくんの職種は会社内では4名しかおらず、イニシャルを見て一発でわかったのだとか。
転職活動をしていて、自分の会社の状況も気になってつい覗いてみたのでしょう。
転職活動がバレたどころか自己PR文まで読まれてしまい、かなり恥ずかしい状況に。
とはいえ本人はバレたことすら当時は知らなかったのですが。
まず、転職サイトに登録するときは、自分の登録情報を現在の会社やグループ会社から閲覧できないように忘れずにフィルターを設定しましょう。
ただし、これだけでは不十分でバレるのを絶対に防げるわけではないので、転職エージェントを利用するのが一番安心。
転職エージェントであれば一人ひとりに担当者がつき、情報の精査や保護などの役割も果たしているので、安心して転職活動を進めることができます。
その他にも転職活動の効率化や年収UPの交渉など利用すべきメリットが豊富なので、転職活動ではエージェントの利用は必須です。
ケース⑤:リモートワーク時の会議画面でバレる
これは元同僚の話。彼が数カ月後に退職すると聞いたとき、同じチームのメンバーは誰も驚きませんでした。
というのも、数ヶ月前のリモート会議中、彼が画面投影をして表示している資料を切り替えるときに何度も転職エージェントのサイトがチラリと見えていたからです。
会議に参加していたメンバーの誰一人として見逃しませんでした。
対策としては、会社のパソコンで転職活動に関連する情報を閲覧しないこと。
それに尽きます。
自宅に自分のパソコンがない場合でも、スマホでできる限り対応し、どうしてもパソコンで作業が必要な場合はインターネットカフェなどを利用するのも一つの手です。
会社のパソコンを使って転職活動する以上は、会社にバレるリスクと常に隣り合わせであると認識しましょう。
まとめ
「本人はバレていないつもりでも、実は意外なところでバレていた」ということは転職活動のあるあるです。
これを防ぐためにできることは以下のとおり。
- 辞めると公表するまでは、親しい同僚であっても絶対に言わないこと
- 今回紹介した「バレる意外な盲点」の対策を徹底すること
バレてしまうと会社に居づらくなるばかりか、嫌がらせや左遷などのリスクもでてくるので、転職活動中は細心の注意を払いましょう。
なお、転職エージェントに登録しておけば、バレないためのアドバイスなどもしてくれるので、まだ登録していないならぜひ登録しておいてください。