こんな疑問に答えます。
- 転職で年収を上げるための大原則
- 未経験職種への転職で年収を上げる交渉術
- 転職先で年収UPが難しい場合の代替案
未経験への転職は一般的には年収が下がるケースが多いのは事実ですが、この記事を書く私はアラサーで未経験業界・未経験職種に挑戦したところ、前職より70万円年収UPで転職。
前職に勤め続けていたら一度に70万円も昇給するのは難しかったことを考えると、年収を上げたいなら転職は効果抜群ですね。
このように私も含め、年収を高めながら未経験の転職を経験している人も実は意外と多く、未経験でありながら100万円以上年収を上げて転職している人もいるほどです。
未経験の転職でもしっかり年収UPして転職している人には共通点があって、それはそれぞれが戦略に沿って転職活動を進めていたこと。
そこでこの記事では、未経験の仕事への転職でも着実に年収を上げて転職するために知っておくべきこと、年収交渉術を含めた転職活動の進め方についてまとめてみました。
Contents
転職で年収を上げるための大原則

未経験の仕事に転職する場合、前職よりも年収が下がることは珍しくないのですが、以下の大原則に従えば転職で年収を上げることはそれほど難しくありません。
- 今よりも年収が高い業界に転職する
- 今よりも年収が高い職種に転職する
詳しく説明します。
① 年収が高い業界に転職する
転職で年収を上げたければ、給与水準が高い業界(あるいは企業)に転職するのが確実な方法。
年収は業界と企業ランクによって大きく変わる。一定の年収ゾーンまでは自力で伸ばせるけど、それ以上求めるようになると業界特性や企業の年収レンジに左右されるから転職して上げざるを得ない。同じ職種でも業界や企業ランクを変えただけで数百万単位で年収変わるから常に求人市場を見ておくといいよ。
— moto / 戸塚 俊介 (@moto_recruit) July 23, 2018
求人広告を比較すればすぐに分かるのですが、同じ職種でも業界によって年収には結構な差があります。
たとえば、ITや金融、不動産、コンサルなどの業界は他業種に比べて年収が高い傾向があり、営業などの同じ職種でこれらの業界に転職するだけで年収が大幅に上がる人も珍しくありません。
ちなみに、たとえば金融を例にあげると全体の平均年収は約440万円ですが、細分化すると同じ業界でも年収には開きが出てきます。
このように同じ業界内であっても都市銀行→証券会社へ未経験転職する場合は年収が上がる可能性が高くなるので、これをうまく利用して年収UPを狙うのもありだと思います。
② 年収が高い職種に転職する
未経験転職として最近注目されている「軸ずらし転職」を職種に当てはめて年収UPする方法もあります。
「軸ずらし転職」発案者のmotoさん(転職業界では有名な方です)もこの方法と前述した「①年収が高い業界に転職」を組み合わせて転職を繰り返すことで、20代前半から30代前半までの間に年収240万→1,000万まで伸ばしています。
軸ずらし転職といってもイメージが付きづらいと思うので、以下の事例を紹介します。(業界と職種の両方が未経験の転職の事例です。)
moto:最近だと、介護施設で管理栄養士をしていた人が、食品メーカーに転職した事例がありました。管理栄養士は、職場を変える転職をする人が多いですが、食品を作るメーカーに転職することで大きく年収をあげることができていました。
現場で調理をこなすだけでなく、その上流の食品を提供する側に回ることで、現場の経験を活かし、転職したのです。
参照元:MONEY PLUS
この事例のように今までの経験やスキルを活かしたうえで、どんな職種なら転職できるかを知ることができれば、自分が選べる仕事の幅も年収の上げ幅も広がります。
なお、一般的には以下のような職種は各業界で共通して年収が高い傾向があります。
- 専門職:コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人
- 企画/管理系:内部監査、知的財産・特許、経営企画・事業企画、法務
- 技術系(電気/電子/機械):先行開発・製品企画、プロジェクトマネージャー、回路・システム設計
- 技術系(IT/通信):プロジェクトマネージャー、プリセールス、ITコンサルタント 等
転職で年収を上げるための交渉術【未経験でも年収UP】

ここまでお伝えしてきた内容だけみると「未経験の転職でも年収をあげるのはそれほど難しくないかも?」と思ってしまうかもしれません。
が、残念ながら世の中そこまで甘くないんですよね。
というのも…
- どんな業界・職種でポテンシャルを発揮できるか自分で発見するのは難しい
- ライバルは経験者であり、彼らを出し抜いて内定を獲得するのは難易度高め
- 企業はできるだけ年収を下げて採用したいので、未経験はとくに年収交渉必須
というような課題があるから。
転職を効率的に有利に進める方法
では未経験の転職した人たちがどのように年収UPを実現したのかというと、共通するのは転職エージェントを利用していたこと。
転職エージェントを利用することで先ほどあげた問題のすべてをフォローしてくれるので、転職活動がかなりスムーズになります。
転職エージェントを利用することで受けられる具体的なサービスはこちら↓
✓転職エージェントに登録して得られる恩恵
- 自分の知らないポテンシャルを発見してもらえる
- ホワイト企業の非公開求人を紹介してもらえる
- 応募時に推薦状を書いてもらえる
- 面接対策のサポートが受けられる
- 志望動機のアドバイスをしてくれる
- 企業から面接後のフィードバックを確認してくれる
- 面接後に企業に対して自分をさらに推薦してもらえる
- 自分から企業に聞きづらい福利厚生面などを質問してくれる
- 企業への年収交渉をしてくれる 等
無料で利用できるのにここまで手広くサービスが受けられるのはありがたいですよね。
未経験の転職で年収を上げるための交渉術
そこでお気づきだと思いますが、年収交渉は自分でしなくていいんです。むしろ自分で交渉しないほうがいいです。(年収交渉はなかなか自分からはしづらいですし…)
というのも、企業との年収交渉は転職のプロである転職エージェントに任せたほうが論理的に交渉してくれるし、自分が知らない転職のルールを駆使してより有利に転職させようとしてくれるし、自分が気まずい思いをすることもありません。
(「お祝い金」について詳しくは別の記事を用意しますね。)
このように転職エージェントを利用することで企業との年収交渉に加えて待遇面まで調整してもらえるので、未経験の業界・職種に挑戦したい場合には転職エージェントの利用は必須。
そして、確実に年収UPを狙うなら一社だけではなく複数の転職エージェントを同時進行することをおすすめします。
詳しくは以下の記事からどうぞ。こちらは具体的に私が未経験転職で年収UPした過程をさらに詳細に書いているのでぜひ読んでみてください。

【番外編】転職先で年収を上げるのが難しい場合
ここまで読んでみて、「自分のケースでは未経験の転職で年収を上げるのはムリかも…」という場合、転職しつつ、その他の手段で年収を上げる方法もあります。
結論から言うと、副業しやすい会社に転職して副業を始めること。
たとえば、副業OKの会社に転職する、自分で時間をコントロールしやすい仕事に転職することで、年収が前職から変わらない/下がる場合でも、副業からの収入が得られるようになればトータルの年収は上がりますよね。
私自身は転職で年収UPは実現しましたが、転職したことで副業しやすい環境となり、さらにトータルの年収は上昇中です。
先週は急ぎの案件もなく時間にゆとりがあったので、若干の罪悪感を感じつつも、業務時間中にガンガン副業してました。
在宅勤務ならやるべき業務をきちんとやっていれば他の時間は自由に過ごせる。
それでも給料もボーナスもちゃんと出る。副業収入も伸びる。
ホワイト大手に転職してよかった☺️
— Sara@未経験職種に2度転職 (@SARA18olsb) August 9, 2020
なお、仮に転職先で副業が禁止されていても正直言って関係ないです。その根拠は以下の動画がわかりやすいので、興味がある方は見てみてください。
このように年収を上げるために副業しやすい会社に転職するという方法も(今の時代はとくに)選択肢に入れてもいいんじゃないかな、というのが私の意見。
となるとリモートワークできたり残業が少ない会社を探す必要がありますが、dodaエージェントサービスと
JACリクルートメントはホワイト優良企業の厳選された求人案件が豊富なので利用してみるといいですよ。
まとめ

今回の記事の内容をまとめます。
- 年収が高い業界に転職する
- 年収が高い職種に転職する
- 転職活動は複数の転職エージェント経由で進める
私がこれまでの転職活動で本当に役に立ったと感じた転職エージェントは以下で紹介しているので、自分にあいそうなエージェントを探してみてくださいね。

なお、転職エージェントはかなりありがたいサービスですが、誰でもサービスを受けれるわけではないので注意が必要です。詳しくは以下からどうぞ↓
