こんな疑問に答えます。
- 意外と多い内定の失敗2つ
- 内定もらったらやるべきこと【手順を解説】
- 転職で失敗しないシンプルな方法
この記事を書く私はこれまでに2回転職しています。この経験から思うことは、転職活動は進めながら先の計画をしっかりとイメージすることがとても大事だということ。
そして、一人ですべて抱え込まないことも転職成功には必要な考えです。
これができれば内定をもらった後もスムーズに物事を進めることができますが、できない場合はせっかく内定をもらっても結果的に転職できなかった、という最悪の事態になる可能性も。
そこで、今回は私がこれまでの転職経験から学んだ内定〜転職先への入社までにやるべきことの手順を解説します。
Contents
意外と多い内定の失敗2つ
内定〜入社までの手順を解説する前に、内定をもらってから失敗しないためにとくに注意すべき点についてお伝えします。
転職活動をして企業から内定もらったら、基本的には1〜2週間以内に入社の可否について企業側へ連絡します。
ところが、このときに多くの人が陥りがちな失敗が以下の2つ。
✔意外と多い内定の失敗2つ
- 日程調整の失敗
- 条件面の確認不足の失敗
詳しく説明します。
失敗①:日程調整
大抵の場合、転職活動は複数社の選考を同時進行で進めます。
でも、日程調整に注意しておかないと、第2希望の内定が先に出たけど第1希望の最終面接の結果がその2週間後という事態になることも。
つまり、第1希望の選考結果が分かる前に第2希望への内定を承諾するか、辞退するかを決めなくてはならないというわけ。
仮に第2希望の内定を承諾した後に第1希望から内定をもらえた場合、第1希望への入社をあきらめなくてはならなくなります。
あるいは、第1希望の選考結果を知りたいからと第2希望の内定を辞退しても、第1希望の選考に落ちてしまった場合、第1希望も第2希望もあきらめることに…
なので、内定が出るまでの日程調整は、面接が始まる段階から注意してスケジュールングする必要があります。
この解決策についてはこの記事の第3章の「転職で失敗しないシンプルな方法」で解説します。
失敗②:条件面の確認不足
晴れて希望の会社から内定をもらうことができて入社を決めても、内定時に入社の条件面の確認不足だった、というケースも多々あります。
事例を紹介します。(引用元:ハタラクティブ)
内定もらったらやるべきこと【手順を解説】
上で紹介したような失敗をおかさないためにも、段取りを事前に把握しながら転職活動を進めることがとても重要です。
ここでは内定〜入社までの流れを解説します。
内定をもらってからの段取り(手順)は以下のとおり。
✔内定をもらってからの手順
- 内定の連絡を受ける
- オファー面談をする
- 内定承諾/辞退の返事をする
- 退職交渉する
- 引継ぎ・退職準備をする
- 退職〜入社まで
詳しく説明します。
① 内定の連絡を受ける
内定の連絡は口頭で言われることもあれば、メールで連絡が来ることもあります。
転職エージェントを使っている場合は転職エージェント経由で内定の連絡来るのが一般的です。
このとき、すぐに内定承諾/辞退の返事をする必要はありません。
一般的には内定に対する返事まで1〜2週間猶予を与えられることが多いです。
この間に②の「オファー面談」を実施することもあります。
② オファー面談をする
オファー面談を行わないケースもあるようですが、最近はオファー面談を実施するのが一般的。
オファー面談は内定をもらってから1〜2週間以内に実施されることが多いです。具体的には以下の内容を行う場です。
オファー面談とは(一部省略)
オファー面談は企業側にとって選考フローではないということ。内定後の入社予定者に向けて行う雇用条件に関するすりあわせをするのが主題です。ストレートに言えばオファー面談で企業側から内定を取り消すことはできません。
面談などの選考フローでは聞くことをためらってしまう質問を明確にしておくのがオファー面談であり、あなたと会社の雇用関係に関する契約内容の最終確認の場です。
引用元:マイナビクリエイター
ここで「内定通知書」という正式な書面を渡されます。
このオファー面談の場で内定通知書などに記載された雇用契約など条件面をしっかり確認しましょう。(冒頭でお伝えした失敗は、この場での確認を怠ることがなければ起こりえない失敗です。)
オファー面談で確認すべきことは以下の内容です。
引用元:転職サファリ
③ 内定承諾/辞退の返事をする
内定をもらい、オファー面談を経て内定の承諾、あるいは辞退の返事をします。
企業側としても早く採用を決めたいと考えているので、基本的には内定をもらってから1週間以内に企業へ返事をする必要がありますが、他の企業の選考状況など場合によっては2週間程度まで延ばしてもらうことも可能。
返事をする期限を延ばしてもらう場合や内定を辞退する場合、自分から企業へ連絡しづらいのですが、転職エージェントを利用していれば直接連絡する必要がないので気がラクです。
内定を承諾したら、入社日までに雇用契約を締結します。
その後の流れは転職エージェントや企業側が誘導してくれるので、指示に従って手順どおりに進めればOK。
④ 退職交渉する
「③ 内定承諾」と「④ 退職交渉をする」は前後することもあります。
オファー面談で入社日を指定されることがあるので、その場合はできるだけ早く現職の会社に退職の意向を伝えましょう。
法律上は退職の2週間前までに申告すればいいとされていますが、企業によって退職の考え方や日程感が違うので、転職活動中から事前に就業規則などで退職の手続きや条件などを確認しておくことも大切です。
円満に退職するための方法を私自身の経験をもとに記事にしているので、詳しくはこちら↓からご覧ください。
⑤ 引継ぎ・退職準備をする
必要な引継ぎや退職準備は以下のとおり。
遅くとも辞める一ヶ月前までには退職の意向を伝え、計画的に引継ぎや退職の準備を進めます。
引用元:リクナビNEXT
私の場合、辞めようと考え始めたときから引継書の作成を始めていたので、退職を申告したときにはすでにほぼ完璧な引継書が完成しており、最終出社日まで約2週間という短期間で退職。
⑥ 退職~入社まで
在職中に転職先が決まる場合は、ぜひ残っている有休をきっちり消化して退職しましょう。
この時期に転職先の仕事のために勉強や準備をするのもありですが、社会人になってから長期連休はなかなかとれないので、この期間を使って普段はできないことに挑戦すべき。
なお、転職時の平均的な有給消化期間は以下のとおり。(引用元:リクナビNEXT)
また、長期の有給休暇をとった人たちの過ごし方はこんな感じ。
ちなみに私は、1ヶ月の有給期間中、毎日ジムに通って体を鍛えたり、凝った料理を作ったり、転職活動中に滞っていた副業にじっくり時間をかけたり、10日ほどの海外旅行に行くなど、かなり充実した日々を過ごしました。
このおかげで清々しい気持ちで転職先に入社できました。
ただし、次の会社へ入社までに必要な手続きなどは期日を守ってしっかり対応しておきましょう。
転職で失敗しないシンプルな方法
内定をもらってから入社までの手順を改めて見てみると、以下のとおり。
✔内定をもらってからの手順
- 内定の連絡を受ける
- オファー面談をする
- 内定承諾/辞退の返事をする
- 退職交渉する
- 引継ぎ・退職準備をする
- 退職〜入社まで
このように転職活動では気をつけるべきことや覚えておくべきことが意外と多いですよね。
自分一人で対応するのは大変だし、面倒だと感じる人もいるはず。
でも、転職エージェントを利用して転職活動を進めていれば、この各過程で適切なアドバイスをもらうことができます。
とくに今では複数社の選考を同時に進めることも多く、日程調整や企業との交渉を一人で対応するのは大変です。
そこで、転職活動では転職エージェント経由で行うのがおすすめ。一人で進めるよりもはるかに有利に効率的に計画的に転職活動を進めることができます。
私自身、転職エージェントの使い方はかなりこだわりました。
実際に工夫した点や転職エージェントを利用するメリットはこちら↓
まとめ
転職活動では内定をもらってから入社まで、細かい段取りや現職の上司・同僚への配慮、転職先企業との調整など、様々な手順が発生します。
このため、内定をもらう前から先に起こる出来事を把握し、計画的に転職活動を進めていくことがとても大事。
一人で進めるのが難しければ転職エージェントとの二人三脚で転職を進めましょう。
辞めるまでの動き方が辞める会社の最後の印象になるし、これから入社する会社からの印象を左右することもあるので、手抜かりなく対応できるといいですね。