こちらは実際に本ブログの読者さんからあったご相談です。
実は転職ではこうした悩みを持つ人は少なくなく、後悔したというご相談もこれまでにも何度もありました。
そこでこの記事では、内定先に迷ったときに何を基準に判断すればいいのか、私自身が後悔しないために大切にしていたことなどについてお伝えします。
Contents
転職で内定をもらったけど決断できないときの選択肢
せっかく内定をもらえたけど、その会社の他にも気になる会社の選考中…
そんなときはできることはまずやってみるべきです。
①内定の承諾期限を相談してみる
まずは、内定をもらっている会社へ内定の承諾期限をいつまで伸ばせ
転職エージェント経由で転職活動をしているのであれば、
このとき重要なのは、期限を延ばしたい理由を曖昧にせず、正直に真摯に伝えること。これにより、企業側や転職エージェント側から不信感を持たれることを防げます。
注意点
内定の承諾期限を延長できる場合でもその期間には限度があります。
採用活動している企業としてもできるだけ早く採用したいと思っていることが大半だからです。
通常の承諾期限は内定から1〜2週間程度ですが、そこからさらに「1ヶ月延長してください」というのは非常識かもしれません。
具体的な延長期間については、転職エージェントと相談したうえで決められると安心です。
②オファー面談の日程を遅めに設定する
最近の転職活動では、内定後に改めて企業側と面談の場を設けて入社後の諸条件(勤務地、勤務時間、月給・賞与・その他諸条件等)などについて提示されるオファー面談が設定されることが多いです。
この場合、面接と同様に企業側とスケジュール調整をすることになるので、オファー面談がある場合には日程を少しでも遅らせることで、他の企業の選考を進めることも可能です。
オファー面談について詳しくは「オファー面談の目的とは」をご参照ください。
③他の会社から内定が出ていることを伝える
内定先の企業が少しでも待ってくれる場合、あるいはオファー面談の日程を遅らせられた場合、他の志望企業の選考も進めましょう。
その際、他の企業からすでに内定をもらっていて、
こうすることで、企業のあなたへの採用意欲が高い場合、
なお、直接スカウト(ダイレクトリクルーティング)で選考を進めている場合は、自分から企業へ伝える必要があるので、面接の際に伝えてみてください。
直接スカウトについては以下の記事で仕組みを解説しています。
転職の内定後に決断できないなら辞退することも可能
もし万が一、内定先の企業が猶予を与えてもらえない場合、内定を辞退することも検討しましょう。不安は残ると思いますが、迷いがあるのに無理に転職を決めて後悔する人が多いのも事実です。
転職はご縁でもあります。今回を見送ってもご縁はまた巡ってきます。
一方で、もう一つの志望企業の選考を進めつつ、
内定を断った後にもう一方の志望企業の選考がうまくいかなかった場合
選考中の企業が途切れないようにすることはリスクを分散するための手段でもあります。
転職で内定をもらって決断できなくてもなんとかなる
最近は物価高や地政学リスクなど不安定なニュースが多く、
今はとくにどの企業も人手不足で、次から次へ新しい求人が出てくるので、今回の内定を見送ってもチャンスはまたやってきます。
私も過去にすごく気になっていた企業の選考に失敗したことがあります。当時はまるで失恋したかのように「私にはあの企業しかなかったのに!もう人生お先真っ暗!」と打ちひしがれましたが、案外そんな悲しい気持ちはすぐに忘れるもの。
転職活動を続けていれば、また必ず気になる求人が出てきます。
退職済みの場合の注意点
ただし、すでに退職している場合は生活費のことも考慮しなくてはなりません。
すぐにでも転職しなければ生活が行き詰まってしまう状況であれば、一度転職して実際に働いてみてから、今後のキャリアをじっくり考えるという方法もあると思います。
もちろん離職中は手続きすれば、退職後に一定期間が経過して条件を満たせば失業保険も出ますし、
離職中の生活費を工面する方法について、詳しくは以下の記事で紹介しています。
転職で内定をもらって決断できないときに確認すべきこと
内定承諾するかどうしても決められないときは、外部の声を参考にするのもおすすめです。
具体的には転職会議などの転職口コミサイトを利用します。
ネガティブな情報も多く載っている場合もあるので、
また、
転職で内定をもらったけど決断できない:まとめ
いかがでしたか?
一番重要なのは、あなたが転職で大事にしたいこと・
年収なのか、職場の人間関係なのか、
あなたが何を重視するかでどんな企業を選ぶかは変わってきます。
どうしても自分では迷ってしまうなら他の転職エージェントにまっさらな状態で相談してみるのも一つの方法です。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
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なお、20代を対象としたマイナビジョブ20’sもあるので、一度面談してみて利用しやすい方に絞って利用するのもおすすめです。