こんな疑問に答えます。
- 第二新卒の転職は珍しくない
- 第二新卒で転職してやばいと感じた場面集
- 第二新卒の転職で後悔しない方法
この記事を書く私は、新卒で入社した会社を2年弱で辞めて第二新卒で未経験の業界・職種に転職。20代前半から様々なプロジェクトの企画から実行までを任せてもらえたり、役員との会議の場でも発言の機会を与えられるなど、かなり濃い経験を積むことができました。
これにより年収・キャリアともにステップアップしてきたし、そのおかげで2度目の転職では当時の年収を上回る金額で4社から内定をもらうことができました。(現在は3社目の会社で新しいチャレンジ中。)
このように書くと順調に見えますが、第二新卒で転職した直後は苦労の連続で自分が転職した判断が間違いではなかったか不安に思ったこともあります。
そこでこの記事では、第二新卒で転職後に不安を感じた場面、結果的に転職先の会社で後悔しなかった理由について整理してみました。
Contents
第二新卒の転職は珍しくない
「第二新卒」とは、新卒で入社後3年以内に転職活動している人のことで、厚労省の調査では第二新卒の離職率は毎年3割(以下グラフ)にもなります。
離職した人の大半が転職すると考えると新卒入社後の3〜4人に1人は第二新卒で転職していることになりますよね。
※平成29年は入社2年目での離職率、30年は1年目の離職率
引用元:学歴別卒業後3年以内離職率の推移(厚生労働省)
このように第二新卒での転職は決して珍しくなく、第二新卒を受け入れる企業側にとってもこれらの若手社員は貴重な戦力。
第二新卒は社会人経験年数は少ないものの、全く経験のない新入社員に比べれば基本的なビジネスマナーはすでに身についていると考えられています。
一方で、第二新卒は若手特有の素直さ、柔軟さ、フレッシュさがあり、最初に入社した会社に染まりきっていなく一緒に働きやすいと考える企業も多いです。
第二新卒で転職してやばいと感じた場面集【解決策あり】
第二新卒の転職は珍しいことではないわけですし、転職後に不安を感じたり苦労するのは第二新卒に限らず誰もが経験することなので、転職したいなら思い切って飛び込んでみるのがいいと思ってます。
とはいえ社会人歴が浅い第二新卒が直面する苦労には共通点があるので、ここでは私の経験も交えながら転職後に待っているかもしれない困難と私がどうやって解決してきたかについて紹介します。
新卒のときのように丁寧に教えてもらえない
新卒で入社した会社では数カ月間丁寧に研修を実施してくれる会社も多いですが、第二新卒で転職した場合は手取り足取り教えてもらえないと肝に銘じておいてください。
私も未経験職種で入社したばかりの頃に「これ、やっといて」と言われてそのまましばらく放置されたことが何度もあります。(もちろんイジメじゃないですよ 笑)
転職すると決めたら受け身はダメ。誰かが教えてくれるまで待っていては問題は解決しないので、自分から質問する姿勢が必要です。
当たり前ですがわからないことは何でも聞けばいいのではなく、まずは自分で調べるクセをつけるのが大事。そのうえで聞きたいことを整理して質問すれば相手の負担も減らせますよね。
右も左も分からない状態では調べるのも最初は時間がかかりますが、調べ方も慣れれば早くなるので大丈夫。
同期がいない
大企業に転職するなら同じ時期に転職する仲間(同期)ができる場合もありますが、大抵は同年代で同時期入社の社員に出会うケースは少ないです。
前職で同期たちと結束して励まし合ってきた人ほど同期がいないことに心細さを感じることもあります。
私の場合も同じく、新卒で入社した会社には同期が100人以上いたし、そのうち友だちのように付き合える同期が8人ほどいたので、転職後は何でも相談できたり立場を共有できる同期がいなくて不安でした。
会社に仲がいい同僚が一人でもいる場合は会社員生活を楽しく過ごすことができると言われていますが、転職後は年齢に関わらず相談できる相手や質問しやすい相手を見つけていくことが大事です。
そのためにも転職後は自分の殻に閉じこもらず心をオープンにして社内の色々な人と話してみてください。
社風の違いに戸惑う
第二新卒で転職した場合、ほぼ確実に誰もが直面するのが社風の違い。転職活動の面接だけでは社内の雰囲気や暗黙のルールまでは読み取れません。
最初の会社に染まりきっていない第二新卒であっても最初の会社が自分の中でスタンダードになっている人は多く、転職直後は転職先の嫌なところばかりが目についてしまう人も少なくありません。
社風の違いを受け入れられず結局転職先でうまくいかなかった、ということにならないためには、入社前後のギャップをできるだけ小さくしておくことが必要。
たとえば転職に特化した口コミサイト(一番有名なサイトでは転職会議)を転職活動中からこまめにチェックして希望の企業を探すときの参考にするのがおすすめ。
また、転職エージェント経由でヒアリングしてもらったり評判を聞いてみるのも有効です。
私も2度目の転職ではこれが役に立って入社前後でほとんどギャップを感じることなく、スムーズに会社に馴染めました。
年齢が近い同僚が少ない
これは転職先の部署などにもよるのですが、私が転職した先は経営企画部というかなり専門的な業務を行う部署だったので、同年代の社員がほとんどいなくて周りはベテランばかりという環境。
一番年齢が近くても5つ以上も年上の人だったので、最初は自分が場違いなのでは…と不安しかありませんでした。
また、同年代の同僚がいないので雑用は私に振り分けられることが多く、最初は手際が悪いこともあって毎日残業続きで大変でした。
これについては転職活動時の面接で部署の雰囲気やメンバー構成を質問することで、働く部署の環境をある程度は事前に把握できます。
また、結局は積極的なコミュニケーションが必要になるのですが、早めに相談できる相手や一緒にランチに行ける相手を見つけたり、困ったときに頼れる関係性を構築できると心強いです。
簡単な業務なら毎回改善して効率化できるように工夫することも大事ですね。
第二新卒の転職で後悔しない方法
このように第二新卒で転職した後は苦労続きで心配したこともありましたが、それでもあきらめず頑張れたのは、社風が自分にあっていて居心地がよかったこと、自分がやりたい仕事に転職できたことが理由だと思っています。
このためには転職活動で妥協しないことが大事。
とはいえ、第二新卒では高望みしすぎるとどこからも内定をもらえない、高いボーナスにつられて転職してみたらブラック企業だったなどの失敗経験も聞きます。
このため、第二新卒の転職では転職エージェントと二人三脚で進めることが基本。
私自身は転職エージェントを利用したことで転職活動全般の知識が身についただけでなく、非公開の求人情報を紹介してもらったことで最終的に転職した会社に出会うきっかけになりました。
また、興味のある会社の雰囲気や募集背景などの詳細な情報を知ることができたし、面接後のフィードバックをすぐにもらうことができて次の面接の準備に役立ちました。
さらに内定後は年収交渉や入社日の調整などを転職エージェントが企業との間に入って進めてくれたことでとても助かりました。
ということで、転職エージェントを使わない転職活動は非効率すぎるし、数多くのチャンスを逃してしまうことになるのでおすすめしません。
転職エージェントにも対応する業界や職種、年齢層などが異なるのでどこを選んでもいいというわけではないので、第二新卒に強い転職エージェントは以下からどうぞ。
まとめ
第二新卒の転職に不安を感じる人も多いですが、第二新卒で転職する人は多く、その分求人も多いので、興味があるならチャレンジしてみるといいと思います。
転職後の不安を少しでも軽減して転職先の会社で長く働き続けたいと思うなら転職活動の進め方から注意する必要があるので、この記事でお伝えした内容をぜひ実践してみてくださいね。
最後に、私が第二新卒のときに利用した第二新卒・20代向けの転職に強いエージェントを紹介します。
転職エージェント名 | 特徴・強み |
ネオキャリア | 私が第二新卒のときに希望の転職の実現をサポートしてくれたエージェント。規模は大きくないですが、第二新卒の特性を熟知した的確なアドバイスとコンサルタントの熱心さは秀逸。第二新卒なら利用してみる価値ありです。 |
マイナビジョブ20’s | 転職業界大手のマイナビが第二新卒・20代向けに展開する転職支援サービス。大手だけに求人数が多く信頼感もあります。第二新卒向けのサポート体制が充実しているので、きめ細やかなサービスを受けたい人には向いています。 |
dodaエージェント | 業界でも豊富なデータベースを所有しているのが特徴。登録しておけば、このデータベースを利用する他の第二新卒に強い多数の転職エージェントからスカウトしてもらうことができ、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。 |
なお、今回お伝えしたように転職活動では基本的には転職エージェントを利用すべきなのですが、一社に絞る必要はなく複数社利用するのが効率的なので、こちらの記事も参考にしてみてください。