「またそこ、直してって言われた…」
たった一文字の誤字、フォントのズレ、日付の書き方――
誰も気にしないような部分でも、見逃してくれない。過去の職場で出会った細かすぎる上司。細部に異常なほどこだわり、しかもそれを人前で平然と指摘してくる…
正直、プライドなんてズタズタ。
「こんなに細かく言われるの、私だけ?」と悩み、いつしか報告に行くのが怖くてたまらなくなっていました。
こちらがどれだけ準備しても、どこかしら粗を探される。
それはもう、ミスの指摘というよりダメ出しのためのチェックのように感じるほど、ストレスは積み重なっていました。
今回は、そんな私が経験した細かい上司の特徴について紹介します。
細かい上司からのストレスに追い詰められた実体験

最初は、細かい指摘もありがたく受け取ることができます。
でも、それが行き過ぎると、もう仕事じゃなくて人格への攻撃のように感じてきます。
私の以前の上司は、資料の表現や数値の書き方はもちろん、フォントサイズや種類、文中の改行位置、注釈番号の順番まで指摘してきました。
決められたルールに則って作成することは大事です。でも社内の一部の人しか見ないようなちょっとした資料でも、誰も気にしていないレベルのことで、やり直し。
Slackの送信文に誤字があれば注意され、挨拶の入力漏れがあると「印象が悪い」と言われる…
さらには――
- 「○○さんが、あなたの態度ちょっと気になるって言ってたよ」
- 「最近、口調が冷たいって話を聞いたよ」
- 「周囲からの見え方をもっと意識した方がいいよ」
忙しい時期に気を遣えなかった私にも非があったとは思います。でも、このような感じで、こちらが知りたくもない他人からの評価まで伝えてくるなど、仕事以外のところでも細かさを発揮し始めた上司。
正直、もはや指摘じゃなくて、人格否定に近い。
またある時は、私のSlack文に絵文字が入っていたことを「軽すぎる」と言われ、その直後には「そういうところが周囲に誤解されるんだよ」と、トドメの一言。
「私が思い通りに動かないことに、苛立ってるんだろうな」と感じる瞬間もありました。
私は気にしないようにしていたけど、正直、指摘されるたびに毎回悔しかったですし、少しずつ、プライドが削られ、自信を失っていきました。
気づけば、「また何か言われるかも…」と怯えるようになり、仕事への意欲もどんどんなくなっていったように思います。
細かい上司にストレス…真面目すぎて疲れる上司の特徴

このような細かい上司の言動がストレスになっている人は、実は少なくありません。
私の場合も、この上司だけではなく、過去に何人か「細かすぎる」と感じる上司・同僚と関わってきました。
中でも特に「これはもう無理…」と思った人たちには、ある共通点があったので、次の章では、私が実際に出会った「細かい上司(人)たち」の特徴を具体的に紹介します。
特徴①:真面目すぎて、視野が狭い
これまで出会った細かすぎる上司達、仕事に対してはとても誠実で、ルールや正確さを大切にしているタイプが多かったように思います。
一見すると素晴らしい姿勢ですが、その分「自分のやり方こそ正しい」という思い込みが強すぎる傾向も。
些細な記載ミスや、表現のニュアンスまで細かくチェックしてきて、こちらとしては正直、息が詰まるような毎日でした。
さらに厄介なのは、他人の意見を受け入れられないこと。
自分のやり方以外を受け入れる柔軟性がなく、たとえ明らかに上司のミスだったとしても、それを指摘するとあからさまに不機嫌な態度を取られることがありました。
一度、部内の資料で数値のミスを見つけたメンバーが、それをそっと伝えたところ、上司はムスッとした表情で「今は忙しいから後で見直す」と言い放ち、それ以降、そのメンバーには明らかに態度が冷たくなったんです。
こうなると、もう誰も上司に「違いますよ」と言えなくなる。
間違っていても、黙って従うしかない空気ができ上がっていくんです。
特徴②:人に仕事を任せられない
細かい上司は、他人に仕事を任せることに強い不安を持っています。
「自分でやった方が早い」「部下に任せると完成度が下がる」と思っているのか、任せる範囲が極端に少ない。
しかも、自分が抱えている仕事も簡単には手放さない。
その結果、部下にとっては「チャレンジの機会」がほとんど与えられません。
私はある時、勇気を出して「この仕事をやってみたいです!」と上司に提案しました。
でも返ってきたのは、「え?この業務、完璧にできるの?」という冷たい一言。
初めてやる仕事なのに、完璧にできるなんて言えません。その一言で、「挑戦すること自体が迷惑なんだ」と思い込むようになってしまいました。
それなのに、評価のタイミングでは「主体性がない」「もっとチャレンジすべき」と言われる始末。
特徴③ コミュニケーション不足で、壁を感じる

細かい上司は、全体的に話しづらい雰囲気をまとっています。そもそもいつも不機嫌そうに見えるため、気軽に相談できません。
さらに厄介なのが、他の社員がいる前でも容赦なく指摘してくること。
「それ違うよね?」「もっと考えてから報告してくれる?」と、こちらへの配慮ゼロで大きな声でダメ出し。
まるで公開処刑のような指摘に、何度も恥ずかしさと屈辱を味わいました。
細かい上司の特徴として、仕事に強い自信とプライドを持っている人が多く、そのせいか声が大きい人が多い印象もありました。
その威圧感がさらに相談しづらさを助長させていたと思います。
特徴④:プレイヤーとしては優秀すぎる
こうした細かい上司に共通するのが、個人としてはとても仕事ができるという点。資料作成、数字管理、プレゼン――とにかく自分の業務スキルが高い。
でも、そのせいで、できない人の気持ちが理解できないんです。
たとえば、新しく入ったメンバーが戸惑っていたときも、「何でこんなに時間かかってるの?」と真顔で言われていました。
フォローするでもなく、共感するでもなく…
「え、なんでこんなことも分からないの?」という態度がにじみ出ていて、部下の立場からすると、近づきがたさしかありません。
プレイヤーとしては優秀でも、マネジメントには向いていない――
そう感じる瞬間が、何度もありました。
特徴⑤:部下の行動を全て把握したい
細かい上司は、仕事の精緻さを求めるあまり、部下の行動を全て把握したがる傾向があります。
根本にあるのは「部下を信用していない」こと。
そのため、「定期的に報告がない=サボってる」と思われがちで、日々の進捗や行動を細かく報告しないと、すぐに不機嫌に。
でも、その不機嫌さが怖くて、逆に報告できないというジレンマ。
(しかも結局報告しても、色々と指摘されたうえに、勝ち誇ったような顔をされる。何の勝負だったんだろうか…)
常に状況を把握され、細かく管理されている感覚が続くと、気づかないうちにストレスが蓄積されていきます。
細かい上司へのストレスで限界:まとめ

ここまで5つの特徴を挙げましたが、私が本当に悩まされた元上司はすべてに当てはまっていました。
最初は、「真面目で細かいけど、仕事への熱量はある人だな。尊敬できる。」と思っていました。
でも、日が経つごとに息苦しさが増していって、いつしか「この人の顔色を伺ってばかりの毎日」になっていました。(これは、同じ部署に所属する全員の共通見解でもありました。)
上司の言動一つひとつにビクビクし、少しでもトゲのある言い方をされると、家に帰っても引きずってしまう…
休日も「また月曜が来るのか」と憂鬱になり、夜はなかなか眠れない。
そんな状態が何ヶ月も続くと、自分でも気づかないうちに、少しずつ心と体が疲弊していったんです。
細かすぎる上司がもたらした職場と自分への実害

「細かすぎる上司」の言動や空気感が行き過ぎると、チームや職場全体に深い影響を与えていくこともあります。
次回は、私が実際に経験した「細かい上司がもたらした職場の変化」や、それによって私自身がどう変わっていったのかを、リアルに綴ります。
よかったら、続きも読んでみてくださいね。
※次回の記事を準備中※
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