いざ自分が35歳という年齢を迎えてみて、「もっと早く転職しておいた方がよかったのでは?」と不安になる人も少なくありません。同期や友人が転職して年収を上げたり、新しい仕事に挑戦したりしている姿を見るたびに、「自分もあの時動いていれば違う人生があったのかな」と考えてしまう。
そして、年齢を重ねるほど環境の変化への不安が大きくなり、転職への一歩が踏み出せなくなる。
この記事にたどり着いたあなたも、そんな一人ではないでしょうか。
転職前も後も最初は不安もあったし、すべてが順風満帆だったわけではないのですが、それでも振り返ってみると、転職したことを後悔したことは一度もありません。
かつては「35歳転職限界説」などと言われることもありましたが、それはもう過去の話。
だから、ここでもし35歳まで転職しなかったことを後悔しているのであれば、そんな人が前に進む背中をちょっとだけでも押してあげることができるのではないかなと思ってます。
そこで、この記事では、私自身の転職経験をもとに、なぜそう思うのか、そして35歳から転職を考える人に伝えたいことを書いていきます。
もし転職していなかったら後悔していたこと|35歳までの転職のすゝめ
正直な話、私がこれまでに3回も転職してきたのは、キャリアアップのために主体的に転職を選んできたというような立派なものではなく、ネガティブな理由だったことがほとんどです。
詳しくは以下のnoteにも書いてますが、私の場合は会社を辞めざるを得ない状況に追い込まれた感覚に近く、自分の意志というよりも外圧によって転職を選択してきました。
それでも、転職を3回経験してきた今、はっきり言えるのは、転職してきたことに悔いは全くないということ。後悔したことが一度もありません。むしろ2回目の転職は、もっと早く転職してもよかったとすら思っています。
こう思えるのは、転職していなかったら実現できていなかったこと、得られなかったことがたくさんあるからです。
具体的には、5つあります。
① 新しい仕事に挑戦する勇気を失っていた
私のこれまでの3回の転職のうち、2回は未経験の職種や業界へのチャレンジでした。このため、転職前も後も「本当に未経験でもやっていけるのだろうか」と不安になったことが何度もあります。
でも、若かったからこそ全然違う仕事にも思い切って飛び込めたフットワークの軽さがありました。
もし35歳まで同じ仕事だけを続けていたら、私の性格上「今さら未経験なんて無理」と自分で可能性を狭めていたかもしれません。
人は年齢を重ねるほど、失敗を恐れるようになります。だからこそ、早いうちに「未経験に飛び込む経験」ができたことは、今でも大きな財産です。
② 「会社の常識」が世の中の常識だと思い込んでいた
転職して一番驚いたことの一つが、会社によって「当たり前」がまったく違うことでした。
ある会社では評価されることが、別の会社では評価されない。逆に、前の会社では問題だったことが、新しい会社では普通だったりする。
これには最初は本当に戸惑いました。
でも、その経験があったからこそ、会社が変われば常識も正解も変わるということを身をもって理解することができました。もし一社しか経験していなかったら、今でもその会社の価値観だけが正しいと思い込んでいたかもしれません。
③ 年収アップのチャンスを逃していた
私は転職するたびに、年収も上げながら、より好条件で働く機会を得ることができました。
転職すれば必ず年収が上がるわけではありませんが、転職は市場で自分がどう評価されるのかを知る機会にはなります。
仮に思ったほど市場で評価されなくても、そこで現実を目の当たりにすれば、自分が年収を上げるためにやるべきことは自然と見えてきて、次の行動につながります。
もちろん同じ会社で昇給を待つことも一つの選択です。ただ、今の会社の評価だけが、自分の価値ではないことを知ることは、年収UPに近づく大きな一歩です。
④ 人生を豊かにする時間を持つことができなかった
これは、あまり語られない転職のメリットかもしれませんが、私は転職するたびに、残っていた有休をしっかり消化してから次の会社へ入社してきました。
その期間は、長い時には2ヶ月近く。その時間を使って、毎回長期間の旅行に出かけました。社会人になると、これほど長く、自由に過ごせる休みを取ることは簡単ではありません。
でも、転職なら次の会社が決まっていて、収入あ途絶えないという安心感がある。だからこそ、心から旅を楽しむことができました。
こうした経験は私自身の貴重な経験であり、そしてこれらの経験は、実は密かに進めている副業の事業に繋がり、新たな収入の柱になっているというおまけまでついてきました。
⑤自分の軸がないまま歳を重ねていた
これは、私が転職によって得た気づきの中でも一番大きいことかもしれません。
転職するたび、一緒に働く人や環境が一気に全て変わります。上司も変わる。評価基準も変わる。仕事内容も変わる。
だからこそ、自分という人間が少しずつ見えてきます。
私は何が得意なのか。
何が苦手なのか。
どんな仕事をしている時に楽しいと感じるのか。
逆に、どんな環境では力を発揮できないのか。
どんな人たちと働くと居心地がいいのか。
どんな組織では息苦しさを感じるのか。
これは、一つの会社にいた頃には分からなかったことでした。
そうして経験を積み重ねた結果、30代後半になった今は、自分がどんな人生を送りたいのかを以前よりもずっと明確に言えるようになりました。
経験が増えたからこそ、自分の軸が太くなった。だから自分の選択に迷いがなくなった。自分の選択に自信を持って行動できる。
これは、転職を重ねて、色々な人に会い、自分の中の常識や価値観を覆されて、時には否定されて自信を失って、たくさん悩み抜いて、強制的に自分の良いところにも嫌なところにも向き合わされてきたからこそ、築けたものです。
転職しなかった後悔を捨てて35歳からの転職前に一つだけ覚悟してほしいこと
ここまで読んで、「やっぱりもっと早く転職しておけばよかった。」と思った方もいるかもしれません。
でも、私は35歳を過ぎたからといって、転職が遅いとは思っていません。
むしろ今まで転職する必要がなかったのであれば、それはそれでラッキーなこと。今まで一つの会社に勤め続けたことに誇りを持ってください。私自身はそれができなかったから、ずっと同じ会社に勤め続けた人はすごいと思います。
だから焦る必要なんて全くないんです。転職は必要性に気がついたときに動けばいいんです。
実際、今は30代後半や40代、50代でも初めて転職して、新しい環境で活躍している人はたくさんいるし、AIが進化してきた今は、むしろ経験がある人の方が転職市場では高く評価されるケースが増えてきているからです。
ただ、一つだけ知っておいてほしいことがあります。
それは、年齢を重ねるほど、転職で大切になるのは「スキル」以上に「素直さ」と「謙虚さ」だということです。
今までの「当たり前」を、一度手放せますか?
転職すると、新しい会社では新人です。
たとえ前職でどれだけ成果を出していても、その会社ではゼロからのスタートになります。
新しい会社では、仕事の進め方も違う。評価の基準も違う。社内のルールも違う。
つまり、それまで積み上げてきた「当たり前」が通用しない場面がたくさん出てきます。
そして、新しい会社があなたに求めているのは、まずはその会社の文化や考え方を理解し、柔軟に吸収できる人、である場合がほとんどです。
自分の経験を活かすのは、その後でも遅くありません。
年下の上司から学ぶことも多い
また、35歳を過ぎて転職すると、自分より年下の上司や先輩と働くことも珍しくありません。人によっては、それを受け入れることが難しいと感じるかもしれません。
でも、転職先では年下の相手であっても、彼らの方が先に経験を積み、成果を出してきた人です。
だからこそ、素直に教えてもらえばいい。分からないことは聞けばいい。それを恥ずかしいと思う必要はありません。
むしろ、年齢を重ねても学ぶ姿勢を持ち続けられる人ほど、新しい環境でも成長が早いと感じます。
年齢を重ねるほど、「変わること」が難しくなる
これは転職だけの話ではありませんが、年齢を重ねるほど、自分なりの仕事の進め方や価値観ができ上がっていきます。若い頃よりも自分のやり方が正しい、と考えることも増えて頑固になっていきます。
それは経験を積んできた証でもあります。
一方で、その経験があるからこそ、新しい考え方を受け入れることが難しくなる場面も増えていきます。でも、新しい環境では、一度その考えを横に置いてみる。
転職しなかった後悔を持つ35歳でも、今日が一番若い
「35歳だから転職が難しい」はもう過去の話。
転職が難しくなるのは、年齢そのものではなく、新しい環境に飛び込む素直さや心の柔軟さ。そして、それらは年齢とともに少しずつ失われていくものでもあります。
だからこそ、もし今、「違う世界を見てみたい」「一度くらい他の会社も経験してみたい」と思っているなら、その気持ちを大切にしてほしいです。
来年になれば36歳。
再来年は37歳。
もちろん、その年齢でも転職はできます。でも、新しい環境に飛び込むハードルは、少しずつ高くなっていきます。
それは受け入れる側にとっても同じこと。より若い人の方が受け入れやすい。
だからこそ「もっと早く転職しておけばよかった」と悔やむより、「今から見ると、今日が一番若い日だから、今日から動こう」と考えることをおすすめします。
なぜ、転職しなかった後悔は長く残るのか
ここまで読んでも迷いがある人に向けて、もう一つだけ伝えたいことがあります。
実は、「行動した後悔」よりも「行動しなかった後悔」の方が長く残りやすいというのは、心理学から説明できます。
ある調査結果によると、人は大事な場面で「失敗した経験」よりも、「行動しなかったこと」を私たちは悔やむことがわかっています(マネー現代より引用)。
その理由は、とてもシンプル。
行動したことには結果があります。成功したとしても、失敗したとしても、「こういう結果だった」と現実を受け止めることができます。
一方で、行動しなかったことには結果がありません。
だから何年経っても、「もしあの時転職していたら。」「あの会社に挑戦していたら」と想像し続けることができてしまいます。
転職は「気づいたとき」が一番早いタイミング
もし今の仕事にも人生にも満足していて、毎日が充実しているなら、そのままでいいと思います。
でも、もし今、「もっと早く転職しておけばよかった」と感じているなら、今から状況は変えられます。大切なのは過去を責めることではなく、「気づいた今日が、一番早いタイミングだった。」とポジティブに考えて、次の一歩につなげること。
転職するかどうかは、そのあと決めればいい
実は、この記事を通して伝えたかったのは、「今すぐ転職しましょう」ということではないです。
大切なのは、選択肢を持つことです。
選択肢がないまま今の会社に居続けることと、自分の市場価値を知ったうえで「今の会社に残る」と決めることは、同じように見えてまったく違います。
ということで、まずは「今の自分には、どんな会社から声がかかるのか」「転職するとどれくらいの年収で評価さらるのか」を知ることから始めてみるはどうでしょうか。
今は、転職すると決めなくても、自分の市場価値を知る方法があります。
30代以上で、ある程度の社会人経験がある方なら、おすすめしたいのはビズリーチ。
私自身も実際に利用して転職したことがありますが、これで一番良いと感じたのは、「転職ありき」ではないことです。
登録すると、企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。もちろん、その中には自分に合わない求人もあります。でも、それも含めて「今の市場から自分がどう見られているのか」を知る材料になります。
転職するかどうかは、その後ゆっくり考えればいい。まずは、自分の市場価値を知ること。それだけでも、一年前の自分とは違う景色が見えてくるはずです。
ビズリーチ
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。
リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上(2021年4月時点/ハイクラス会員のみ)という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。
JACリクルートメント
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントは、30代・40代のハイキャリア層に強く、業界別の専任コンサルタントがしっかりサポートしてくれる転職エージェントです。
年収600万円以上の求人を豊富に保有しており、とくに外資系企業や日系グローバル企業の案件に強みがあります。
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