こんな疑問に答えます。
- 転職で年収が上がりすぎた人たちの共通点
- 未経験転職して年収が100万円上がった理由
- 転職で年収を上げるために今すぐできること
この記事を書く私はこれまでに3度の転職経験がありますが、未経験業界・職種への転職にもかかわらず結果的に年収が100万円ほど上がったことがあります。
私に大きな成果や特別なスキルがあったというわけではないのですが、転職エージェントの担当者が教えてくれたとおりに素直に行動したら年収UPを実現。
そこでこの記事では、私が転職活動で教えてもらったことをもとに、転職活動でどのように行動すれば年収UPできるのかについて、具体的な手順をまとめてみました。
Contents
転職で年収が上がりすぎた人たちの共通点
転職するときは基本的には前職の年収をベースに次の会社での年収が検討されますが、今の年収が低くても絶望する必要はありません。
誰でも共通して転職で年収を上げることができる方法があるからです。
- 年収が高い業界・職種に転職する
- 大企業に転職する
- 同時に複数の内定を獲得する
①年収が高い業界・職種に転職する
転職で年収を上げるもっとも一般的な方法は、相対的に年収が高い業界・職種に転職すること。
年収が高い業界でいうと、たとえば外資系金融、専門コンサルタント、不動産などがあげられます。
他の業界からこれらの業界に転職することができれば年収が大きく跳ね上がる可能性も十分にあります。
年収が高い職種に転職する場合、たとえばITエンジニア、コンサルタント職、アセットマネージャー、情報アーキテクト・UX/UIデザイナーなどは転職市場での需要が高く、高度なスキルが必要な仕事でもあるため、年収が高くなる傾向があります。
②大企業に転職する
同じ業界・職種でも大企業と中小企業でも給与水準に差があることが多いです。
求人票の年収レンジを比較すると一目瞭然でしょう。年収が同じ水準でも大企業の福利厚生の方が明らかに充実しているといったケースもあります。
希望の会社が上場会社である場合は、公式HPのIRサイトから「有価証券報告書」を確認してみることをおすすめします。従業員の平均年収を確認することができます。
③同時に複数の内定を獲得する
転職で年収を上げるためには転職市場での自分の価値を高めることが必要です。
具体的には多くの企業から「あなたを採用したい」と言ってもらう(=内定を複数獲得する)ことができれば目的を達成することができます。
とはいえ、一社から内定をもらうだけでも大変なのに、複数社から内定をもらうのは難易度が高いと感じますよね。
解決策は、転職活動を始めたらたくさん応募するして書類選考の通過数を増やすことです。
転職活動の第1段階となる書類選考の通過率は平均で3割程度と言われているので、たくさん応募すればその分落ちる企業数も増えます。
最初はメンタル的にツラいと感じるかもしれませんが、転職活動で大事なのは書類選考で何社落とされたかということではなく「何社の書類選考を通ったか」です。
転職の面接では「今並行して受けている企業は何社ありますか?」という質問されることが多いです。
その質問が来たらこっちのもの。企業は「現在何社の企業がこの人に興味を持っているのか」「ライバルは何社いるのか」を知りたいと思っています。
そして多くの会社ではこの質問に対する回答をあなたの市場価値の判断材料とするわけです。
なお、転職活動で始めからたくさん応募すると次のようなメリットもあります。
✓選考中の企業を増やすメリット
- 書類選考の通過件数を増やすことができる
- 面接の機会が増えるので場数を踏むことができる
- 気持ちに余裕ができるので面接に自信を持って臨める など
未経験への転職なのに年収が上がりすぎた理由
私が未経験職種への転職でも年収を大幅に上げられた理由は、未経験職種だけでなくこれまでの経験職種の求人の面接も同時に進めていたからです。
書類選考後は8社との面接を進めていましたが、そのうちの大半が経験職種での選考でした。
そして、経験職種では4社から内定をもらうことができ、そのうち最も年収が高かったオファーは前職よりも150万円UP。
その後、第一希望である未経験の仕事で内定をもらえたのですが、そのときに上記の金額で他社からオファーを受けていることを伝えたことで、結果的に未経験職種でも年収100万円UPを実現できたということです。
未経験職種で年収を上げるための具体的な手順はこちらの記事にもまとめているので、もっと詳しく知りたい方はどうぞ↓
転職で年収が上がりすぎたときの具体的な活動手順
転職で年収を上げるための仕組みがわかったところで、具体的にあなたがこれからやるべきことをお伝えします。
効率よく興味のある会社にできるだけ多く応募するための最初の手順は以下のとおりです。
① 転職エージェントを複数利用すること
転職エージェントを1社しか使わないというのは賢い方法ではありません。
複数社利用することでより多くの求人情報を効率的に得ることができるし、自分に適したコンサルタントに出会う確率を高めてくれます。
さらに、転職エージェント間の競争意識を高めることができ、あなたの転職市場での優位性を高めることにも効果的です。
企業から直接本気のスカウトをもらえるビズリーチは内定までスピーディに進められるので、こちらも同時に利用するのがおすすめです。
私自身の経験も踏まえた転職エージェントを複数利用することのメリットと、複数社を同時進行する効率的な方法は以下の記事からどうぞ。
② 高年収の求人を扱う転職エージェントを利用する
国内には転職エージェントが1万社以上あると言われていますが、転職で高年収を狙うならまずは大手に登録しておけばOK。
というのも、大手は企業からの信頼感が厚く、多くの高年収求人や非公開優良求人が集まりやすいからです。
国内でもトップクラスの転職エージェントはリクルートエージェント、dodaエージェントサービス、JACリクルートメントなので、このうち3社は面倒でも2社には登録しておくと安心です。
とくにJACリクルートメントは管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントなので、気になる求人が見つかりやすいかもしれません。
【まとめ】転職で年収が上がりすぎた経験から学んだこと
転職で年収を上げるためには、これまでの経験や実績が重視されることはもちろんですが、より年収が高い業界や職種に転職したり、大企業に転職するなど、環境を選ぶことが近道でもあります。
また、選考を同時進行できる社数を増やすことで、企業に対して「自分は需要の高い人材だ」ということをアピールする手法もあります。
私自身は今回紹介した方法を運良くすべて組み合わせることができたので、結果的に未経験でも前職よりも年収100万円上げることができました。
年収が高い求人は必然的にライバルも多くなりますが、最初は広い視野を持って少しでも興味の持てる求人には応募することで、チャンスを広げてみてください。
そして、転職エージェントが提供するサービスもしっかりと使って年収UPのチャンスを掴み取ってくださいね。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントは、リクルートエージェントほどではないものの非公開求人含めて約4万件もの求人数を扱っています。
大手企業のほか、中小企業の案件も豊富な点が特徴の一つで、業界別で見るとIT・通信系の求人が数多くあります。また、とくに20代、30代前半の若手向けの転職支援に強みを持っており、優秀な若手を求めるIT企業の多くがマイナビエージェントに対して積極的に求人を出しています。
コンサルタントも若手向けのサポートに慣れているので、20代、30代前半であれば質の高いサポートを受けることができるので、登録して損はありません。
なお、20代を対象としたマイナビジョブ20’sもあるので、一度面談してみて利用しやすい方に絞って利用するのもおすすめです。