私はアラサーまでは中小上場企業で働いてきましたが、アラサーになり国内では誰もが知る大手企業に転職。
転職して感じたことは「これまでの私は完全に井の中の蛙だったな」ということ。
単に社員数が多いだけでなく、大企業で知名度が高いだけに社員には優秀な人がたくさん集まっているし仕事をすすめるスピード感も早い。
こんな環境で1年ほど働いてみて、中小企業時代の同僚たちと現在の大手の同僚たちとの違いから、大企業に転職してくる人たちに共通する特徴に気がついたので、この記事では以下のことについてまとめてみました。
- 大企業への転職が向いている人の3つの特徴
- 大企業で働くことで成長できる本当の理由
- 大企業に転職できる確率を高める方法
大手への転職に興味がある人、大手で働いていみたいけど自信がない人には読んでほしい内容になっています。
大企業に転職できた人に共通する3つの特徴
大企業は規模が大きいだけに多くの人が集まっているので、すべての人に共通するということはないのですが、大企業の中でも安定して結果を出している人には大きく分けて3つの特徴があると思ってます。
逆にこの3つの要素がない場合は、会社の雰囲気があわなくて結果的に転職してしまったり、すぐに違う部署への異動対象となったり、嫌々働いているのが表に出ているように見えます。
その大企業で実績をしっかり積み上げている人たちの3つの特徴というのがこちら。
✓大企業に転職した人の共通点
- 臆せず挑戦できる人
- 主体的に行動できる人
- 協調性がある人
具体的に説明します。
臆せず挑戦できる人
大企業に転職すると周りは優秀な社員ばかりです。学歴も過去の職歴も華々しい人が多く、今までそうした環境にいなかった場合は気後れしてしまいます。
過去の経歴がすごいだけでなく、実際に仕事もテキパキと正確にこなしていくので後から入ってきた自分なんて到底かなわないと思えてしまいます。
でも、大企業で活躍できる人、安定的に評価される人はそんな環境でも周りの目を気にせず臆せずにチャレンジします。
チャレンジすることで恥をかくこともあるし失敗することもあります。でもそこから学べることは多いです。これを繰り返すことでこれまでとは違う環境にも早く馴染めるし、仕事が楽しくなって来ます。
逆にこれができない人は優秀な人たちと同じレベルで仕事をすることはできないし、成長することもできないので、いずれその環境にい続けるのが苦しくなってきます。
主体的に行動できる人
大企業では主体的に行動できる人でないと結果を出せずに埋もれてしまいます。「主体性」にも色々な解釈がありますが、ここで言う主体性とは以下のような性質。
自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。
(引用:三省堂 大辞林 第三版 主体性(しゅたいせい)の意味や使い方 Weblio辞書)
中小でもベンチャー企業などでは主体性が求められると思いますが、私が過去に勤めてきた中小企業ではトップダウン型で言われたことを丁寧にこなす人やイエスマンの方が評価されていました。
でも、大手企業は規模が大きいだけに仕事の量も多いので上司は細かいところまで指示を出さないことが多いため、指示待ち人間では最低限の仕事しかできません。
その中でスピーディーに価値ある仕事をするには自分から仕事や課題を見つけて責任を持って対処していくことが求められます。(実際このように行動する社員が多いので、指示待ち人間が評価されるわけがないですよね。)
大企業が成長し続ける、あるいは安定した経営を続けていけるのは、細かいフェーズごとに自ら頭を使って真剣に考えて課題を解決し、改善していく社員たちがたくさんいるからだと、大企業に転職してから目の当たりにしました。
協調性がある人
どんな会社でも協調性は必要。とはいえ、あまり規模の大きくない会社では一匹狼的な仕事の進め方でも許容される場合もありますよね。
一方、大企業では自分ひとりで仕事を完結できることは稀で、基本的には部署や会社を飛び越えてあらゆる人と協力しながら仕事を進めていく必要があります。規模が大きい仕事ほど関わる人の数も多くなります。
こうした環境下では我が強く他人に一歩も譲れない人や違う考え方の人を受け入れられない人は絶対にうまくいきません。
大企業に勤める人の多くは協調性が高いなと感じており、議論の中で意見の衝突もあるものの、大抵の場合はうまい具合にお互いの落とし所を見つけて時間内に決め事が決まっていることが多いです。
転職後は人の意見を否定したりけなしたりする人には会社ではほぼ会ったことがなく、すぐに感情的になる人もほとんどいないですね。
大企業への転職に挑戦すべき人
ここまで大企業で成果を出す人の3つの特徴について紹介してきましたが、今の自分にこれらの性質が備わっているか自信がない人でも大企業への転職をあきらめる必要はないです。
実を言うと、これらの素質を持っていると思って転職してみたら、私は周りの社員に比べれば全然チャレンジ精神旺盛じゃなかったし、主体的じゃなかったし、すぐにネガティブ思考になる性格だと気づきました。
でも無我夢中で働いてきたら、1年で驚くほど成長できたと実感しています。
転職してもう1年。
未経験の職種への転職で幸運にも年収70万円UPでオファーをいただき、1年たってざっと計算してみたら結果的に年収は100万円上がってた。
さらにプレゼンスキルやその他知識、周りの社員の影響による習慣の変化など得られたものは大きすぎる。
1年で人生は変えられることを実感。
— Sara@未経験×年収UPで転職 (@SARA18olsb) September 22, 2020
転職当初に自信を失い、自己評価がダメダメだった私がここまで自信を取り戻し、今もなお自己実現のために前向きに意欲的に働けているのは、周りの優秀な社員たちの影響です。
優秀な社員に囲まれたことで自分も追いつきたい、追い越したいという気持ちが芽生え、彼らから学ぼうという姿勢が生まれ、今までよりもさらに積極的に主体的に行動できました。
つまり、新しい環境で優秀な社員たちの中に身を置くことで意識が変わり、成長意欲が加速して、実際に成長することができます。
なので、今は大企業で自分が通用するか自信がないという人も「もっと成長したい」「優秀な人たちと働いてみたい」という気持ちがあるなら大企業への転職にチャレンジしてみるべきだと思います。(逆に「できるだけ楽をしたい」という人には向いていません。)
しかも大企業は知名度が高いだけに多数の応募が集まることから、採用時に内面まで見て本当にいい人を選ぶ余裕があるためか、性格がいい人、メンタルが常に安定している人が多い気がします。
そんな彼らの人間性からも学ぶことはたくさんありますよ。
過去の働いていた会社では上司や目上の人の意見が絶対で自分の意見を言う機会なんてなかった。
今の会社では率直な意見を言っても否定されないばかりか逆に「ありがとう」と言われるし、意見が対立してもお互いの意見を尊重する文化が根付いてる。
なので今は自分らしく働けていると実感できる。
— Sara@未経験×年収UPで転職 (@SARA18olsb) September 17, 2020
大企業に転職後にどんな苦労があったのかについては以下の記事に書いているので、気になる人は読んでみてください。
大企業で働きたい人に贈る言葉
大企業への転職はハードルが高いと思われがちですが、実は新卒時の就活に比べれば門戸は広いです。
あまり知られてないですが、新卒は難関だけど中途だとそうでもない企業は多い。弊社も新卒は東大や海外大卒で英語も出来るハイスペが多いですが転職組は僕のような非大卒もいる。新卒では書類も通らなかったと思います。転職では社会に出てからの実績が重要視されます。キャリアはいつからでも好転可能
— りょう (@Ryo_Career) October 21, 2020
というわけなので、これまで勤めてきた会社が中小企業であってもあまり臆せずに大企業への転職に挑戦してみてください。(私自身もそうでしたから。)
今は自分の能力や素質に自信がなくても、大企業に転職すれば優秀な社員たちが具体的にどう行動して仕事をしているのか間近で学ぶことができて、強い意志さえあれば自分もそれに近づけます。
そのためにはまずは大企業から内定をもらうう必要があるので、以下のようにまずは正しい方法で転職活動を始めてみてください。
大企業に転職したいなら大手の求人を多数扱っている(大手とコネクションのある)転職エージェントを使うに限ります。その中でも私が実際に使ってみて満足度が高かった大手に強い転職エージェントはこちらの3社。
転職エージェント名 | 特徴・強み |
dodaエージェント | 業界ナンバー2。非公開の求人数が豊富で質が高いだけでなく、優秀なキャリアアドバイザーが多い転職エージェント。応募書類の添削や面接対策は転職者からも好評。 |
リクルートエージェント | 扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1。あらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴で、他社にはない非公開求人を多数抱えている。 |
JACリクルートメント | ハイキャリア案件については国内でもっとも強い転職エージェント。外資系や日系の海外事業関連の職種などグローバル案件が豊富であることが特徴。 |
これらの転職エージェントに関するより詳しい情報は以下の記事からどうぞ↓
私自身が転職活動で実践した大企業に転職するための方法や具体的なノウハウはこちらの記事で解説しています。