こんな疑問に答えます。
- 大企業に転職したら人生の幸福度がUPした話
- 知っておくべき大企業で働くデメリット
- 大企業で働きたい人が陥る失敗とは
この記事を書く私は、アラサーまでは従業員数千人程の上場会社で働いていたのですが(人によっては大企業?)、約1年ほど前にグループ従業員数万人規模で知名度が高く、国内でも上位の売上を誇る大手上場会社に転職。
そして、自分でも驚くほど人生が変わりました。(転職だけでここまでライフスタイルが変わるとは…!)
そこでこの記事では、大企業への転職を夢見る人が気になる大企業へ転職するメリット・デメリット、優良大企業に転職する方法、そして大企業に転職して失敗しないための注意点を私の実体験ベースでお伝えします。
Contents
私が大企業で働くことを選んだ理由
私が大企業への転職を考え始めた一つのきっかけは、アラサーになって結婚・出産・育児を真剣に考え始めたこと。
前の会社では産休・育休明けの復帰はできるものの、育休前と同じポジションで働くことができなかったり給料が下がってしまうなど、いわゆる降格のような扱いを受けてしまうワーママが多かったので、同じようになるのは嫌だなと思っていました。(今思うとマタハラ…?)
そこで転職を真剣に考え始め、産休や育休時の補助が手厚く、育休明けも希望する働き方ができ、仕事と育児の両立が実現可能な会社を探していたところ、今の私には大企業への転職がベストだなと思い始めました。
そこで2ヶ月の転職活動を経て、幸運にも第一希望の会社から前職を上回る年収を提示され、大企業への転職を果たしました。
大企業に転職したら人生の幸福度がUP
そして、実際に大企業に転職した感想がこちら↓
転職してよかったこと☺️
・給料UP
・出社時間自由
・情報共有が早い
・オフィスがキレイ
・自分の意見を言える
・福利厚生が充実してる
・向上心がある同僚が多い
・週数回はリモートワークOK転職するのは勇気がいるけど、やってみたら人生の幸福度UP。
今の会社で消耗してるなら転職もありです👍
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) June 1, 2020
もう少し具体的にお伝えしますね。
メリット①:ネームバリュー
転職が決まった後に家族や仲のよい友だち、元同僚たちに報告したところ、「すごいね!」「うらやましい!」と何度も言われました。
やっぱり大企業のネームバリューはすごいです。正直、鼻高々でした。笑(入社した企業を褒められるのは初めての経験だったので。)
TVで会社のCMを見かけることも多いので、誇らしい気持ちになり自然と愛社精神が芽生えました。(愛社精神なんてそれまで一度も感じたことがなかったのに…!)
メリット②:社員のレベルが高い
(これは企業によるのかもしれませんが、)私が転職した会社で最初に持った印象は、教養がある人が多い、知識が豊富、社員の向上心が高いということ。
前の会社では自分は仕事ができる方だと思っていたけど、上には上がいることを思い知らされました。
大企業に転職して気がついたこと。
前の会社は正直言って「謙虚な人」は少なかったけど大手に転職したら謙虚な人が多い。
というのもみんな向上心高くて好奇心旺盛で学習欲がすごいの。
今思うと、前は井の中の蛙が多かったかな。自分も含めて😓
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) May 31, 2020
こんな感じで上司や同僚からいい刺激を受けていることもあり、私自身の学習欲も高まり、チャレンジ精神旺盛になるなど、仕事へのモチベーションも高く維持できています。
それに加えて、社員教育・研修制度が充実しているので、意欲がある人はどんどん成長できる環境。
メリット③:徹底したコンプライアンス
大企業だけに社会からの評判もとても重視している会社で、コンプライアンス面もしっかり管理されています。
労働時間は細かくチェックされ、サービス残業は絶対NG、長時間労働も厳しく規制されています。
管理職もコンプライアンスに対する意識が高いので、安心して働けます。
メリット④:給与水準が高く、福利厚生も充実
今の会社に転職するとき、未経験職種への挑戦だったのですが前職での実績を高く評価してもらい、転職時に年収約70万〜100万円程UPしました。
会社全体で社員の給与水準が高いからこそ、ここまで年収が上がったとも考えられますね。
また、入社初年度から有休が多くて取得率も高く、福利厚生も大充実なので転職直後から使える制度はフル活用させてもらってます。
転職したら「ITS健保」に加入してる会社だった☺️
関東のネット系大手が加入してて福利厚生が大充実。
・保険料が安い
・旅行で1万円補助
・保養所がグレード高め
・高級レストランが安お得
・TDSやUSJにお得に行ける
・常備薬を特別価格で購入できる福利厚生重視の転職ならネット系大手は狙い目👍
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) June 17, 2020
メリット⑤:業績が安定している
これはコロナショックのときに実感しました。
外出自粛の影響を受けて各社業績低迷し、ボーナスカットや雇用不安がニュースで報じられる中、自分の雇用に対する不安はなく、給料も残業代も通常通り払われるし、ボーナスもしっかりいただきました。
さらに中途採用の活動も継続しているので、まだまだ余力を感じますね。
メリット⑥:働きやすい環境
オフィス内も働きやすい環境が整えられていて、社員食堂やカフェ、お弁当売り場がオフィス内に設置されていて、さらにマッサージルームや仮眠スペースまで用意されています。
もともとフレックスタイム制とリモートワーク制度が整っていた会社で、それが入社の決め手でもあったのですが、今は毎日在宅勤務。
ネットワーク環境も問題なく、Zoomでの会議でも全く支障がありません。
コロナショック後の対応が素早く、安心して働くことができたのも資金力がある大手ならではだと思います。
知っておくべき大企業で働くデメリット
大企業とはいえ、もちろんメリットばかりではありません。大企業に転職して感じたデメリットは主に以下3つ。
デメリット①:会議が多い
会議の多さには驚きましたね。前の会社では一日に一度も会議がない日も多かったですが、今はほぼ毎日いくつかの会議があります。
会議が多すぎて作業時間がとれず、定時時間外に資料の作成や諸々の対応をしなければならないので、前の会社よりも残業時間は増えました。
といっても、前の会社は繁忙期以外はほぼ残業がなかったのですが。
デメリット②:決め事に時間がかかる
大企業ということもあり、一つのプロジェクトにも多くの人が関わっています。
このため、何かを決めるときに確認すべき相手が多く、なかなか物事が決着せずもどかしく感じることも。
また、「これは誰に確認すればいいかわからない」ということも多々発生し、慣れるまでにはまだ時間がかかりそうです。
デメリット③:経費管理が厳しい
前の会社は経費の使い方にゆるかったので、社員間の飲み会代を経費で落としたり、業務に必要な文具は総務に言えば何でも買ってもらえたのですが、今の会社ではそうもいきません。
経費を使いたいときにはどんなに少額でも必ず上長の承認がいるし、通勤費も「もっとも安い経路」の定期代しかもらえません。(前の会社では通勤費は「もっとも合理的な経路(=もっととも通勤時間が短い経路)」というルールだったのですが…)
中小企業から大企業に転職する方法
このようにメリット、デメリットを総合すると、メリットの方が圧倒的に影響が大きく、やっぱり大企業はいいなと思います。
そこで、大企業に転職するにはどうすればいいかということなんですが、実は思っているよりも難易度は高くないんですよね。
むしろ新卒で挑戦するよりも転職で大企業に入る方が難易度は下がります。
転職は難しいと思われがちですが実は新卒より採用間口を広げている会社も多いです。弊社も新卒採用は学歴、語学の要件など難易度は高い方ですが中途採用は僕のような低学歴で英語が得意ではない人もたくさんいます。新卒では難しい企業でも入社のチャンスが生まれるため転職活動はしてみないと損ですよ
— Ryo|下克上キャリア (@Ryo_Career) June 16, 2020
学歴が低い、職務経歴が薄いからといって大手への転職は無理だと決め付けている人がいますがそんなの関係ないですよ。僕の固定ツイを見ていただければわかりますが、Cランク大卒で穴ぼこだらけの職務経歴の僕ですら日系大手企業に転職できました。思い込みで可能性を潰してる自分に気づいて欲しいです
— あま👔異色のキャリア (@AmaCareer) June 16, 2020
今の会社に新卒で挑戦していたらライバルが多すぎて入社できなかったかもしれませんが、実際私は2ヶ月の転職活動で内定をもらえたし、さらに前職よりも高年収となったので、転職で大企業に挑戦するのは賢い選択だと思います。
大企業への転職に興味があり、ある程度語れる実績や経験があるなら迷わずチャレンジしてみるべきです。
でも、もちろん中小企業へ転職するより大企業への転職の方が難易度は上がるので、事前の対策は必要です。
詳しくは以下の記事からご覧ください↓
大企業で働きたい人が陥る悲しい現実とは
とはいえ大企業にせっかく転職しても、合わないと感じてすぐに辞めてしまう人もいるのが事実。
私が見てきた限りでは、これらの人の多くは大企業に多くを求めすぎたゆえに、実際に入社してからギャップを感じてしまい、ツラくなって辞めてしまうのかなと思います。
そこで大企業で働きたい人に知っておいてほしいのが、大企業といえどパーフェクトな会社はないということです。どの会社にもメリット・デメリットがあるし、自分に合う人・合わない人が存在します。
大企業に転職したからと言って人生が薔薇色になるわけではありません。
これをきちんと理解したうえで、転職活動中にできるだけ企業の実態を把握し、入社前と後のギャップを小さくしておくことが大企業へ転職後に長く続けられる秘訣かなと思います。
転職活動でどんなことに気をつければ失敗する確率を減らせるのか、以下の記事で具体的に解説しているので、こちらも見てみてください。(実際、私自身は転職してほぼ後悔を感じたことがありません。)