こんな悩みに答えます。
- 中小から大手への転職難易度が高い理由
- 実際大手に転職して半年働いた感想
- あなたは大手に転職できる?【自己診断】
- 中小から大手に転職する方法
この記事を書く私は半年程前、アラサー×女性という属性に不安もありつつ転職活動したところ、開始2ヶ月で本命含め4社から前職より高い年収で内定をいただきました。
そして、従業員1,500人ほどの中堅企業から従業員が数万人を超える誰もが知る大手企業(第一希望)に転職。
自分自身の転職活動を振り返ってみて、中小から大手への転職は全然無理ではないです。
もちろん何の努力もなしに誰もが希望の大手企業に転職できるわけではないですが、ポイントをおさえて転職活動すれば大手への転職にもチャンスがあります。
とはいえ「大手→大手」への転職に比べると確実に難易度は上がるという印象ももっています。
そこで今回は、私自身の転職活動を振り返り、さらに転職先の同僚たちを見て感じた大手に転職するために必要なことをざっくばらんに語りたいと思います。
Contents
中小から大手への転職難易度が高い理由
実際に大手へ転職してみてわかったのですが、転職してきた同僚のほとんどは他の大手から転職者が大半。
楽○、ヤ○ージャパン、JPモル○ン、ソ○トバンク、博○堂など誰でも知ってる有名企業出身者ばかりで、入社当初は完全に気が引けていました。
半年ほど働いていく中で、なぜ中小から大手の転職が無理だと言われるのわかってきたので、中小から大手への転職難易度が高いと言われる理由を3つご紹介します。
① 転職市場でのライバルが多い
有名大手企業はとにかく人気が高く応募者が多数集まります。(ネームバリューに応募者が群がります。)
とくに今や転職サイトからネット経由で1-Clickすれば誰でも簡単に応募できてしまうので、人気の企業の場合には1つのポジションに何十何百(あるいは何千)という応募が集まることも珍しくありません。
一方、中小は一つの応募を集めるのがやっと…ということも。
このため、大手を受ける=ライバル多数であり、書類選考で大半が落とされてしまうので、大手に転職するのが中小よりも難易度が高いと言うのは当然のことですよね。
② すでに大手に入社している=優秀だと思われている
すでに大手に入社している人は優秀だと思われている可能性が高いということも、中小→大手への転職が難しいとされる理由の一つ。
大手企業の出身者はすでに前職で厳しい競争を勝ち抜いてきた実績があると見られており、転職市場では信頼感があります。
さらに大手企業出身の場合、応募先企業にすでに同じ企業の出身者が転職していることも普通。
たとえば、楽○出身の人がある業界最大手B社を受けた場合、すでに楽○出身の人が何人も入社している実績があるということ。
また、①でお伝えしたように大手には応募者が殺到するため、書類選考時点である程度の学歴や社歴・職歴フィルターをかけて応募者を選別するということもざらにあると思います。
③ 大手→大手の転職の方が馴染みやすい
たとえば、大手企業では会社の規模が大きく人数も多い分、仕事が細分化されているので、同じ規模の会社から転職する方が同じ要領で仕事が進めやすいと考えられています。
また、大手では外資などの大手コンサルティング会社を入れて会社の仕組みをつくってきたという場合もあり、社内の仕組みが大手同士だと似ているというようなこともあります。
このためか社内で使われている言語も大手同士であれば近い言語が使われており、大手→大手への転職は始めから仕事がスムーズに進めやすいようです。
実際に大手に転職して半年働いた感想【本音ベース】
このように中小から大手の転職は簡単ではないのですが、私自身が中堅の企業から大手へ転職できているので、中小から大手への転職が無理ではないことは証明済み。
中小から大手へ転職してみた感想としては(あくまで私個人の印象ですが)、半年経った今でも転職して本当に良かったなと感じています。
具体的にはこんな感じ↓
転職してよかったこと☺️
・給料UP
・出社時間自由
・情報共有が早い
・オフィスがキレイ
・自分の意見を言える
・福利厚生が充実してる
・向上心がある同僚が多い
・週数回はリモートワークOK転職するのは勇気がいるけど、やってみたら人生の幸福度UP。
今の会社で消耗してるなら転職もありです👍
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) April 26, 2020
さらに、最近はコロナウイルスの影響もあって社会全体が不安定となっていますが、どんな場面でも需要が途絶えない業界の大手企業であれば、こんなときも比較的安心して働き続けることができます。
もともと週3くらいで在宅勤務してたけど、3月からフルリモートとなり給料も残業代も支払われ、3月で締めたボーナスも入ってくる。一部見送りになったものの採用活動も継続して一人当たりの業務量過多を緩和しようという動きもある。
会社やそれを支えてくれる社会の需要に感謝しながら仕事します🍀
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) April 26, 2020
もちろん大手ならどこへ転職しても同じ恩恵が受けられるというわけではないし、選ぶ企業や業界によって感じ方は異なるはずなので、転職活動では注意が必要。
転職後も大きなギャップを感じずに転職する方法についてはこちらの記事にまとめているので参考にどうぞ↓
あなたは大手に転職できる?【自己診断にどうぞ】
私自身が大手に転職して多数のメリットを感じているので、大手に転職してみたいと思う人にはぜひチャレンジしてもらいたいと思ってるのですが、大手に転職するために必要な素質や経験があると思っています。
私が職場の同僚たちを見て感じた共通点や、中小企業から転職してきた同僚を見て気づいたことなどを以下に5つ挙げているので、あなたも当てはまるか確認してみてください。
① リーダーシップがある
ここでいうリーダーシップとは、チームのマネジメント経験ではなく、自ら率先してアクションや意見を出せる能力のこと。
役職は関係なく、自分の役割に対してリーダーシップを発揮できるかどうかが面接では注意深く観察されていたように思います。
実際に今の会社では、同僚たちは自分の担当の仕事にはどんどんリーダーシップを発揮して、仕事を滞らせることなく、前に前に進めている印象があります。
「大手は仕事ができない人が楽して働いている」説もありますが、個人的な印象としては、みんなバリバリ仕事しており「この人の仕事は信用できない」という人はいないです。
② 主体性がある
主体性とは、自分の仕事に責任を持って取り組んでいるかということ。
今の会社には「ここで穴を開けてはいけない」「私がこれを必ずやり遂げる」という責任感をもって仕事をできる人が多いです。
ちなみに、①のリーダーシップと②主体性については、起業家支援事業を行っている大東めぐみさんのVoicyの説明がわかりやすいので、大手に転職したい人はぜひ聞いてみてください。(転職したいなら聞く価値ありです!)
※Voicyの中で主体性については「オーナーシップ」という名称で語られています。
③ 協調性
協調性とは「チームワークで仕事ができる」ということです。
大手では社員や関係先が多い分、周りの人達と協力して関わりながら仕事を進めることがほとんど。
このため、人とのコミニュケーション力や性格という部分も面接では細かくチェックされていたなと感じます。
なお、職場の同僚を見ているとレスポンスが早い、時間や締切を守る、無駄なコミュニケーションは避ける、わからないことをそのままにせず適切な質問を投げかける、議論の場で相手を否定しないなど、一緒に仕事していても嫌な気分になることも少ないです。
④ 専門性
転職活動では一つのことを突き詰めて努力してきたかということも重視されていたように感じます。
ネームバリューに流されて応募してくる人も多いため、応募先の仕事への専門性・知見があるか、興味関心が高いかということも面接では注意深く見られます。
とはいえ、私自身は未経験の業界・職種に転職しているので、現在の仕事に関する専門性はほぼなかったのですが、いわゆる軸ずらし転職をうまく活用して、未経験だけど前職のスキルを応用できる仕事に転職できたのかなと思います。
この場合、応募している職種の専門性は不可欠ではないのですが、前職の仕事でかなり経験を積んできたのでそれが評価されて内定をもらえたし、その専門性が役に立って今でも意見を求められることもあります。
⑤ 経験・実績
これまでの経歴の中で面接の場で語れる仕事上の経験や実績があることも重要です。
応募先の仕事とは直接関係がなくても実績などの成功体験を相手が興味を持てるように、堂々と語れる練習をしておくのがおすすめ。
今すぐに思いつかなくても、これから自己分析する中で自分がどんな経験や実績があるかを語れるようにしておけばOK。
もちろん数字上の実績である必要はなく、どんな行動をして、どんな結果を生み、チームや会社にどんな貢献ができたかという成功体験を3つくらい探しておきましょう。
さらに、それらを活かして応募先の仕事にどう貢献できるのかを語れるようにしておくのがベスト。
中小から大手に転職する方法
上の章で大手に転職するための素質やスキルなどお伝えしましたが、ここまで読んでみて難しく感じてしまった人もいると思います。
でも、転職活動でやるべき事はそれほど難しくなく、ここでお伝えしたことを意識しながら、正しい手順と方法で一歩一歩進めればいいだけです。
転職活動の方法については、私が中堅企業から業界大手&従業員数万人の憧れの未経験の仕事に転職した方法として以下で紹介しています↓
なお、個人的な感覚としては有形商材→有形商材への転職、無形商材→無形無形商材への転職の方が内定は獲得しやすい印象があります。
もう少し詳しく説明すると、有形であれば食品や化粧品、自動車、半導体など同じ業種でなくとも、メーカーからメーカーへの転職の方が通りやすいということです。
無形商材で言うと、広告、インターネット、金融、コンサルなどの業界間が転職しやすいと思います。
まとめ
中小から大手の転職は無理ではないですが、難易度はかなり上がります。
ですが、大手へ転職するべきポイントを押さえて戦略的に転職活動を行えば、大手への転職も十分射程圏内になるので、最初からあきらめるのではなく、まずはチャレンジしてみることが大切だと思います。
効率的な転職活動の方法や有利に転職するために必要なことも記事に書いているので、ぜひ一読してみてくださいね。