こんな悩みに答えます。
- 転職した2社目を短期間で辞める人を企業はどう思う?
- 短期間で転職を繰り返す場合の注意点
- 2回目以降の転職を有利に進める方法
この記事を書く私は、これまでに3度の転職経験がありますが、3度目の転職では前職の在籍期間が短いことで不利になるのではないか、とても不安でした。
でも、実際に転職活動してみると4社から前職の年収を上回る年収で内定をもらい、転職活動は2ヶ月もかからずに終了しました。
この経験からも言えることは、今の会社での在籍期間が短いことで次の転職をあきらめる必要なないということです。
とはいえ、在籍期間が短いと採用する企業としてはやっぱり不安です。このため、転職活動では不利になる場面も出てきます。
そこでこの記事では、転職したばかりの2社目から転職するときの注意点や転職活動をうまく進めるための方法、企業の本音などをまとめてみました。
Contents
転職した2社目を短い期間で辞めるのは非常識?
一つの会社に勤め始めて数ヶ月から数年程度で辞めてしまう場合、一般的には「勤務期間が短すぎるので非常識だ」と思われることも多いでしょう。
でも、実際のところ、転職後数ヶ月で再び転職を繰り返す人も珍しくはなく、私もこれまで何人もそのような人を見てきました。
では、なぜ転職を繰り返す人が出てくるのかというと、自分に適した会社を見つけるのは本当はとても難しいことだからです。
「最初の仕事はくじ引きである」という言葉のとおり、初めての就職先は自分に全くあっていなかった。それでも目の前の仕事に全力で取り組んでみたり、率先して環境を変えることで、少しずつ自分にとって最適な選択ができるようになり、自分のやりたいことが明確になりキャリアも年収も上がってきた。
— Sara@未経験×転職でキャリアUP (@SARA18olsb) May 12, 2022
こちらのツイートでは初めての就職先の話をしていますが、1社目も2社目もたいして変わりません。
とはいえ20代や30代であまりにも転職回数が多かったり、一社一社の在籍期間が短すぎるのは問題です。
以下の記事に企業が採用するときに転職は何回までが許容範囲かを示した調査結果などをまとめているので、気になる方は読んでみてください。
転職した2社目を短い期間で辞めるのは採用に不利?
では、実際に企業の採用担当者や経営者は短期間で転職を繰り返そうとする人にどのような印象を持つのでしょうか?
ベビーシッター事業を展開するキッズライン代表の経沢 香保子さんはvoicyでこうした悩みに以下のように答えています。
この悩みに対する経沢さんの回答がこちら。(少し長くなるので、音声で聞きたい方はこちらをどうぞ。)
数ヶ月で辞めた人が応募してきたら、率直に言うと以下のように思います。そして、聞くと思います。
- 前の会社が合わなかったのかな?
- なんで短期間で辞めちゃったのかな?
それでも今募集している求人にぴったり合う人であれば採用するかなと思います。
辞めたくなった理由を言語化できるうえに、次の転職先にも「なるほどな」と思われる説明ができればいいと思います。
一つツッコミどころがあるとしたら、「やりたいことと違うということに気づいてしまった」ということに「入社前に気づくことができなかったんですか?」という質問はすると思います。
そのときに自分の決断力を示すエピソードを話すのがいいかな。
今の会社に全然情熱がないのであれば、しょうがないよね。次の会社に内定して、何年もやっていけるならそれでいいと思います。
ジョブホッパーの人は多いし、私自身はそんなに嫌だなという気はしないけど、「自分の会社もすぐに辞めちゃうのかな」とは考える。
次の会社でどれだけ深く考えて「こういうことをやりたいんだ」っていう表面的なものじゃなく、ビジョンに共感してやりたいという気持ちがあればいいのかなと思っています。
深いところでやりたいことがあるのが大事かな。転職は慎重にね。「この会社でこういうことがやりたい」という目標が立てられればいいのかな。
経沢さんが質問に回答している実際の音声と全文は以下から聞いてみてくださいね。
転職した2社目を短い期間で辞めるときの注意点
先程の経沢 香保子社長の話を要約すると、短期間で2社目の会社を辞めたい人に必要なのは以下のようなことです。
- 短期間で転職しようと思った理由を相手が納得できるように言語化して説明すること
- 次の会社で働きたいと言う情熱を説得力を持って伝えること
とはいえ、ありのままの理由をさらけ出すのはおすすめできません。
転職では本音と建前の使い分けが必要
実際は本音の転職理由を伝えても全く問題はないのですが、それは転職理由が前向きなものの場合に限ります。
逆にネガティブな退職理由の場合、たとえば上司・同僚への不満、会社からの評価への不満、企業カルチャーへの不満、給料や待遇への不満などの理由をそのまま伝えてしまうのは絶対にやNG。
ネガティブな理由を聞いて企業がどう思うかを考えれば理由はわかりますよね。
このような転職理由を聞いて企業側としては果たしてあなたを採用したいと思うでしょうか?
答えは「ノー」ですよね。
転職理由を考えるときは、常に「これを言ったら企業は私と働きたいと思ってくれるだろうか?私は魅力的な人間にみえるだろうか?」ということを考える必要があります。
ネガティブな転職理由をポジティブに転換する方法
ポジティブな理由に変換するためには、その先にあなたが長期的に実現したいことや目標があると自然な流れで伝えることができます。
「現状の環境に不満があるから転職するのだ」という伝え方ではなく、「現状の環境では自分の目標に近づくことが難しいため、目標ややりたいことを実現するために転職を選んだ」というイメージです。
これにより相手にも前向きな姿勢が伝わり「自社でも貢献してくれそうだ」と判断してもらえる可能性が高まります。
具体的な手順は以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
転職した2社目を辞めて短い期間で転職を成功させる方法
ここまでは転職したばかりの会社から次の会社に転職したいときの注意点について解説してきました。
ですが、2社目の会社をすぐに辞めて次の転職を成功させたい場合、一番難しいのが短期間で転職を繰り返そうとしている自分に興味を持ってくれる企業に出会うことです。
企業は自社に必要な人材を採用するために毎年莫大なコストを払っているからです。
このため、せっかく採用した人がすぐに辞めてしまうと、これまでその人を採用・育成するために支払ってきたすべての費用が水の泡となります。
これを避けるため、企業はこれまでの勤務先の在籍年数が短い人はすぐに辞めそうな人と判断し、採用候補からはずしてしまうため、書類選考すら通るのが難しくなります。
このため、「次の転職では不利かもしれない」という場合は、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどの直接スカウトサービスを利用すべきです。
これは、企業の採用担当者があなたのレジュメを読んで、2社目の在籍年数が短いことを理解したうえで、あなたに興味を持った企業から本気のスカウトをもらうことができ、書類選考なしで面接に進むことができるサービスです。
実は、私も3度目の転職(前職の在籍年数が2年という短期間での転職)ではビズリーチを使ったことで、前職よりも年収が上がり、好条件で転職することができました。
詳しいサービス内容は以下よりご覧ください。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートダイレクトスカウト
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。
リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上(2021年4月時点/ハイクラス会員のみ)という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。