退職時に強い引き止めにあって大揉めに揉めて、最悪の辞め方をした人の話を聞いたりすると、転職することを躊躇してしまいますよね。
せっかく勇気を出して転職を決意したのに、引き止められると気持ちが揺らいでしまう——そんな人は多いと思います。
この記事では、そんな悩みに答えます。
- 会社はなぜ退職をしつこく引き止めるのか
- 退職を引き止められやすい人の特徴
- 退職引き止めに応じた人の末路
- しつこい引き止めをスルーして円満退職する方法
会社が退職を引き止める本当の理由【すべて会社都合です】
「会社から転職を引き止められるのは必要とされている証拠」と考える人もいますが、実際はそんなきれいな話ではありません。
会社や上司があなたの転職を引き止めるのは、完全に会社都合です。
✔︎よくある退職引き止めの理由
- 人手不足で辞められると困る
- 再配置や採用の手間が面倒&コストがかかる
- 管理職の評価が下がる
- プロパー社員ばかりで転職に理解がない
- 「転職=裏切り」と考える古い体質
つまり、会社や上司はあなたのためではなく、自分たちのために引き止めているのです。
もし「なんとか残ってくれ」と強く言われるなら、それはあなたを大切に思っているのではなく、単に「抜けられたら自分が困る」から。
逆に、激しい引き止めをする会社ほどブラック気質であることも多いです。本当に良い会社は、社員の意志を尊重してくれるものです。
「転職=裏切り」と考えるような古い体質の会社に違和感を覚えるのは、むしろ感性が健全な証拠。今の環境にモヤモヤしている人は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
退職を引き止められる人の特徴
実は「退職を引き止められる人」には共通点があります。それは、優しすぎる人・責任感が強すぎる人です。
あなたは以下に当てはまっていませんか?
- 「迷惑をかけたくない」と思ってしまう
- 「上司に悪い」「申し訳ない」と感じてしまう
- 「自分が抜けたら仕事が回らないかも」と心配する
でも、あなたがいなくても会社は回ります。あなたが抜けることで会社の仕事が止まってしまうのであれば、それはあなたの責任ではなく、会社の責任。
「あなたがいないと困る」は、会社側の都合のいいセリフです。あなたが辞めたあとも、結局は誰かが補充され、業務は続いていきます。
退職を引き止められて転職をあきらめた人の末路
退職を強く引き止められた人の中には「ここまで言ってもらえるなら、もう少し頑張ってみようかな」と思って、そのまま同じ会社に残る選択をする人もいます。
でも残念ながら、一度辞めようとした人が同じ会社に留まって、その後うまくいくケースは多くはありません。
私の周りでも、一度退職をあきらめた人は、結局その後しばらくして辞めています。しかも、後味が悪い辞め方になることが多いです。
それは以下のような理由からです。
- 一度辞める意志を示したことで、会社からの評価や信頼を失う
- 信頼を失うことで、仕事を任されなくなる
- 出世コースから外れる
- 変に気を遣われるなど、気まずさを抱えたまま毎日を過ごす
このため、こうした人たちは結局数ヶ月、1年後には再び退職を決意することになるのです。その頃には転職市場のタイミングも逃し、条件が下がってしまうリスクもあります。
不思議なもので、「今じゃなくてもいい」と思ってしまった人ほど、結局次のチャンスを逃しているように見えます。
今は人手不足で売り手市場とはいえ、好条件で採用されるのは「今すぐ動ける人」からです。一度チャンスを逃すと、年齢もモチベーションも条件も少しずつ不利になっていく──だからこそ、「今辞める」と決めた自分の気持ちを信じてほしい。
「動ける今」を逃す人ほど、あとで後悔する──転職では本当によくある話です。
つまり、最初からスパッと辞めたほうが時間も気持ちもチャンスも無駄にしないのです。
潔く決断することが、自分にとっても会社にとっても誠実な選択だと思いませんか?
退職を引き止められても円満に辞める方法
では、どうすればしつこい引き止めを避けながら円満に辞められるのでしょうか?
コツは「相手が引き止めにくい状況を作ること」です。
① 転職先を決めてから伝える
反対されたり裏切者扱いされて転職の意志が揺らがないようにするために、転職先を決めてから会社に退職を伝えるのが鉄則です。
「もう次が決まっている」と伝えることで、会社側も引き止めづらくなります。
ただし、仕事を続けながら転職活動を進めるのは正直大変ですよね。私もそうでしたが、迷っていても、とりあえず以下のようなサービス利用して転職活動をとにかく始めてみることで、「引き止められたらどうしよう!」と悩む余裕がなくなるほど、状況は一気に進みます。
>30代以上・スペシャリスト・管理職ならビズリーチ
>第二新卒・20代ならリクルートエージェント
なお、転職先が決まったら転職先の社名はできるだけ言わない方が安全です。
同僚の知り合い経由で情報が広まったり、マウントを取られたり、悪口を言われるリスクも避けられます。
② ネガティブな退職理由を言わない
「人間関係がつらい」「評価に不満がある」などの本音は、絶対に口にしない方がいいです。相手を否定するような言葉は、不要な摩擦を生みます。
伝えるときは、前向きな理由だけに絞りましょう。たとえば、こんな言い方が自然です。
- 「この会社で◯◯の経験を積んで、△△の仕事に挑戦したい気持ちが強くなりました。」
- 「今の経験を活かして、もう少し幅を広げたいと思っています。」
これなら、会社や上司を否定せずに「成長意欲」として伝わります。
円満退職のカギは、「感謝+前向きな理由」のセットです。
③丁寧に引継ぎをする
実は、上司や同僚が退職を引き止める裏には「自分の業務が増えるのが嫌」という心理もあります。
あなたの仕事を引き継ぐ人が不安にならないように、業務マニュアルやQ&Aを整えておくだけでも印象が変わります。
なお、退職後も安心して次に進むためには、その他にも様々な準備をしておく必要があります。退職・転職するにあたり、対応が必要なことや推奨したいことについては以下の記事からチェックしてみてください。
まとめ|退職を引き止められても、自分の人生を優先しよう
退職にあたり、会社からどんなにしつこい引き止めに遭ったとしても、会社はあなたの将来を保証してくれません。
あなたの人生はあなたのもの。
優しさも責任感ももちろん大切です。
でも、他人の期待よりも「自分の時間と未来」にエネルギーを使ってください。潔く前を向いて辞める人ほど、次のステージで必ずうまくいきます。
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