こんな悩みに答えます。
- 会社が転職を引き止めるのは会社都合
- 転職をあきらめた人の末路
- 転職の引き止めがしつこくても円満退職する方法
この記事を書く私はこれまでに3回の転職を経験してきましたが、毎回スムーズに退職交渉を終えることができました。
もちろん会社から見放されていたとかそういう話ではなく、上司や同僚とも最後まで良い関係で退職することができたので、彼らとは今でも連絡を取り合っています。
とはいえ、退職交渉でも揉める人が多いのも事実。
そこでこの記事では、転職することを伝えた後でもしつこい引き止めを避けて円満に会社を辞めるための手順についてご紹介します。
Contents
会社が引き止めをするのは会社都合
「会社から転職を引き止められるのは必要とされている証拠」と前向きに捉える人もいますが、実際はそんなきれいな話ではありません。
また、会社はあなたのことを心配したり気遣っているからこそ引き止めているわけでもありません。
会社や上司があなたの転職を引き止めるのは、完全に会社、あるいは上司のことだけを考えた会社都合です。
逆に激しい引き止めにあう場合はその会社・上司ブラックであることを意味している可能性が高いです。
というのも、私がこれまでに見てきた転職を引き止める理由はネガティブな理由が多かったからです。
✔︎会社が転職を引き止める理由
- 人手不足で辞められると困るから
- 人員再配置など諸々の手続きが面倒だから
- 管理職の評価が下がるから
- プロパー社員ばかりの古い体質の会社だから
- 転職は裏切りだと思っているから
このため、転職を引き止められると話がこじれやすく、結果的にかなり揉めて退職することになるケースが少なくありません。
中には退職日がなかなか決まらず、転職先に入社日を後ろ倒しにしてもらう人もいます
転職をあきらめた人の末路
会社からしつこい引き止めにあったことで転職を躊躇したりあきらめてしまう人も多いです。
実際、エン・ジャパンの調査によると、転職の引き止めを受けた人のうち24%もの人が転職することをやめたと回答しています。
30歳以上の転職を検討している方に「今まで、カウンターオファーを受けた事はありますか?」と質問をしました。32%の方が受けたことが「ある」と回答。その方々に、「カウンターオファーを受けて、次の転職先にいくのをやめたことがありますか?」と伺うと、「ある」という回答は24%となり、成功確率はあまり高くはないことが分かります。
出典:HUFFPOST
でも、残念ながら転職をやめて会社に残った多くの人が後悔するのも事実です。
一度転職することを伝えたことで会社での居心地が悪くなったり、出世街道から外れてしまう人もいます。
また、会社で何か嫌なことがあると「やっぱりあのとき辞めておくべきだった」と考えてしまいます。
このため、結局数ヶ月〜数年後には転職してしまう人が多く、前回転職したときよりも条件を下げて転職せざるを得ないケースも珍しくありません。
転職の引き止めがしつこい場合でも円満退社する方法
転職するときに現職からしつこい引き止めに合わないためには、相手が引き止めづらい状況を作ってしまえばいいんです。
すでに次の会社が決まっていてあなたがやる気に満ち溢れていたり、あなたが辞めることに伴う懸念点がある程度払拭できるような状況であれば、上司や同僚も引き止めにくいと感じます。
これは実際に私も何度も使った方法ですが、具体的には以下のようなイメージです。
① 転職先を決めてから伝える
反対されたり裏切者扱いされて転職の意志が揺らがないようにするために、転職先を決めてから会社に退職を伝えるのが鉄則。
以下の転職エージェントは豊富な求人とスピーディに転職できる仕組みがあるので、転職活動で複数利用しておくと役立ちます。
なお、転職先が決まって退職することを伝えるとき、できれば転職先の会社は伝えないほうがいいです。
社名を伝えてしまうと、同僚の中に転職先の知り合いがいたり、転職先の悪口を言われたりと何かと面倒なことが起こるケースが多いからです。
② ネガティブな退職理由を言わない
退職理由を伝えるときは、会社の批判や職場の人間関係などネガティブな理由は絶対に言わないようにしましょう。
自分がこれからも働いていく会社のことを悪く言われて気分がいい人はいません。
相手を不安にさせたり不快にさせるようなことを言えば、あなたに対する批判を助長するだけです。
このため、退職理由は前向きな内容に限ります。
前向きな退職理由は会社や同僚のことを否定しないので、相手への思いやりにもつながります。
可能であれば、会社や上司・同僚に感謝の気持ちも伝えられるとさらに好印象。
たとえばこんな感じ。
- 会社で○○の業務を担当したことで、△△の仕事に興味を持つきっかけになり、転職することにしました。
- 部長のおかげでこの会社で成長できました。そこで、自分が他の環境でも通用するのか若いうちにチャレンジしてみることにしました。
ネガティブな転職理由(本音)は自分の心の中に閉まって、表向きには建前の転職理由を伝えていくのが大人の対応です。
③ 引継ぎの準備をしておく
あなたの仕事を自分がやる羽目になるのが嫌で裏切者扱いしてくる人もいます。彼らは自分の業務量が増えたり、自分があなたの仕事をこなせるか不安なのです。
そこで、あらかじめ引継ぎの準備をしっかりして、退職前に丁寧な引継ぎをしてあげることで相手の不安を和らげてあげることができます。
事前に丁寧な業務マニュアルやQ&A集を作成してあげるのもおすすめです。
退職前にやっておくべきこと
このほかにも退職後も安心して過ごしていくために、退職するときに準備しておくべきことは色々あります。
たとえば退職時の社会保険や年金、住民税控除のこと、次の会社に転職するまでのお金のことなど。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ
重要なことは、会社からどんなに激しい引き止めにあっても自分の気持ちを最優先に行動することです。
会社はあなたが本当に困ったときに必ず助けてくれるとは限りません。
基本的に会社は自社の都合しか考えていないので、あなたも自分の人生のことだけを考えてこれから進むべき道を決めてください。
ただし、どんな場合でもできれば円満退職しておくと、次の会社でも気持ちよくスタートできるので、今回紹介したような方法を試してみてくださいね。
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