今回はこんな悩みに答えます。
- 次の仕事が決まってないのに辞める場合のリスク
- 次の仕事が決まってなくても辞めていい人
- 次の仕事が決まってないときの転職活動方法【経験談】
この記事を書く私はこれまでに3回の転職経験がありますが、初めての転職活動のとき、実は次の会社が決まっていないのに会社に退職を申し出たことがあります。
でも、人生はなんとかなるものです。
その後、結果的には離職期間なく次の会社に転職することができ、しかも憧れていた未経験の仕事に就くことができました。
誰もがこのようにうまくいけばいいのですが、計画性なく会社を辞めてしまうのは多くのリスクが伴います。
最終的に転職できず、正社員を諦めてしまったという話もあるほどです。
そうならないためにも、自分が選択できる方法を知り、事前に計画をしっかり立てて行動に移していくことが必要です。
この記事では、転職先を決めずに辞めてしまうリスクと、職もお金も失うリスクを回避するための転職活動の方法について経験談も交えながら解説します。
Contents
次の仕事決まってないけど辞めるのは危険?
次の仕事が決まっていない状態で会社を辞める場合、時間に余裕ができて転職活動の融通が効くというメリットはあります。
ですが、その場合は色々なリスクが伴うので注意が必要です。
✓次の仕事決まってないけど辞めるリスク
- 収入が途絶えるリスク
- 焦って転職先が決まらないリスク
- ブランクが長期化するリスク
詳しく説明します。
①収入が途絶えるリスク
次の会社が決まっていないのに会社を辞めるということは、次の仕事が見つかるまでの間は収入が途絶えることを覚悟しなくていはいけません。
しばらく生活していけるだけの十分な貯金があるなら問題ないですが、現時点で全く貯金がないのであれば次の仕事が決まっていない状態で会社を辞めるのは危険です。
②焦って転職先が決まらないリスク
一般的に転職活動の期間は平均3ヶ月と言われていますが、半年以上転職先が見つからない人も珍しくありません。
次の会社が決まるまでの間は収入がないため、貯金を切り崩しながら生活していくことになりますが、転職活動が長期化することで焦りが出てきてしまい、さらに転職活動がうまくいかないという負のループに陥ってしまう人もいます。
③ブランクが長期化するリスク
転職で不利になる理由の一つとして「ブランク」があります。
次の会社が決まらずに会社を辞めてしまうと、正社員として働いていないブランク期間ができてしまうのですが、これを好ましく思わない企業もあるのは事実です。
育児や介護などやむを得ない場合を除き、自己都合でブランク期間がある場合、企業から見ると「会社が嫌になって我慢できずに辞めたのではないか。忍耐力がないのではないか。」などネガティブなイメージに繋がりやすいからです。
次の仕事決まってないけど辞めるのがOKな基準
このように次の会社が決まっていないのに会社を辞めるということは深刻なリスクが伴うのですが、例外もあります。
以下のような場合には次が決まっていなくても退職して問題ないでしょう。
十分な貯蓄がある場合
お金に十分な余裕がある場合は次の会社が決まる前に辞めても問題ないでしょう。
具体的には、少なくとも3ヶ月分程度の生活費をまかなえる貯蓄があれば、大抵の人は3ヶ月もあれば次の仕事が見つかるので安心です。
また、実家暮らしであれば一人暮らしの人に比べて家賃負担などがないので、必要な生活費は少なくて済みます。
あるいは、結婚相手やパートナーに十分な収入がある場合も同様です。
会社都合退職の場合
会社都合退職とは、以下のようなケースが該当します。
会社都合退職とは、倒産による離職や、解雇による離職など「退職を余儀なくされた」場合を指します。
また、ハラスメント被害を受けた場合や、外的要因による精神的苦痛で働くことが困難となってしまった場合など、自分の意思に反して退職を余儀なくされたケースも「会社都合」となります。
出典:マネコミ
この場合は今の会社で働き続けることが難しい状況なので辞めるしか選択肢はありませんし、退職後すぐに失業保険を受給することができるので、失業保険を受給している間は金銭的な心配も軽減できます。
なお、失業保険を受給するには様々な条件があるため、退職前に必ず確認しておきましょう。詳しくは厚生労働省のHPから確認できます。
本業の他に収入源がある場合
会社の仕事以外に副業から一定の収入がある場合にも安心ですよね。
最近では副業を解禁している企業も増えてきているし、政府も副業を推進している世の中なので、これを機に副業を始めてみるのもいいかもしれません。
次の仕事決まってないけど辞めるときの転職方法【経験談】
では、「十分な貯金はないけど今すぐにでも会社を辞めたい」という場合、果たしてお金が貯まるまでは会社をやめることができないのでしょうか?
不可能ではありません。
この記事を書く私も転職先が決まっていないのに、会社に退職の意志を伝えて退職日を決めたことがあります。
でも、幸いその直後に転職先が確定し、離職期間なく次の会社に転職することができました。つまり、収入が途絶えることはなかったということです。
会社に退職することを伝えてから次の会社への入社日までにかかった期間は2ヶ月もありませんでした。
このように次の会社が決まっていなくてもどうしてもすぐに辞めたいなら、短期集中型でできる限り早く転職先を決めることが重要となります。
当時は若さからの行動力が後押ししてくれた面もありましたが、転職がうまくいった理由を分析してみると以下のことがわかりました。
- すでに転職活動を始めていた
- 退職日まで有休を積極的に消化
- 転職活動を最優先事項にした
詳しく説明します。
①すでに転職活動を始めていた
退職の意向を伝える前から転職エージェントに登録して面談を実施、履歴書や職務経歴書の作成、企業への応募まで済ませていたことが、スピーディーに転職活動が進められた一つの理由です。
当時は初めての転職活動だったので、お試しで何社か面接も受けていたこともよかったです。
転職活動というものが全くわからない状態で会社を辞めるのは危ないですが、私の場合は転職活動の経験値がある程度たまってから退職を申し出たので、これから自分のやるべきことが明確にわかっていました。
また、本格的に面接を受け始めたときには退職日は決まっていたため、すぐに転職先に入社できることが有利に働きました。
突然退職者が出たり、なかなか良い人材に巡り会えずポストが埋まらない会社はできるだけ早く新しい人を採用したいと思っています。
そこで、すぐに入社してくれそうな人はポイントが高い場合があるのです。
②退職日まで有休を積極的に消化
退職日が決まってからは「もう辞めるのだから遠慮は不要」と開き直って周りの目を気にせず有休も積極的にとったことも短期間で転職できた理由の一つ。
有休を利用して徹底して面接対策しましたし、できるだけ早い日程で面接を調整することができました。
何年も前の話なので、当時は移動時間も含めて一日3社受けるのが精一杯でしたが、今はWeb面接も増えているので、一日にもっと多くの企業の面接を受けられるでしょう。
③転職活動を最優先事項にした
退職日(最終出社日)まで引き継ぎやたまったタスクの片付けなど忙しさは変わりませんよね。
このため、私は転職活動の優先度を上げるために、今まで100%で取り組んできた仕事を60%くらいの取り組み具合で対応することにしました。
そこで浮いた時間を転職活動にあてました。具体的には、こっそり企業研究したり、面接対策したり…
一般的に考えると、あまり推奨できることではないかもしれませんが、自分の人生のほうが会社の仕事よりよっぽど大切。
会社で自分の代わりはいくらでもいるけど、自分の人生の代わりはいません。
そのくらいの気持ちでいれば自ずと転職活動の優先度が上がります。
この結果、私は退職日を迎える前に転職先が決まり、安心して晴れやかな気持ちで退職日を迎えることができたわけです。
まとめ:次の仕事決まってないけど辞めるのは危険?
次の仕事が決まっていなくても会社を辞めることは可能が、その前にしっかりと計画を立てて行動していくことが大切です。
どんなに忙しくても辞める前までにできることを全力で取り組み、できるだけ離職期間を短くすることを目指しましょう。
私も退職直前に転職活動していたときは、忙しさと寝不足で心身ともに疲弊してしまいました。
でも、開けない夜はないというとおり、頑張った結果はちゃんとついてきます。悔いのない選択をしてくださいね。
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