こんなに悩みに答えます。
- 勢いで退職した20代の末路
- 勢いで退職した多くの人は突然辞めたくなったわけではない
- 20代の転職難易度と転職成功の秘訣
この記事を書く私は20代前半のときに勢いで会社を退職したことがあります。
当時はブラック企業で働いていて毎日辛くて、遠方に住む両親に泣きながら電話してこともあるほどでした。
このため、次の会社も決まっていないのに会社に退職の意向を伝えました。
幸いにも退職日前になんとか次の会社が見つかり、無職になることはなかったのですが、後から振り返ると危険な行動だったと反省しかありません。
というのも、勢いで辞めて転職先が決まらずにそのまま無職になって実家に帰ったり、フリーターや派遣社員しか選べなくなり、後悔している人を知っているからです。
一度このような状況になってしまうと、再び正社員に戻るのはとても難しいのが現実です。このため、勢いで転職するのは避けるべき。
この記事では、勢いで辞める前に知っておいてほしいこと、退職前にやるべきことをお伝えするので、今すぐにでも会社を辞めたいくらいツラいなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
Contents
勢いで退職した20代の末路
勢いで会社を辞めても運よくすぐに転職できる人もいますが、転職活動がうまくいかずに無職の期間が長引くと、転職は徐々に難しくなっていきます。
転職できたとしても、金銭的な焦りから妥協して転職して後悔する人も珍しくありません。
勢いで会社を辞めて後悔している実際の声はこちら↓
僕が新卒で入った会社が給料安すぎて辞めて、自己都合退職だから失業手当も出ないし退職金もゼロで、役所で生活保護の相談をしても実家に帰れだの若いんだから早く仕事探せだの言われて、結局、バイトを朝から晩まで入れて乗り切った。「最終的に生活保護がある」という首相の発言には首肯できない。
— がうす@エンジニア支援チャンネル (@gausssss) January 27, 2021
炎上覚悟で言います。会社を辞めたい多くの人が『辞めるデメリット』から目を背けがち。僕は一度転職活動をしてますが、1社目は勢いで辞めた。結果、『生活苦』で鬱になりかけた。辞める前に戦略はマジで立てた方がいいよ。そのための図解を【27日朝7時】に公開します。自分の人生は自分で守ろう。
— くら|税金ヲタ (@kura_syacho) August 25, 2021
2020年キャリアで後悔してる人たち
・仕事が嫌になり次が決まる前に退職
・新卒3年以内に勢いで辞めてしまう
・年収だけで選んだ会社がブラック
・実績もスキルも無いまま短期間に転職繰り返す
・パワハラに耐えて転職しなかったせいで病気に
・外資やベンチャーに入ったら圧倒的成長できると信じてた— 安斎 響市 @転職デビル (@AnzaiKyo1) December 11, 2020
勢いで退職しそうな20代に知っておいてほしいこと
このように勢いで転職して後悔する人が後を経ちません。
20代という社会人経験も浅い状況で勢いで退職することのデメリットには以下のようなことがあります。
- 収入が途絶えて生活が苦しくなる
- 収入が途絶えて精神的にもツラくなる
- 収入がない焦りから転職活動がうまくいかない
- 収入がない焦りから転職先を妥協して選ぶ
- 正社員に戻れないリスクもある
こうしたリスクをとらないためにも勢いで退職するのは絶対にやめたほうがいいです。
勢いで退職する人は突然辞めたくなったわけではない
よく考えてみてほしいのですが、勢いで退職する人はある日突然「辞めたい!」と思って辞めたと思いますか?
実際のところ、多くの人は退職する前から「会社を辞めたい。ツラい。」という気持ちを感じ続けていました。
でも、我慢して我慢して我慢し続けて、あるとき「我慢の限界」が来て勢いで会社を辞めてしまうのです。
賢い人は違和感を感じたら転職活動を始める
誰もが「キャリアアップのため」などとポジティブな理由で転職しているわけではありません。むしろ会社での人間関係や会社からの評価への不満など、ネガティブな理由で転職する人が大半です。
では、なぜ転職がうまくいく人とそうではない人に分かれるのでしょうか?
転職がうまくいく人の多くは、会社に違和感を感じ始めたら、すぐに辞めるつもりがなくても転職活動を始めます。
早めに転職活動を始めることで「今の自分がどんな会社からどれくらいの年収で内定をもらえるのか」を事前に知ることができます。
転職活動では応募書類の作成や面接対策にも意外と時間がかかるのですが、事前にこれらの準備をしておくことで、本当に辞めたいと思ったときにすぐに応募して選考に移ることもできます。
また、転職活動の平均期間は3ヶ月と言われているため、勢いで会社を辞めてもすぐに転職できるわけではなく、少なくとも3ヶ月は無収入の状態になります。
自己都合退職の場合、失業保険がもらえるのも退職から3ヶ月後です。
転職がうまくいく人はこうした事実も知っているので、余裕を持ってしっかりと準備して退職に備えます。
勢いで退職したい20代でも転職のチャンスが多い理由
「20代でも転職できるか不安」という気持ちもわかります。
でも、20代の転職する人は意外と多いです。その理由がこちら↓
「最初の仕事はくじ引きである」という言葉のとおり、初めての就職先は自分に全くあっていなかった。それでも目の前の仕事に全力で取り組んでみたり、率先して環境を変えることで、少しずつ自分にとって最適な選択ができるようになり、自分のやりたいことが明確になりキャリアも年収も上がってきた。
— Sara@未経験×転職でキャリアUP (@SARA18olsb) May 12, 2022
そして、20代で退職した人の多くが実はきちんと転職できています。
なぜ経験もスキルも実績もない20代でも転職できるのか?その理由を詳しく解説します。
理由①:20代の高い離職率
こちらは厚労省が発表した2020年の年齢別入職率・離職率(出典:厚生労働省)です。
実線が新しく入社した人、点線が退職した人を表しますが、いずれも20代が他の年代に比べて高い割合です。
いずれも20代前半がとくに高いのは、入社3年で3割の人が辞めるとも言われていることが背景にあるかもしれません。
また、若ければ若いほど転職に抵抗がない人の割合が増えていることも20代の入職・離職率が高い理由でしょう。
理由②:20代は未経験の仕事にも挑戦しやすい
20代は業界や職種の転換が30代、40代と比べると容易であることも20代の転職が有利な理由。
基本的に30代を超えてくると転職では即戦力が求められます。
ですが、20代という若さは将来的なポテンシャルの高さを評価して採用するのが一般的なので、20代であれば経験のある業界や職種以外にもチャレンジしやすく、転職先として選べる会社の数が多くなります。
理由③:20代は雇用しやすい
経験のある業界・職種に転職する場合であっても30代以上のライバルよりも有利になります。
20代のあなたと30代のライバルが同じ求人に応募する場合、多少経験やスキルが劣っていても20代の方が採用される確率は高くなります。
企業にとっては、より安く雇えてより長く働いてくれる可能性が高い20代の方がメリットが大きいからです。
勢いで退職した20代の転職がうまくいった経験談
冒頭でもお伝えしたとおり、この記事を書く私も20代のときに転職先も決まっていないのに勢いで退職したことがあります。
当時は社会人2年目という早さで、ほとんどなんの経験もスキルもなく、転職先も決まっていない状況で1ヶ月後に会社に辞める意思を伝えました。
このときは、幸運にも退職日の2週間前に転職先が決まり、無職の期間なく次の会社に転職することができました。
地方から東京への引越しを伴う転職でもありましたが、20代前半の行動力はすごいもので、右も左も分からないのに短期間で引越し先や引越し業者を決め、無事に次の会社で働き始めることができました。
勢いで会社を辞めたのに転職がうまくいった理由
今思うとあまりにも幸運すぎて驚くのですが、当時の転職がうまくいった理由を以下のように分析しています。
- ボーナスが出た直後だった
- すでに転職活動を始めていた
- 自分に適した転職エージェントに出会っていた
✓ボーナスが出た直後だった
退職を申し出たときはボーナスが出た直後だったので精神的に余裕があったことは間違いなく、だからこそ大きなかけに出れたというのはあります。
そして、その余裕が冷静に行動できる状態を生み出してくれました。
会社を辞めるときに金銭的な余裕があるのとないのとでは大きな違いです。
お金がない不安や焦りは「とりあえず転職できるならどこでもいい」という妥協にも繋がり、後悔する可能性が高いです。
✓すでに転職活動を始めていた
実は勢いで辞めると言い出す半年前から転職活動は続けていました。
すでに選考中の面接があったので退職直前に内定をもらうことができ、半年間も転職について調べ続けていたので、辞めるときには退職〜次の会社への入社までにどんな手続きが必要かも概ね理解はしていました。
このため、スピーディーに次の会社までの入社を進められたわけです。
✓自分に適した転職エージェントに出会っていた
当時、半年も転職活動がうまくいかなかった状況でしたが、転職エージェントを第二新卒エージェントneoに変えたことで転職活動がうまく周りはじめました。
それまでの転職エージェントと担当者の熱意が違うだけでなく、紹介してもらえる求人情報も私が興味のあるドンピシャの領域のものばかりで、さらに的確なアドバイスをもらうことができました。
勢いで退職するなら20代に強い転職エージェントを味方につけよう
私はたまたま運がよかったのですが、転職先が決まっていないのに勢いで会社を辞めるのはおすすめしません。
そこで、勢いで会社を辞めたくなったら、その負のエネルギーをまずは転職活動に向けましょう。
20代の場合、これが初めての転職になる人も多いですよね。
その中で転職活動を手とり足とりサポートしてくれる転職エージェントの存在は不可欠です。
転職エージェントを使わないと優良の非公開求人にアクセスできないし、応募書類の添削サービスも利用できず、年収UPの交渉もしてもらえないからです。
20代におすすめの転職エージェントはマイナビジョブ20’sと第二新卒エージェントneoです。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは20代、第二新卒向けの転職エージェントで、未経験OKの求人ラインナップが豊富。
転職初心者向けに訓練されたキャリアアドバイザーが対応してくれるため、サポート体制が手厚いことで評判が高く、実際に提案される求人も20代向けかつ希望に沿った案件が多いです。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは私が第二新卒で理想の企業に転職できたときに使ったエージェントで、とくに第二新卒の転職に強いです。
当時、半年も転職活動がうまくいかなかった私の弱みを教えてくれて、希望の転職を実現するために一緒に動いてくれて、使い始めて2ヶ月で第一希望の会社から内定をもらえました。
ビズリーチ
あなたが20代後半であればビズリーチもおすすめです。
あなたの経歴に興味を持った企業から直接本気のスカウトを受け取ることができ、書類選考なしで面接に進むことができます。
また、内定獲得率の高いヘッドハンターからもスカウトをもらうことができるので、ビズリーチを使えば他の転職エージェントを利用するより転職成功率はかなり高くなります。
難点は、ビズリーチはハイクラス層の転職サービスなので、利用するには事前の審査があることです。
年収600万円が基準とされていますが、500万円くらいでも利用可能なので、まずは登録してみてください。