こんな疑問に答えます。
- 転職エージェントの掛け持ちはOK/NG?
- 転職エージェントを掛け持ちを伝えるメリット
- 掛け持ちを伝えるときに気をつけるべきこと
この記事を書く私もこれまでの2度の転職で複数の転職エージェントを使ってきましたが、直近の転職エージェントでは結果的に第一志望含め4社の企業から前職を上回る年収で内定をもらうことができて大満足。
こうした経験から転職活動ではエージェントを複数社使っていることを伝えるメリットが多いとわかったので、この記事では転職エージェントの掛け持ちを伝えるとどんないいことがあるのか、どんなことに注意して併用すればいいのか、などについてまとめてみました。
Contents
転職エージェントの掛け持ちはNG?
初めての転職活動だと「そもそも転職エージェントを掛け持ちしていいのか?」という疑問を持つ人もいますが、結論から言うと転職エージェントの掛け持ちはOKです。
私自身も毎回転職活動では複数社を併用しています。
では同時に何社の転職エージェントを使えるのかというと、答えは何社でもOKです。
私自身の話をすると、直近の転職活動では最初に大手3社ほどに登録して転職活動を進める過程で合計6社の転職エージェントと面談を行い、最終的に大小含め3社に絞って転職活動を進めました。
このように転職エージェントの掛け持ちは今や転職活動の常識。むしろ複数使ったほうがメリット豊富なので、転職すると決めたらまずは何社か転職エージェントのコンサルタントに会ってみるのがおすすめです。
転職エージェントの掛け持ちを伝えるメリット・タイミング
とはいえ転職エージェントを掛け持ちするのは大変な面もあります。
転職活動ではエージェントへのこまめな報連相が必要になってくるので、掛け持ちするとなるとその分連絡しなければならない頻度も増えるし、面接などのスケジュール調整も一社に丸投げすることはできません。
また、転職エージェントの掛け持ちをよく思わないエージェントもあるのではないかと心配して複数社利用していることを隠して転職活動する人も多いです。
前章でもお伝えしましたが、転職エージェントの掛け持ちはメリットの方が多いし、今の時代転職エージェントを複数使いながら転職活動するのは普通のことなので転職エージェント側もそれは認識済み。
むしろ複数社を掛け持ちしていることは積極的に転職エージェントへ伝えたほうがいいです。
転職エージェントの掛け持ちを伝えるメリット
私も最初は転職エージェントに掛け持ちしていることを伝えると相手(担当のコンサルタント)が気を悪くするのではないかと心配だったのですが、伝えてみたら以下のようなメリットがありました。
✓転職エージェントにやる気を出してもらえる
転職エージェンのビジネスは私たちの入社が決まることで転職先の企業から成果報酬をもらえる仕組みで動いています。(転職が決まった人の年収の3割ほどが成果報酬となります。)
このため一社しかエージェントを利用していない場合は、どこかに内定を決まてあげさえすれば成功報酬が得られると思われ、あまり熱心にサポートを受けられないリスクもあるのですが、複数社利用していることを伝えると話は違ってきます。
ライバル社がいるとわかると、こちらがより興味を持ちそうな求人を探し出してくれるだけでなく、こまめに進捗を確認してくれたり年収交渉や面接後の企業への追加プッシュなども熱心に行ってくれます。
逆に複数使っていることを伝えたことでやる気をなくしてしまうような転職エージェントは使うのを辞めたほうがいいですね。
✓面接などの日程を調整しやすい
他の転職エージェントも利用していることを伝えておくことで、面接日程を配慮してもらうこともできます。
たとえば、第1希望と第2希望の最終面接はできるだけ近い日程で調整することが転職活動で失敗しないポイントですが、これが複数の転職エージェントをまたがっている場合に面接日程を調整してもらいやすくなります。
✓応募先がバッティングしない
転職活動しているとすでに別の転職エージェント経由で選考中の求人を紹介されることもあるのですが、転職エージェントの併用を伝えておけば応募先がバッティングすることもありません。
また、同じタイミングで同じ求人を紹介された場合、求人元の企業とのパイプがより強そうなエージェントを選んだり、担当のコンサルタントがより優秀な転職エージェントから応募するなど選ぶことも可能です。
✓選考中の企業の評判をあらゆる角度から知ることができる
これは私がよく使っていたことですが、転職エージェントを掛け持ちすることで応募先の企業の評判を複数の角度から見ることもできます。
転職活動中、第二希望の内定が先に出てしまい、第一希望の内定が出る前に入社の可否を決めなくてはならない窮地に陥りました。
このときに悩んだ挙げ句、利用している複数のエージェントのコンサルタントに第一希望と第2希望の企業の評判や実際にどんな人が過去に入社したかを聞いたことで「やっぱり第一希望に行きたい!」という気持ちが固まり、第二希望からの内定を見送る決断ができました。
ちなみに転職エージェントを掛け持ちしたことで短期間で転職活動を終えることができたので、こちらの内容も記事にまとめています。以下からどうぞ。
転職エージェントに掛け持ちを伝えるときのポイント
転職エージェントに掛け持ちを伝えるときに限らずですが、ぜひ気をつけてほしいのが転職エージェントのコンサルタントと接するときには「素直・誠実・正直」を心がけてほしいなと思います。
転職活動するときに「転職エージェントを利用する我々はお客様」と勘違いして横柄な振る舞いをする人もいるようなのですが、これは人と人とのコミュニケーションであることに変わりはないので、丁寧な対応を心がけるべきです。
ここまでお伝えしてきたとおり、転職エージェントの掛け持ちを隠す必要はないので、他の転職エージェントを使い始めたタイミング、あるいは他のエージェント経由での選考が始まったタイミングで、それぞれの転職エージェントに正直に掛け持ちを伝えておくとスムーズです。
正直に伝えることで相手に誠実であるという印象を持ってもらえます。
また、それぞれのエージェント経由の選考状況もマメに共有しておくのも大事。進捗状況によって追加の求人を紹介してもらえたり、選考中の企業へあなたが他の企業からも興味を持たれていることをアピールしてもらえます。
内定が出た場合も早めに別の転職エージェントに伝えておいたほうがいいですね。
まとめ
転職エージェントの掛け持ちは一般的なことだし、転職エージェント側でも認識済み。
このため、複数の転職エージェントを利用する場合には掛け持ちしていることを正直に伝えておくことが転職活動を円滑にすすめるコツでもあります。
最後にこれまでの転職で利用してきて本当に役立ったと思う転職エージェントを紹介するので、今後の転職活動での参考にしてみてくださいね。
① doda転職エージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントサービスは国内でトップクラスの規模を誇る総合型転職エージェント。
男女問わず幅広い世代が利用している転職エージェントで、全国に拠点を持ち企業とのコネクションも太く、豊富で良質な求人案件が揃っています。
職種でいうと企画系、営業系等の案件に強いだけでなく、最近企業からの需要が高まっているIT、医療、エンジニアなどの専門領域でも存在感を増しています。
最大の特徴は、厳選された比較的ハイレイヤー層の案件が豊富であること。具体的に言うと、取り扱う求人案件の年収は450万円〜600万円がメイン。
国内の人材業界ではトップクラスの会社という安心感もあり、応募書類の作成や面接対策などのサービス内容も充実していてコンサルタントの教育も行き届いていると感じました。
② JAC Recruitment
【公式サイト】http://www.jac-recruitment.jp/
JAC Recruitmentはdodaよりもさらに高年収層に強みを持った転職エージェントです。ハイキャリア案件については国内でもっとも強い転職エージェントと言えますね。
大きな特徴としては、外資系や日系の海外事業関連の職種などグローバル案件が豊富。
ということなので登録時の社内審査は少々厳しくなっていて、誰でも転職サポートしてもらえるわけではないのがネック。
対象の年収は500万円以上となるので、転職で年収UPを目指すなら利用したいエージェントです。
上記の転職エージェントの詳しい解説やこの他のおすすめの転職エージェント、転職サービスについては以下の記事からどうぞ。
第二新卒の方にはこちらの転職エージェントがおすすめです。