今回はこんな悩みの解決方法について話します。
- あなたの仕事が決まらない理由
- 仕事が決まらず疲れときに止めるべきこと
- 転職活動がうまくいくためのポイントを分解
一般的に転職活動にかかる期間は3ヶ月。
このため、まだ3ヶ月経ってないなら多少疲れていても、働きながらであれば当然事のこと。このまま転職活動を続けても問題ありません。
でも、転職活動を始めたけど全く手応えを感じない、あるいは3ヶ月以上時間がかかっているならそのままズルズル続けるのは危険。
解決策もないままに転職活動を現状維持で何ヶ月も続けるのは時間の浪費です。
この記事を書く私も過去に半年以上どこからも内定をもらえない期間を経験しました。
でも、一度立ち止まりそれまでの転職活動を見直して改善した結果、そこから2ヶ月で希望の転職を叶えることができました。
さらに初回の失敗を反省したことで、2度目の転職活動でも短期間で4社から前職を上回る年収でオファーをもらい、第一希望の企業に転職できました。
そこでこの記事では、経験からわかる仕事が決まらない原因とこれからあなたができる解決策をお伝えします。
Contents
転職活動で仕事が決まらない理由
転職活動で仕事が決まらない場合、主な原因は以下の2つのシーンに分かれます。
書類選考が通過しない場合
書類選考を通過できない場合、そもそも応募先の企業が自分のスキルや経験とかけ離れている可能性があります。
また、応募書類自体に何かしらの大きな欠陥がある場合や、あなたの魅力が全く伝わっていない可能性があります。
これでは仕事が決まらないのは当然で、そのまま転職活動を続けてもうまくいきませんよね。
でも、残念ながら自分の書類のどこがダメなのか自分で気づくのは難しいです。
これらの対策については後ほど解説します。
面接で仕事が決まらない理由
面接に臨む前にあなたは以下のことを徹底していますか?
- 自己分析を丁寧に行いましたか?
- 企業研究は十分でしたか?
- 面接本番で疲れが出ていませんか?
これらのどれか一つだけでも欠けていると面接はうまくいきません。
というのも、自分の強みや弱みをうまく説明できなければ、面接官にに好印象を与えることはできません。
調べればわかる企業の情報を答えられなければ、当然ながら仕事ができないとみなされます。
また、疲れている状態で面接に来る人は相手から魅力的な人材には見えません。
こんな状態で面接で受かる場合は、人手不足に困窮しているブラック企業のようなところだけです。
仕事が決まらなくて疲れたときにまず止めるべきこと
何ヶ月も転職活動がうまくいかず心身ともに疲弊しているのであれば、一度転職活動をストップして、まずはしっかり休むことが必要です。
疲れているのにそのまま転職活動を続けてもうまくいかないスパイラルが続くだけ。
私も初めての転職活動がうまくいかなくて疲れ切っていたとき、思い切って1ヶ月転職活動から離れました。その間有休を使ってまとまった休みをとってリフレッシュしたことで、新たな気持ちで転職活動を再開することができました。
休んだら転職活動を再開しよう
心も体も休めることができたら転職活動を再開します。
納得いく転職を実現するために、今後の転職活動の取り組み方は以下を参考にしてみてください。
応募書類の作成
履歴書や職務経歴書の書き方やこつについてはネットに情報があふれていますが、それだけを鵜呑みにせず、転職エージェントにも添削してもらいましょう。
業界や職種により重視されるポイントが違うし、一人一人これまでのキャリアやアピールすべき点が違うからです。
とくに初めての転職活動の場合は履歴書も職務経歴書も作成するのは初めてなので、企業の採用担当者が何を気にするかわからないですよね。
履歴書も職務経歴書も一度丁寧に作成すれば、その後はある程度の手直しだけで、それをベースに使い回しがききます。
ですから最初は丁寧にじっくり考えて作成してみてください。
もう一つ大事なことは、一社だけではなく複数の転職エージェントに応募書類を見てもらうこと。
一社だけでは担当のコンサルタントの能力に左右されてしまう部分もあったり必要なポイントがかけている可能性もあるのですが、2~3社に見てもらうことで内容をブラッシュアップできます。
一般的に書類選考の通過率は30%と言われていますが、それ以上の高確率で書類選考をパスしたときの作成方法を以下の記事にまとめています。
面接の準備
面接では当日だけ頑張ればいいのではなく、事前準備がとても重要です。
✓事前の自己分析
先に紹介した履歴書や職務経歴書の過程でも転職エージェントを使いながら自己分析できます。というのも、これらの応募書類は自己分析しながら作成する必要があるからです。
また、私の前回の転職ではdodaエージェントの面接対策シートを利用したことで、自己分析を深めることができました。
面接対策シートの内容(一部)
- 自己紹介について(下記の手順で1~2分程度で自己紹介をまとめてください)
1.お名前とご挨拶
2.入社された企業での部署・職種名
3.実績や評価、得意なこと、強みを1点挙げる 等 - 転職理由について
例文(まとめ方のポイント①)(まとめ方のポイント②) 等 - 強み・弱みについて
例文(良い例・悪い例)※長所のアピール方法・短所でNGなキーワードの解説あり
面接対策シートの中には他にも多数の質問があり、一つ一つを丁寧に細かく作成する過程で私自身の思考も整理されていき、転職したいという気持ちが一層強くなりました。
もちろん面接対策シートを作成後は担当のコンサルタントが添削してアドバイスしてくれます。
✓企業研究
企業研究は、応募先企業のホームページから調べられるほか、転職エージェントが事前に会社の詳しい情報を提供してくれることもあるので、それらの情報を必ずチェックしておきましょう。
上場会社であれば直近でリリースされた決算短信や有価証券報告書なども目を通しておくと安心です。
また、転職会議も利用してみてください。すでにその企業で働いている人の口コミを見ることができるサイトです。
在籍者がなぜその会社を選んだのか、何がその企業の魅力なのかを知ることができ、志望動機の参考にとなります。
✓面接では見た目や雰囲気も大事
ここまでお伝えしてきたように面接では自己分析や企業研究も重要ですが、実のところあなたの見た目や雰囲気がそれ以上に大切です。
ここで言っているのは「イケメンかどうか/美人かどうか」ということではありません。
面接で見られているのは「あなたと一緒に働きたいと思えるか」です。
たとえば、
- 面接では笑顔でいられるか
- 明るい印象であるか
- 清潔感があるか
- 状況をわきまえた服装であるか
-
自社の雰囲気に合っているか
などが面接では見られています。
でも、疲れ切っている状態ではこうした印象を面接官に与えるのは難しいですよね。
また、面接前は時間に余裕を持って行動することも大事です。
とくに面接会場にはできるだけ早く到着できるようにしましょう。
当たり前のことですが転職活動でも見た目を整えることは大事。
面接では第一印象で結果が決まってしまうこともあるので。
髪を整える、メイクは濃すぎず清潔感を心がけて、スーツは自分の年齢にあったものを。
身なりがきちんとしていると好印象を与えれるだけじゃなく自分自身も自然と自信がつく。
— Sara@未経験×年収UPで転職 (@SARA18olsb) April 8, 2021
なお、上記の「自社の雰囲気に合っているか」は意図して合わせられるものではないので、ここで合わないと感じたのならご縁がなかっただけと割り切りってOK。
以下の記事でも面接対策について詳しく解説しています。
転職活動が長期化したときはエージェントの切り替えも必要
もう一つ知っておいてほしいのが、実は転職エージェントはずっとあなたの転職をサポートし続けてくれるわけではないということ。
転職エージェントには日々新しい登録者が次々とやってくるので、一定期間が経過した登録者はサポートの優先度がどんどん下がっていきます。
それもそのはずで、今の転職エージェントの中ではあなたはすでに「○ヶ月経っても転職できなかった人」と認定されてしまっているからです。
それよりも新規の登録者が優先されてしまうのは当然ですよね。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
dodaが求人の質を絞っているのに対し、リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは20代、第二新卒向けの転職エージェントで、未経験OKの求人ラインナップが豊富。
転職初心者向けに訓練されたキャリアアドバイザーが対応してくれるため、サポート体制が手厚いことで評判が高く、実際に提案される求人も20代向けかつ希望に沿った案件が多いです。
また、他社と比較してWeb適性検査のクオリティが高いことで有名なので、これは転職活動前に一度試して見る価値あり。自分の長所や特徴を客観的に知って転職活動にいかせるだけでなく、現職が自分に適しているかの判断にも役立ちます。
転職の方向性やタイミングに迷っているなら、まずはマイナビジョブ20’sのWeb適性検査を受けて、キャリアアドバイザーとの面談で適性検査をもとに今後の戦略を立てるのがおすすめです。
■第二新卒・20代におすすめの転職エージェントはこちら↓
転職エージェント名 | 特徴・強み |
ネオキャリア | 私が第二新卒のときに希望の転職の実現をサポートしてくれたエージェント。規模は大きくないですが、第二新卒の特性を熟知した的確なアドバイスとコンサルタントの熱心さは秀逸。第二新卒なら利用してみる価値ありです。 |
マイナビジョブ20’s | 転職業界大手のマイナビが第二新卒・20代向けに展開する転職支援サービス。大手だけに求人数が多く信頼感もあります。第二新卒向けのサポート体制が充実しているので、きめ細やかなサービスを受けたい人には向いています。 |
dodaエージェント | 業界でも豊富なデータベースを所有しているのが特徴。登録しておけば、このデータベースを利用する他の第二新卒に強い多数の転職エージェントからスカウトしてもらうことができ、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。 |
第二新卒・20代の転職に強いエージェントの詳細は以下の記事からどうぞ。
■30代の転職で本当に役立つ転職エージェントはこちら↓
転職エージェント名 | 特徴・強み |
dodaエージェント | 業界ナンバー2。非公開の求人数が豊富で質が高いだけでなく、優秀なキャリアアドバイザーが多い転職エージェント。応募書類の添削や面接対策は転職者からも好評。 |
リクルートエージェント | 扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1。あらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴で、他社にはない非公開求人を多数抱えている。 |
JACリクルートメント | ハイキャリア案件については国内でもっとも強い転職エージェント。外資系や日系の海外事業関連の職種などグローバル案件が豊富であることが特徴。 |
30代におすすめの転職エージェントについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。