こんな悩みに答えます。
- 第二新卒の転職は珍しくない
- 第二新卒の就活が厳しいと言われる本当の理由
- 第二新卒で就活を始める前に知るべきこと
この記事を書く私はこれまでに2度の転職経験がありますが、大学卒業後に最初に勤務した会社は2年足らずで辞めて、全く違う業界・職種に転職。
最初の会社では実績もスキルも何もなかったけど、あこがれていた仕事に転職できたし、転職したことで働く環境も大幅に改善されました。
私の経験からも言えるのですが、第二新卒でも妥協しない転職は十分チャンスがあります。
とはいえ実は第二新卒の就活では半年以上どの企業からも内定をもらえなかったという失敗も経験済み。
ということで、この記事では第二新卒の転職がなぜ難しいのか、第二新卒で就活する場合に知っておくべきことはなにかについてお伝えします。
Contents
第二新卒の転職は珍しくない
冒頭でお伝えしたとおり第二新卒でも転職のチャンスは十分あります。というのも、第二新卒を対象にしている求人は多いし、以下のグラフのとおり第二新卒で離職する人は毎年3割にもなり、その大半が転職しています。
※平成29年は入社2年目での離職率、30年は1年目の離職率
引用元:学歴別卒業後3年以内離職率の推移(厚生労働省)
辞める人がいれば必要とする会社があるわけで、3割の第二新卒が離職すると考えればその分第二新卒を採用したいと考える企業も出てきます。
また、離職者が若手でなくても若手を補充しようと考える企業もあるほか、新しく立ち上がるプロジェクトや部署に若手が欲しいケースも多々あり、第二新卒にとっても転職市場は間口が広いです。
日本では労働力不足も深刻な問題であり採用したくても採用できない会社も多いので、第二新卒であっても貴重な人材です。
第二新卒の転職が厳しいと言われる本当の理由
このように第二新卒にとっても転職は一般的なものですが、第二新卒の転職は厳しいと考える人は多いし、実際私も第二新卒のときの就活はかなり苦戦しました。
これに対して第二新卒は経験もないしスキルもないから転職には不利だと言う人もいるのですが、本当の理由は実は違います。
第二新卒の転職がうまくいかない本当の理由はシンプルで、第二新卒の若手は転職活動のやり方を知らないから苦戦するというのが実際のところ。
転職に限らず言えることですが、どんなことでも最初からうまくいく人なんてほとんどいません。
第二新卒の場合は大半の人が初めての転職活動になるので、他の年齢層に比べて相対的に転職活動に苦戦する人が多いだけということ。
では、転職活動について知識のない人が転職活動をするとどうなるのかというと、具体的には以下のような状態で転職活動を継続してしまいます。
- 企業からみて一緒に働きたいと思えない
- 応募社数が少ない
- 転職エージェントの利用社数が少ない
- 転職エージェントに好かれていない
各項目の詳細は以下の記事で解説しているので、転職活動を始める前にぜひ読んでみてください。
転職活動にかかる期間は3ヶ月〜半年程度と言われていますが、上記に当てはまる場合は転職がなかなか決まりません。
でも、本人は自分に何が不足しているのかわからず、そのまま転職をあきらめてしまったり、妥協してとりあえず内定をもらった会社に転職して後悔するケースが多いです。
第二新卒で就活を始める前に知るべきこと
では第二新卒が転職するためにはどうすればいいのかというと、正しい知識を身につけて行動(転職活動)すればいいだけです。
適切な方法で転職活動を進めればうまくいくものなので、ここでは第二新卒が転職活動を始める前に知っておくべき転職活動への取り組み方を紹介します。
① 転職するために必要な3つの要素を意識する
私はこれまでに2度の転職を経験しましたが、第二新卒であっても人並みに仕事を頑張ってきた人であれば内定をもらうことはそれほど難しくはないと考えています。自分以外も含め、友だちや同僚を見てもそう思います。
後悔のない転職を実現できる人の特徴はこちら↓
✓転職がすぐ決まる人の共通点
- 自分の市場価値をわかっている
- 戦略的に行動できる
- 転職に本気で向き合っている
少し難しく感じるかもしれませんが、誰でもその気になればできることばかりです。
実際に私も半年以上どこからも内定をもらえなかった状態から、これらを意識したことで2ヶ月で転職活動を終了できました。
詳しく書くと長くなってしまうので、詳しくは以下の記事からご覧ください。
② 企業が第二新卒に何を求めているか理解する
企業側がどんな人材をほしいのかを理解していなければ転職がうまくいかないのは当然なのですが、第二新卒はこれを勘違いしている人が多いんですよね。
第二新卒に企業が求めているのは経験や実績、スキルではなく、たとえば第二新卒だけが持つ素直さ、柔軟性、フレッシュさなどで、他の年齢層とは違うことを理解しておく必要があります。
企業が第二新卒に期待しているのは、就職してから何を実現したかということよりも「どうやって取り組んできたか」です。
これについては海外の外資系企業でバリバリ働くマルコさんのVoicyの解説がわかりやすいので、今音声を聞ける状態であればぜひ聴いてみてください。
自分に適した転職エージェントを利用する
現代の転職活動は転職エージェントを利用して進めるのが主流ですが、国内には1万社以上の転職エージェントがあるため選ぶときに迷う人も多いです。
残念ながら転職エージェントの選び方を間違えると転職活動が長期化したり、全く興味のない会社に転職させられてしまうというリスクもあります。
たとえば、私の失敗を紹介すると、第二新卒時代に年収600万円以上の高年収層をターゲットとする転職エージェントに登録してしまい、全く相手にされず時間を無駄にしたという経験もあります。
このため、自分に適した転職エージェントを選ぶことも転職を成功させるためには重要な考え方です。
第二新卒向けの求人案件を豊富に扱う転職エージェントや、第二新卒のサポートに特化した転職エージェントを選ぶのがおすすめです。具体的には以下の記事で第二新卒の内定獲得に役立ったエージェントを紹介しています。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 第二新卒でも転職はもはや珍しくない
- 転職を成功させるには転職に無知である状態を解消すること
- 自分に適した転職エージェントを利用することが大事
第二新卒であっても転職したいという気持ちがあるなら自信をもって挑戦してみることが大事です。
若い時期こそチャンスは豊富なので、まずは一歩先に行動を進めてみてくださいね。
最後に、第二新卒・20代が利用するべき転職エージェントを紹介します。
転職エージェント名 | 特徴・強み |
ネオキャリア | 私が第二新卒のときに希望の転職の実現をサポートしてくれたエージェント。規模は大きくないですが、第二新卒の特性を熟知した的確なアドバイスとコンサルタントの熱心さは秀逸。第二新卒なら利用してみる価値ありです。 |
マイナビジョブ20’s | 転職業界大手のマイナビが第二新卒・20代向けに展開する転職支援サービス。大手だけに求人数が多く信頼感もあります。第二新卒向けのサポート体制が充実しているので、きめ細やかなサービスを受けたい人には向いています。 |
dodaエージェント | 業界でも豊富なデータベースを所有しているのが特徴。登録しておけば、このデータベースを利用する他の第二新卒に強い多数の転職エージェントからスカウトしてもらうことができ、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。 |