どれだけ頑張っても評価されない。努力が空回りしている気がして、気づけば心も体もすっかり疲れ切ってしまう――
そんな経験はありませんか?
そうした状況が続くと、自信をなくしたり、会社に対して不信感も出てくるし、仕事そのものが嫌になったりしてしまいますよね。
会社でどれだけ頑張っても報われない状態が続くと、「頑張る意味なんてないのでは」と思えてしまう。
これは危険なサインです。
そこでこの記事では、そんな「会社で頑張っても評価されない。疲れた」と感じている人がいますぐ取るべき行動をお伝えします。
私自身もこうした行動の結果、実際に納得いく評価を得て、半期で年収が一気に1割上がる昇給に繋げることができたという実体験もあります。
なぜ頑張っても評価されないのか?
まず最初に知ってほしいのは、「なぜ自分は会社から評価されないのか」という点です。頑張っても報われない人には、実は共通する特徴があります。
✔️評価されない人の共通点
- 自分からアピールしない
- コミュニケーションが苦手/少ない
- 業務内容が特殊・難しい
つまり、あなたが会社から評価されないのは、あなたの努力が足りないというわけではなく、評価の仕組みそのものが歪んでいる場合も多いんです。
これらの「評価されない人の特徴」については、前回の記事で詳しく解説しています。まだ読んでいない方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
頑張っても評価されない人がすぐに取るべき行動3つ
「頑張ってもどうせ評価されないし…」と諦めたくなる気持ち、よくわかります。
私自身もそうでした。正直、わざわざ自分から「これをやりました!」とアピールするなんて図々しい気がして、避けてきたタイプです。
でも、そこで立ち止まってしまうと、せっかくの努力が埋もれてしまいます。
実力を正しく理解してもらうためには、大げさな自己アピールではなく、「自然に伝わる工夫」を取り入れることが大切です。
実は、ほんの少しの工夫で「評価されにくい人」から「ちゃんと頑張っている人」へと印象を変えることができます。
①自分の業務に周囲を巻き込む
評価されない人ほど、自分のことをアピールするのが苦手です。「自分から成果を自慢するなんて、みっともない」と感じてしまうからです。
私自身も同じタイプでしたが、ある時から、変な意地を張らず、困った時に上司や同僚に相談したり、アドバイスをもらうようにしたんです。
「助けてもらう」というより、「一緒に考えてもらう」くらいのスタンスでした。
すると自然と「この人は今こんな業務に取り組んでいるんだ」と周囲に伝わり、どれだけ努力しているかを知ってもらえるようになりました。
これは狙ってやったわけではなく偶然の産物でしたが、後から聞いた話では、同じ部署の中で最も昇給幅が大きかったのは私だったそうです。
②評価者にベネフィットを示す
以前の私は、成果物が完成してからサラッと共有するだけでした。でも、それだと「便利になったね」で終わってしまい、自分が積み重ねてきたプロセスの大変さや努力は伝わりません。
そこで方針を変え、進捗の段階で会議などでこまめに、そして自分の仕事の結果が何を生み出すのかを事前に適宜共有するようにしました。
「これが完成すれば業務効率が〇%改善する想定です」「この仕組みがあれば来期の会議でこう活用できます」
こう伝えると、たとえば上司にとっても「経営会議で報告できる使えるネタ」になることを少しずつ理解してもらえることができ、
自己アピールが苦手な人にとっては少しハードルが高く聞こえるかもしれませんが、これは単なる「進捗報告」でもあります。
「アピールしてる」という意識を持たなくても、業務の経過を見せることで自然と自分の仕事と上司やチームの仕事が繋がるイメージを早い段階から持ってもらえるし、自分の仕事が組織に貢献していることを明確に示すことができます。
③上司・同僚とのコミュニケーションを意識的に増やす
正直に言うと、私も飲み会は苦手。プライベートを優先したい気持ちもあり、極力避けてきました。
ただ、それでも最低限――新年会や歓送迎会くらいには参加するようにしました。全く顔を出さない人よりも「時々は参加してくれる人」と思われるだけで、印象は大きく変わります。
また、飲み会に行かなくても、ランチを一緒にするだけでも十分です。それも難しければ、雑談を増やすことを意識してみるのもいいと思います。たとえば、上司に対して「そのジャケット、似合っていますね」「連休はどこか旅行とか行くんですか?」という他愛のない声かけから軽く会話を発展させるだけでもいいんです。
業務外のちょっとした会話から人間関係が築かれ、「協調性がある」「話しやすい人」という評価につながります。
頑張っても評価されない状況が続くときの次の一手
ここまで工夫しても評価されないなら、あるいはすでに上記のようなことは意識して取り組んでいる状況なら、これはあなたの実力の問題ではなく、職場環境そのものに限界がある可能性が高いです。
たとえば――
- そもそも組織の価値観と自分がズレている
- 評価制度が曖昧で、成果が数値化されない(好き嫌いで評価される環境)
- 裏方業務ばかりで、どれだけ頑張っても目立たないポジション
- 同僚が優秀すぎて、比較されると埋もれてしまう
- 会社の経営状況が不安定で、昇給どころではない
こうした環境では、どれだけ努力してもあなたはこれからも報われません。
「次こそは」と期待して時間を費やしても、気づけば何年も同じ状況が続き、年収やキャリアに大きな差がついてしまうこともあります。
では、そんな状況に置かれてしまったらどうすればいいのでしょうか?
①自分で事業(副業)を始める
この記事を読んでいる人の中には、そもそも会社員という働き方そのものが合っていない人もいるかもしれません。
実際、サラリーマンという働き方が日本で一般化したのは戦後の高度経済成長期(1950〜70年代)以降のこと。それ以前は、農家・職人・商店主など、自営業(家業を営む形)が圧倒的多数でした。
つまり、一定数「組織に縛られる働き方が向いていない人」がいるのは歴史から考えても自然なことなんです。
私自身も副業として事業を始め、市場から直接お客様の反応をもらえたときに、会社で得られなかった自己肯定感を得ることができました。さらに、そこにはダイレクトな報酬も伴い、会社の評価とは関係なく自分の力を試せるのは本当に大きな救いであり、やりがいでした。
もちろん、事業を始めるのは簡単ではありません。
まず最初にぶち当たる壁として、事業のアイディアを見つけること自体が難しいし、本業をしながら副業の時間を確保するのは大変です。長期間のオーバーワークの覚悟が必要になります。さらに仕事の結果・成果が出るまで少なくとも半年、長ければ数年かかります。
だからこそ、この方法は挑戦できる人には大きな価値がありますが、「今すぐに環境を変えたい」「評価に見合う収入を得たい」という人にとっては遠回りになりやすいのが現実。
②転職する
そこで、最も効率的で現実的な方法が「転職」です。
かつては「転職はリスク」なんて言われていタコともありましたが、今は真逆で、むしろ転職しないことの方がキャリアのリスクにすらなりつつあります。
今は、第二新卒のうち3割が転職する時代。かつては新卒一括採用が中心だった伝統的な大企業でさえ、中途採用数が新卒採用数を上回るケースも増えてきています。
実際、私の勤めている会社では社員の大半が中途入社で占められており、転職はもはや特別なことではなく、当たり前の選択肢になっています。
頑張っても評価されない。疲れた人が進むべき道
今の転職活動は、昔のように手書きで履歴書を用意したり、何度も企業に足を運んで面接を受けたりする必要はありません。
履歴書や職務経歴書はAIを使えば数分で作成できるし、面接もオンラインで対応する企業が増えてきました。
さらに便利なのは、実際に応募しなくても、ビズリーチなどの転職サイトを利用すれば自分の市場価値や想定年収、求められるスキルなどを簡単に知ることができます。
つまり、「自分の価値を知るだけ」なら、誰にも知られず、短時間で、安全に確認することが可能になっているんです。
私自身も過去に「この会社では評価されていない」と感じ、思い切って転職サイトに登録してみたことがあります。
すると驚いたことに、当時の年収より100万円以上高いオファーが届いたんです。
ずっと「自分には能力がないのかもしれない」「自分では仕事がそれなりにできると思っていたけど、実際私はどこにも通用しないのかもしれない」と落ち込み、悩み続けていましたが、実際に転職市場を覗いてみて初めて、評価されないのは私の実力不足ではなく、この会社の基準がおかしかっただけだと気づけました。
その瞬間、胸のつかえが取れたように、心がスッと軽くなったのを今でも覚えています。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
リクルートダイレクトスカウト

【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職サービスの規模としては業界№1のリクルートが展開するダイレクトリクルーティングサービスです。
リクルートというブランドだけに、利用企業からの信頼が厚いのも特徴です。
リクルートというダイレクトスカウトは、企業から本気の直接スカウトを受け取れるサービスで、転職後平均年収950万円以上(2021年4月時点/ハイクラス会員のみ)という実績があり、このサービスを利用して年収が上がったという人は少なくありません。
転職が成功しやすい業界・職種は、金融系、マーケティング関係、経営、事業企画全般、各業種に特化したコンサルタント、機械、エンジニア系など。
このため、転職でこれらの業界・職種を目指す人は登録必須とも言えるサービスです。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
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