「人手不足の職場だから辞めさせてくれないかもしれない」
「今辞めたら周りに迷惑がかかりそう」
「辞める勇気が出ない」
そんな不安を抱えて、行動できずに月日だけが過ぎていっていませんか?
私自身もまったく同じ悩みを持っていたので、気持ちは本当によくわかります。
でも、結論から言うと、「人手不足だから辞めさせてくれない」というのは誤解です。そして、あなたは辞められないのではなく、「辞めてはいけない気がする」だけ。
こうした「辞められない」と思う気持ちは良心、責任感、人への気遣いが強いからこそ生まれるもの。でも、現実には、会社があなたを辞めさせないことはできないし、人手不足はあなたが気にするべき問題ではありません。
むしろ、今はあなたが思っているよりずっと辞めやすい環境になってきています。
そこで、この記事では、以下の内容について具体的な根拠とともにまとめました。
- なぜ人手不足でも辞められるのか
- 辞めるために捨てるべき思考
- 今日からできる最初の一歩
人手不足で仕事を辞めさせてくれない?は誤解。辞められる3つの理由
ここからは、なぜ人手不足でも辞められるのか、その3つの根拠について、具体的なデータと実例をもとに解説します。
① 転職者が増え、採用の中心が「新卒 → 中途」に変化
数年前まで「大企業は新卒メイン・中途は例外」でしたが、今は真逆です。
富士通や味の素、大手銀行など、いわゆる超有名×安定した日系大企業ですら、
- 中途採用の大幅強化
- 通年採用へのシフト
- 新卒一括採用の縮小
という動きを見せています。
実際、日経新聞でも様々な大手企業の採用の変化に関する記事が目立ってきています。
富士通、新卒一括採用を廃止 職務・専門に応じ通年募集
富士通は7日、2025年度から処遇や採用時期が一律の新卒採用を取りやめると発表した。採用計画数も定めない。新卒採用と中途採用を区分せず、通年で職務や専門性に応じて必要な人材を採用する。職務内容に応じて雇用契約を結ぶ「ジョブ型」人事制度を定着させる。
引用元:日本経済新聞
② 人手不足は社会全体の構造
帝国データバンクの調査(2025年7月)によると、2025年の正社員不足は50.8%、非正社員不足も28.7%。
出典:帝国データバンク
コロナ禍で人手不足は一時的に解消したものの、2022年以降は高い水準が続いていて、今や2社のうち1社は人手不足である状況。
つまり、あなたの職場や会社だけが特別に困っているわけではないということです。もはや社会全体が慢性的に人手不足。
だからあなたが辞めたからといって、会社が突然「崩壊」することはありません。むしろ、まともな企業であれば、「辞められる前提」で年間の採用計画を立てています。
③ あなたが辞めても会社は回る
実は、私はこれまでに3回転職してきました。最初の転職が20代前半のとき。当時は、未経験で企画職に転職しましたが、そのポジションの前任者は経験10年以上のベテラン。
ところが家庭の事情により、私が入社する前に退職していました。
そこ後、どうなったか?
結果から言うと、最初の数年は相当苦労したし、私を採用してくれた上司と二人三脚ではありましたが、業務を遂行することができました。外から見ればクオリティが落ちたわけでもなく、問題なし。
職場も会社は普通にいつもどおり業務を続けていました。
これはどこの会社でも起きている現象。会社は、誰かが辞めても必ず回る仕組みになっています。
逆に、あなた一人の退職で回らなくなる会社の方が危険。一刻も早く辞めた方がいいでしょう。
なお、私自身の転職直後の苦労話はこちらの記事にも書きました↓異業種へ転職するとどのような状況になるのか、詳しくまとめています。
「仕事を辞めさせてくれない」と思ってしまう人が見直すべき3つの課題
ここまでお伝えしたように、社会の仕組みとしては「辞めても大丈夫」な理由が揃っています。それでも実際に行動に移せない人は多いです。
そして、その原因は能力や環境によるものではなく、「自分の中にある思い込み」が邪魔をしている場合もあります。
ここからは、辞めたいのに辞められない人が共通して抱えている3つの課題をお伝えします。
課題①:人目を気にしすぎる
「仕事を辞めると伝えたら嫌われるのでは」「裏切りと思われたらどうしよう」といった気持ち、わかります。
でも、会社の人はあなたの人生の責任をとってくれないし、正直なところ、そこまであなたに興味はありません。(興味を持たれていたとしてもそれも一時だけ。)
あなたの人生を決めるのは、他人の目ではなく自分自身の行動です。
だから、会社を辞めるかどうかの決断は、自分の人生を優先してみるとおのずと見えてきます。
どうしても人目が気になるなら、こちらの記事も読んでみてください。
課題②:迷惑をかけることを気にしすぎる
「今辞めたらみんなに迷惑をかけてしまう…」という不安、すごくよくわかります。
でも、人が抜けた時の調整や補充は会社の仕事であって、あなた一人が背負うものではありません。誰かが辞めたら業務が一時的に忙しくなるのは、どの会社でも日常的に起きること。
あなたの退職だけが特別な問題になるわけではないんです。
それに、会社は誰かが辞める前提で仕組みを作っています(作っていなくてもそれはあなたの仕事ではない)。あなたが辞めても、会社はちゃんと回ります。
私がこれまで3回の転職で円満退職することができた理由や方法についてはこちらの記事に書いています。
課題③:会社に依存しすぎる
同じ会社に長くいるほど、「ここを離れたら何もできないのでは」という不安が大きくなるものです。でも、それは慣れによってそう感じているだけで、実際にはあなたの選択肢は今の会社だけに限られていません。
転職して別の会社で働くこともできるし、副業を始めて収入源を増やすこともできる。もし一度ゆっくりしたいなら、派遣やアルバイトという働き方だってあります。
世界は思っているより広く、働き方も無限にある。
逆に、こうした課題を無視して人手不足の会社で働き続けると、いつか取り返しのつかない後悔をするかもしれません。
人手不足の会社を辞めたいなら、まずは行動してみよう
辞めたい気持ちがあっても、行動しなければ現実は何も変わりません。でも、「行動」と聞くと重たく感じてしまう人も多いはず。
だからこそ、最初の一歩はできるだけ軽くてOKです。
具体的には、まずは転職サイトや転職エージェントに登録して、少し求人を眺めてみるだけでも十分です。
正社員の転職であれば、第二新卒・20代ならリクルートエージェント、30代以降のスペシャリスト・管理職ならビズリーチがおすすめです。
登録すればすぐに情報が入ってきます。それだけでも他にも多くの自分が選べる選択肢があることを知ることができます。
人は選択肢が見えた瞬間、行動のハードルが一気に下がります。辞めるかどうかは、行動した先に自然と答えが見えてきます。
確実に未来を変えたいなら
これまでと同じ行動をしていたら、明日も、来週も、1ヶ月後も、半年後も何も変わりまん。
だから今日、5分だけでもいいので、転職サイトを覗いてみてください。それが、あなたの未来をほんの少し、でも確実に動かし始めます。
明日からではなく、今日から、変わるための行動をとってみませんか?
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