こんな悩みに答えます。
- 人手不足の職場でキャパオーバーの状態を個人が解決するのは無理
- 仕事でキャパオーバーでも会社は人手不足の認識がない
- 仕事でキャパオーバーの原因が人手不足なら状況は悪化し続けるだけ
この記事を書く私もかつては人手不足の会社で働いていましたが、このような環境ではどんなに努力しても状況を改善することはかなり難しいということがわかりました。
というのも、周りはその状態を問題だとは思っていないからです。
だから残業は全然減らないし、むしろ業務の過酷さは徐々に増していきました。
今のあなたも同じ状況ではないでしょうか?
これからあなたがとるべき正しい選択はこの状況から離れること。とはいえそれがなかなか難しいというのも理解できます。
そこでこの記事では、なぜ社員がキャパオーバーでも人手不足の職場は変わらないのか、そのまま働き続けるとどんな未来が待っているのか、について解説します。
Contents
仕事でキャパオーバーの原因が人手不足なら個人で解決するのは無理
仕事でキャパオーバーの原因が人手不足なら自分で解決するのはほぼ不可能です。
その理由は仕事の質を落とすことを認めてくれる企業なんて存在しないから。
働いている人数に対して仕事の量が明らかに多い場合でも、働く時間を増やして働くのが日本では当たり前の文化。
今でも日本の多くの経営者や管理職は「残業するのは普通」「仕事が終わってないのに帰るのはありえない」と思っています。
仕事でキャパオーバーなのは人手不足ではなく個人の問題?
とはいえ、個人の努力で仕事でキャパオーバーの状態を解決できるという意見もありますよね。
たしかにそれは一理あります。
実際に私も過去に自分の努力や工夫で仕事が楽になったと感じたことはあります。
残業など労働時間を減らすためにはたとえば以下のようなことがあります。
- 論理的な思考力を身に付ける
- はじめから100%を目指さない
- 頼まれた仕事を全て引き受けない
- 自分のタスクを優先する
- 何度も繰り返す仕事は仕組み化する
- 探す時間をなくす
これら一つ一つの方法ついて詳しくは「仕事のキャパオーバーから脱する方法【業務改善篇】」よりご覧ください。
実際、これらの取り組みは役立ったし、かなり効果があったと感じています。これによって自分自身の成長も実感できました。
ですが、仕事の効率が上がって自分のキャパが増えると、また新しい仕事を次々に任される繰り返しで、自分が努力しただけでは結局長時間労働からは解放されませんでした。
仕事でキャパオーバーの職場は人手不足が問題だという認識がない
そもそも人手不足でキャパオーバーになるような職場では、今の状態で人が足りていないとは思っていません。
具体的に説明します。
「残業なんて当たり前」精神
社員がキャパオーバーになる環境を作っている人(経営者や管理職)にとっては今の状態が普通です。
最初にも述べたとおり、彼らにとって「これくらいの忙しさや残業時間は普通」だからです。
より長く働いた人が賞賛される文化
このような人たちは「たくさん働いている人の方が頑張っている」という価値基準を持っています。
そして、彼らにとって「生産性を上げる」という概念はありません。
「社員=コスト」という考え
就職先として国内でもトップの人気を誇るGoogleは社員を仲間だと考えています。
Google 社員は単なる同僚ではありません。Google の成長になくてはならない自慢の仲間たちなのです。
引用元:Google採用ページ
一方で、人手不足の状態に何の疑問も危機感も感じないこれらの企業は社員をコスト(費用)だと考えています。
このため、彼らはできるだけ少ない人数で多くの仕事をこなすのが正しい働き方だと信じています。
このような理由から、人手不足であるという認識がない会社で働いている限りはよっぽどのことがない限りはキャパオーバーの状況を解決するのはほぼ不可能です。
仕事でキャパオーバーの原因が人手不足なら状況は悪化し続ける
もちろん一時的に人手不足の状態になる職場はどこにでもあります。
でも、入社してから慢性的に人手不足の状態が続いているなら一刻も早くその職場を離れた方がいいです。
というのも状況はこれからもっと悪化するのが明らかだからです。
人手不足の職場の状況が悪化する理由
人手不足の状況がさらに悪化する理由は、社員が定着しないからです。
- 全体的に社員の残業が多い
- 優秀な社員が辞める
- 優秀な社員が辞めた影響で他の社員が辞める
- 残業が多いので採用したくても求職者から選ばれない
- さらに一人当たりの仕事が増える
働きすぎは「労災」です
過労死ラインという言葉を知っていますか?
これは長時間労働が招く病気や死などを労働災害とするための基準のこと。
具体的には以下のとおりです。
- 時間外労働が発症前の2か月間で約100時間あったか
- 2~6か月間においてひと月あたり約80時間を超える時間外労働があったか
出典:カオナビ人事用語集
こんな状況で働き続けるとどうなるでしょうか?
一般的に過労死の前兆として言われているのは、脳梗塞や心筋梗塞、うつ病などで、ここまでくると働くこと自体もはや不可能になってきます。
実際、長時間労働が賞賛されるような会社で働いてきた年代の人たちは、こうした症状を患っている人がかなり多いです。
仕事のキャパオーバーを甘くみてはダメ。人手不足の職場なら逃げるが勝ち
ここまで怖い話をお伝えしてきましたが、一言にまとめると、「人手不足の会社で働き続けても悪いことしかないので、できるだけ早く辞めよう」ということです。
私もかつて長時間労働が普通の職場で働いたことがありましたが、努力しても残業時間は増えるばかりだったので転職しましたが、この行動は正解でした。
仕事でキャパオーバーから脱した方法
・即レスしない
・完璧主義を捨てる
・探し物の時間を減らす
・繰り返す作業は仕組み化
・上司や先輩から助言を受ける
・頼まれごとを全部引き受けないこの結果、100時間超の残業が1/5に短縮。でも一番効果大だったのは残業が讃えられる職場からの転職でした。
— Sara@未経験×転職でキャリアUP (@SARA18olsb) May 10, 2022
今キャパオーバーの状態だと「転職なんて時間はない」と思うかもしれません。
でも、最近は思っている以上に早く転職できます。早い人では応募から2週間で転職先が決まります。
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