こんな疑問に答えます。
- 転職エージェントと面談する目的
- 転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
- 転職エージェントから見放されると悲惨な未来が待っている
この記事を書く私はこれまで3度の転職を通じて、何十社もの転職エージェントと面談をしてきました。
初めて転職活動するときは面談する目的もわからず、何も準備しないまま面談にのぞましたが、正直言って結果は悲惨でした。
当時はその面談がうまくいったのか、その面談の結果がその後の転職活動にどのように影響したか、全く気がつかなかったのですが、あとから振り返るとあのときの中途半端な姿勢が転職活動を半年以上も長引かせた原因でした。
何が言いたいのかというと、転職エージェントとの最初の面談はあなたの転職活動が成功するかを左右するということです。
そこでこの記事では、私が3回の転職を通じて身を持って学んだ転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと、転職エージェントを賢く使って転職を成功させる秘訣をご紹介します。
Contents
転職エージェントと面談する目的
転職活動を始めるとき、そもそもなぜ転職エージェントと面談するのでしょうか?
目的は2つあります。
- これまでのキャリアや転職理由含め、あなたのことを知ってもらうため
- 転職で何を実現したいのかについて知ってもらうため
転職エージェントはこの2つを知ることにより、以下のように本来の仕事を果たすことができるわけです。
面談を通して、(中略)本人が気づいていない希望、不満を言語化し、潜在的なニーズにマッチした最適な求人を紹介します。
出典:すべらない転職
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
そこで、転職エージェントとの面談では、転職エージェントが自分にとって最適な求人情報を提供し、望む方向へサポートしてもらうために、事前に自分のことを適切に開示する準備をしておく必要があります。
でも、それよりも重要なことがあります。
当然といえば当然のことなのですが、転職エージェントとの面談では失礼な態度をとらず、真摯な姿勢を見せることです。
これを踏まえて、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことの具体例をいくつか紹介します。
① 失礼で横柄な態度
転職エージェントとの面談で失礼な態度や横柄な態度で接するのは絶対にNG。
まず、そもそも転職エージェントの担当者も一人の人間です。サービスを提供する側であっても、相手の態度が悪ければ嫌な気分になるし、転職が成功するようサポートしようという気もおきません。
※注意点※
転職が成功すると、転職エージェントにお金を払うのはあなたを採用する企業です。
つまり、転職エージェントにとっての顧客は、あなたではなく企業。そして、転職エージェントにとってあなたは「商品」です。
転職活動では、自分が転職エージェントの客の立場だと勘違いしないようにしましょう。
② 転職に本気ではない姿勢
転職エージェントとの面談の場では、転職したいのか・転職したくないのか曖昧な態度もNGです。
転職エージェントの担当者も暇ではありません。一人で何人もの求職者の対応をしているのに、中途半端な姿勢の人がやってきたら迷惑でしかありません。
※注意点※
転職エージェントの仕事は、サポートする求職者の転職が決まって初めて売上が発生する「成果報酬型」です。
つまり、あなたをサポートしている間はどんなに頑張っても売上は立たず、成果にはなりません。
このため、転職にやる気のなさそうな人は転職エージェントにとっては無駄骨です。
③ 高望みしすぎ
自分のことを客観的に分析できず、希望が高すぎるのも危険信号。
極端な例ですが、今の自分が年収400万円なのに、転職でいきなり800万円の年収を希望している人は転職エージェントからすると面倒な相手です。(これまでのキャリアに対してあまりにも難易度の高い職種を希望する場合なども同じ。)
本人に見合った求人を紹介しても、納得してもらえず転職活動が一向に進まないからです。
転職エージェントから見放されると悲惨な未来が待っている
前章のとおり、転職エージェントとの面談では社会人として当たり前のこと、つまり「失礼な態度をとらず、真摯な姿勢を見せる」ことができれば、最初の滑り出しはOKです。
ですが、この基本的なことができなければ、転職エージェントから見放されてしまい、無料で受けられるはずの様々なサービスの恩恵がなくなり、ライバルと比較して不利になってしまいます。
✓転職エージェントから見捨てられると生じる不都合
- 連絡をしても他の求職者の後回しにされる
- 非公開求人など優良・人気求人を紹介してもらえない
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえない
- 応募企業の詳細を教えてもらえない
- 企業との間に入って年収交渉をしてもらえない
- 転職活動全般の丁寧なサポートが受けられない
- 企業への推薦状を書いてもらえない など
転職エージェントとの正しい付き合い方
では、転職エージェントと面談では、どう振る舞うのが正解なのでしょうか?
転職エージェントとの面談は第一印象が超重要です。
初めての面談前からしっかり準備してのぞむことで、転職活動の第一歩をスムーズにスタートできます。
具体的には以下のことに気をつけてみてください。
✓転職エージェントとの賢い付き合い方
- 初回の面談からよい印象を与える
- 今すぐにでも転職する気があるように振る舞う
- 複数の転職エージェントを利用する
- ③を各転職エージェントに隠さず伝える
- 常に礼儀正しく接する
- 耳が痛いことも素直に受け入れる
項目が多くて不安になるかもしれませんが、転職活動を進めるうえでは基本的なことばかりです。詳しくは以下の記事で解説しています。
転職エージェントの上手な選び方
転職エージェントとの面談での注意点を知ることも大切ですが、実は転職活動は転職エージェントを選ぶところから始まっています。
というのも、転職エージェントは日本国内だけでも1万社以上あると言われており、エージェントによって対象とする年齢層や得意分野、扱っている求人の種類が全く異なるからです。
自分の属性や転職の方向性とは全然関係のない分野の転職エージェントを利用してしまったら、それこそ時間の無駄。
転職エージェントの選び方について以下の記事で詳しく解説しているので、これから転職エージェントを探す段階なら一読してみてくださいね。
また、以下に転職したい人の属性別におすすめの転職エージェント特集と、とりあえず登録しておくと安心の転職エージェント3つを載せています。迷った時の参考にどうぞ。
■第2新卒向けの転職エージェント
■20代向けの転職エージェントまとめ
■30代・ハイキャリア向けの転職エージェントまとめ
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントは、リクルートエージェントほどではないものの非公開求人含めて約4万件もの求人数を扱っています。
大手企業のほか、中小企業の案件も豊富な点が特徴の一つで、業界別で見るとIT・通信系の求人が数多くあります。また、とくに20代、30代前半の若手向けの転職支援に強みを持っており、優秀な若手を求めるIT企業の多くがマイナビエージェントに対して積極的に求人を出しています。
コンサルタントも若手向けのサポートに慣れているので、20代、30代前半であれば質の高いサポートを受けることができるので、登録して損はありません。
なお、20代を対象としたマイナビジョブ20’sもあるので、一度面談してみて利用しやすい方に絞って利用するのもおすすめです。