こんな悩みにお答えします。
- とりあえず派遣を選ぶ人の共通の未来とは
- 安易に派遣を選んでしまった結果【具体例】
- 働き方改革のは派遣社員にも影響があるのか
- 転職する自信がない人の具体例
この記事を書く私は会社を辞めたいと思ったときに「派遣社員になる」という選択肢は一度も考えたことはありません。
というのも私の場合、遠く離れた田舎から上京して一人暮らしだったし、「奨学金500万円返済」という義務を負っていたので、正社員以外は考えられませんでした。
なので、これまでに2度会社を辞めていますが、いずれも間隔を空けずにすぐに転職。
そして、いずれも未経験業界&未経験職種への転職でキャリアアップしてきましたが、正直けっこううまくいっています。
アラサーだしスキルないし人前で話すの苦手だから転職なんてうまくいかないと思ってたけど…
転職活動してみたら2ヶ月で本命含め4社から前職より年収UPでオファーをもらえました😌
本命は未経験業界&職種だったけど年収70万円UPで迷わず入社。
自信がなくてもまずは行動してみることで道が開ます🍀
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) January 12, 2020
このような経験からも友だちや元同僚たちを見ていても、会社を辞めたいならまずは転職を考えてみるべきだと思っています。
そこで今回は、派遣社員になることのリスクと派遣社員を選ぶべきではない人の特徴、自分のスキルに自信がなくても転職を有利に進める方法を解説します。
Contents
転職ではなくとりあえず派遣を選ぶ人の共通の未来とは
結論から言うと、一度正社員を辞めて派遣社員になると、また正社員に戻りたいと思っても簡単には戻れません。
もちろん不可能ではありませんが、「正社員→(転職して)正社員」よりも「派遣→正社員」はかなり難易度が上がります。
なかには派遣社員で働いていた会社で正社員にしてもらえる場合もありますが、それは様々な条件がそろった場合だけ。
たとえば以下のような場合。
- 会社から自分の仕事内容やスキルを認められている
- 社内での人間関係が良好
- 会社から派遣ではなく、正社員として長く勤めてほしいと思われている
- 会社の業績がよく、正社員を増やすだけの余裕がある 等
もちろんずっと派遣社員として働きたい場合は派遣社員を選べばいいと思います。
働き方が多様化してきている今、正社員にこだわる必要がないと考える人が多いのも事実です。
でも、もしあなたが「本当は正社員として働き続けたい…」という気持ちが少しでもあるなら、安易に派遣を選ぶべきではないです。
一度派遣を選んでしまうと、不安定な雇用からなかなか抜け出せないスパイラルにハマってしまう人が多いので。
派遣社員のデメリットとは
派遣社員になれば、会社に束縛されず比較的自由な働き方ができる、仕事を辞めやすい、責任の重い仕事をする必要がない、などのメリットもあります。
でも、たとえば以前の私のように、一人暮らしで自立して生活している人や学生時代の奨学金がある人、できるだけたくさん稼ぎたい人には、デメリットの方が大きいです。
たとえばこんな感じ。
- 2,3ヶ月ごとに更新があり、いつまで同じ職場で働けるか不確か
- 不況時は人員カットの最初のターゲット
- 昇給やボーナスが期待できない
- 責任ある重要な仕事に関わりづらい=いつでも替えがきく
- 仕事は受け身でしかできない=能動的な働き方ができない
- キャリアアップが困難 等
安易に派遣を選んでしまった結果【具体例】
では、派遣社員になるとその後の人生はどうなるのか、実際に派遣社員になった人たちの声を集めてみました。
派遣ではたくさん働いたよ、一流企業で。正社員以上にしごと回ってくるけど、利益でてもボーナスもらえるのは正社員だけなんだよね。悲しかった。いくら頑張っても便利使いされて正社員にはなれない。でも、その仕事は必要なので、止めたらあらたな派遣が補充される。これは、働く人には辛いシステム
— 夏はつとめて (@yoursmins) September 24, 2019
派遣では全く自由になれない。派遣より正社員の方が、自由度高い
— kuma-12。DMにて毒親相談受付ます。 (@kuma34877456) January 21, 2020
11月末に入社した40代の男は正社員として。
3ヶ月は見習いらしいけど!
1ヶ月半過ぎても全く仕事出来ないよ??同じ所から進歩ない。
それでも正社員っていいと思わない?1週間前に入ってきた派遣さんに負けてるから。
女は準社員から正社員にはなれない。
この件もあって、尚更働く気が失せてる。— みぽりん💚 (@kmf2__nika_S2) January 21, 2020
今の職場は派遣から契約社員という流れで入社しましたが、6年近くいるけど未だに正社員になれず
登用制度が改悪されて最低7年勤務しないと正社員になれない
でも実態は正社員になるまで10年くらいかかっている
一部上場のホワイト企業が笑わせます#非正規雇用
— counselorYoko (@counselor_Yoko) September 29, 2019
大手に派遣で入ってもう10年以上。準社員にはなれたけど正社員にはまずなれない。
正直なところ、このままではいけないと本当に思う。
息子は不登校だけど子どもたちもう大きくなったし、そろそろ自分の信念のために残りの半生を使いたいと思う。
ロスジェネ→非正規レールから外れ、自由に生きたい。 https://t.co/XwpbMEfLZT— ぽちママ (@pochimama0420) January 25, 2020
これが現在の派遣社員の現実。
私の身近で派遣から抜け出せない人の事例もご紹介します。
元同僚Aさんの場合
職場の人間関係に悩んでいたこと、他にやりたい仕事ができたことで派遣社員になることを決意。
派遣であれば働きながら資格の学校に通えると思い、派遣先の上司に相談したところ、次の契約更新のタイミングで突然派遣切りに。
その後はアルバイトをしながら貯金を切り崩しつつ、家賃を払い資格のスクールに通っていましたが、結局金銭的に苦しくなり、あきらめて地方の実家に戻ったとのこと。
地元では正社員の職が見つからず、現在は派遣社員として働きながら通信で勉強してもう一度資格取得を目指しているようです。
友だちBの場合
仕事がツラかったので辞めようと考えていた中、結婚することになり即退職。職業訓練校で経理の知識を身につけ、派遣社員として2社ほどを経験して妊娠・出産。
出産後1年経って派遣に復帰して数年後、夫が会社を辞めたいと言い出したため、正社員への就職活動をしたものの、なかなか採用が決まらず断念。
その後、転職した夫の給料は下がり、子供の成長につれて増える出費が不安で、今は2人目の出産や家の購入は考えられないのだとか。
働き方改革の影響で派遣の社会的地位は向上する?
一方で、派遣社員にも嬉しいニュースがありますよね。
2020年4月から同一労働同一賃金制度が施行され、派遣社員の交通費の支給が義務化されるなど、今後は派遣社員がより働きやすくなる可能性もあります。
制度について詳しくは「同一労働同一賃金の背景や実施内容をわかり易く解説!」からどうぞ。
こう聞くと派遣と正社員の垣根が低くなったように感じますが、派遣の雇用条件が改善するということは、企業にとってコスト負担が増えることを意味するので、今後は派遣社員を受け入れる企業が減る可能性が示唆されています。
詳しく説明すると、派遣社員と受け入れ先の企業との間には派遣会社があり、派遣会社が仲介手数料をとっているという構造(以下)。
引用元:派遣登録ガイド
ということは、企業が派遣社員に支払うコストが正社員並みになるなら、派遣会社へ手数料を払う必要がなく、任せられる仕事の自由度が高い正社員を採用したほうが企業にとっては好都合。
つまり、今後は派遣社員への需要が減り、派遣社員として仕事を探すことが難しくなる可能性もあるということです。
*
転職する自信がない人の解決策
ここまでお伝えしてきたことから、「とりあえず派遣」という選択肢は捨てるべきというのが私の考え。
ということで、ここからは転職する自信がない人の解決策をお伝えします。
解決策①:転職する
転職する自信がなくても、まずは転職活動してみましょう。
はっきり言って誰でも最初は転職する自信なんてないです。あなただけではありません。
会社を辞めたければとりあえず転職活動してみるといいですよ👍
転職エージェントに登録して面談受ければ上出来。あとはエージェントが案件もってきてくれるので応募するだけ。
私の場合、1ヶ月で最初の内定GET、2ヶ月で合計4社から内定もらって前職を即退職😌
一番残念なのは何も行動しないこと。
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) January 22, 2020
私も自分のスキルに自信がなかったし、転職してやりたい仕事はそれまでの職種とは全く違う仕事だったので不安でしたが、軸を持って転職活動した結果、本命の会社に年収UPで転職できました。
スキルなしでも第一希望の会社に転職できた秘訣は、以下の記事からどうぞ。
解決策②:オファーを待つ
それでも転職する自信がないなら、企業から自動でオファーをもらえるサービスを利用するのがおすすめ。
MIIDAS(ミイダス)という転職アプリを使えば、これまでの経験やスキルが自動的に分析されて企業とマッチングしてくれます。
選択式の質問に答えるだけで3〜5分ほどで登録が完了。
AIが自動的に企業とマッチングしてくれて、企業が興味をもってくれればオファーを受け取ることができ、書類選考なしに面接に進むことができます。
しかも、転職した場合の想定年収(=自分の市場価値)まで見れちゃうので、興味本位でも登録してみると面白いです。
私も実際に試してみたらこんな結果に…!
ちょっと高すぎる結果が出たけど、嬉しいし転職活動へのモチベーションアップにもつながるので、ぜひお試しあれ。
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まとめ
ここまでのお話をまとめると、「とりあえず派遣」ではなく、まずは転職活動してみましょう。
とくに以下の一つでも当てはまるなら、派遣じゃなく転職を選んだほうがいいですよ。
- 一人暮らしをしていて親の負担になりたくない
- 奨学金などの借金がある
- 昇給したいしボーナスもほしい
- 仕事でスキルアップしたい
- 雇用の安定性がほしい
- 正社員として福利厚生は享受したい
今、正社員の働き方に不満がある場合でも、最近では長時間労働が是正され、正社員の働く環境が改善されてきています。
それに、終身雇用や年功序列の崩壊により、今後はさらに転職市場が活発になるので、転職先でうまくいかなくても、正社員であればより転職しやすい環境になると思います。
なので、いずれ派遣社員を選ぶとしても、まずは転職して他の会社を試してみてからでも遅くはないですよ。
転職成功の秘訣は自分に適した転職エージェントを見つけることなので、以下の記事も参考にどうぞ。
残業がツラい場合の解決策はこちらの記事がおすすめです。