こんな疑問に答えます。
- 転職エージェントが使えないと感じるシーンとは
- 転職エージェントが使えないときの対応策
- できるだけ早く転職したいときにあなたができること
この記事を書く私は1年ほど前に2ヶ月の転職活動で4社からオファーを獲得。その際、全社から前職を上回る年収を提示され、最終的には第一希望の憧れの大企業(しかも未経験職種)に転職。
自分の努力もあったけど、サポートしてくれた転職エージェントの協力なしにはこの転職では実現できなかったというのが本音です。
つまり、転職エージェントの存在は転職の明暗を分ける要因の一つ。
そこで、この記事では転職エージェントが使えないと感じたシーン別に必要なアクションと転職エージェントとの関係に悩んで転職までの時間を無駄にしないための方法を紹介します。
Contents
転職エージェントが使えないと感じるシーンと解決策
できるだけ早く転職を成功させるためには、自分の転職を全力でサポートしてくれる優秀な転職エージェントを出会うことが重要なポイントです。
逆に言うと「このエージェントをこれ以上使い続けても意味がないな」と早く気づいて対策をとることも必要。
そこで、実際に私がこれまでに転職エージェントに対して不安を感じたシーンを紹介します。
① 興味がある求人がない
転職エージェントが紹介してくる求人に興味が持てなかったり自分の希望からかけ離れている場合、以下のいずれかが当てはまります。
- あなたの希望をよく理解していない
- あなたには別の求人を紹介したほうが転職できる確率が高いと判断している
- 転職エージェントが扱っている求人にあなたが希望する求人がない
①の場合、今すぐにでも転職エージェントへ改めて自分の希望を伝えるべき。このときに電話で話すよりもメールや連絡フォームなどを利用したほうが情報が整理できるし、あなたの希望が可視化されて相手に伝わりやすいのでおすすめです。
②については転職エージェントの稼ぐ仕組みが関係しています。転職エージェントはあなたが転職することによって転職先の企業から成果報酬として年収の3割程度の売上を得ることができます。
よって、ノルマを達成するためにも、あなたの希望よりも実現可能性を重視して転職できる確率が高い求人ばかりを紹介してくるというわけです。
このため、解決策は①と同じく、まずは担当のコンサルタントへ正直に希望を伝えること。それでも問題が改善されない場合は別の転職エージェントを使うのが賢いです。
③のように転職エージェントが扱う求人が少ない場合は、これ以上そのエージェントを使い続けていても意味がないのですぐに別の転職エージェントを利用すべき。
そのまま同じ転職エージェントを使い続けるのはパン屋に魚を買いに行っているようなものです。
② 相性があわない
転職活動中にもっとも連絡を取り合うのは転職エージェントの担当コンサルタントになります。
この人生の真剣勝負のときに相性が悪い相手と一緒に進めるのは苦痛だし、相手に遠慮してしまって自分の希望をうまく伝えられなかったりしては本末転倒。
相性が合わず転職活動がやりづらいと感じているなら、躊躇せず担当者変更をお願いしてみてください。
電話で直接伝えるのは気まずいので、メールや転職エージェントとの連絡用のWebサイトがあればそこから担当者変更を依頼してみましょう。
大抵の場合、担当のコンサルタントの上司もメールなどの内容を確認できる運用になっているので、そのままスルーされたり嫌な扱いを受けることもありません。
③ 連絡が遅い・来ない
転職エージェントを利用するときにまず知っておくべきなのは、キャリアコンサルタントはかなり多忙だということです。一人で何十人もの求職者を担当していて、毎日ハードスケジュールで動いています。
なので、多少連絡が遅いくらいであれば心配不要。
それでも気になるほど連絡が遅い場合の理由は2つ。①あまりにも忙しくて手が回っていないか、②あなたの優先順位がかなり低い(あなたの転職をサポートするつもりがない)かのどちらか。
まず、①あまりにも忙しくて手が回っていない場合は、相手の能力の問題になってくるので、早期に切り捨てるのが身のためです。
実際に私の同僚が過去の転職活動であった話ですが、面接に通過したのに担当者からの連絡が遅すぎたために、その間に他の候補者の面接が先に進み内定が出て採用枠が埋まってしまったというケースもあります。
②の担当のコンサルタントにとってあなたの優先順位がかなり低い場合、上記と同様に内定をもらえたはずのチャンスを逃すばかりか、そもそもあなたに優良な非公開求人などの情報を紹介してくれない可能性もあります。
このため、転職エージェントから連絡が遅すぎる場合はそのまま転職活動を続けるはやめて、自分に真摯に向き合ってくれる転職エージェントを探すのがおすすめです。
なお、転職エージェントにとっての「優先順位が低い人」の特徴を以下の記事で解説しているので読んでみてください。
転職エージェントが使えないときに即やるべきこと
使えない転職エージェントのもとで転職活動を続けるのは時間の無駄どころか、転職失敗の原因。なので、使えない転職エージェントに当たってしまったら即行動するべきです。
具体的には以下のように進めてみてください。
やるべきこと①:「優先順位が低い転職者」にならない
使えない転職エージェントに当たってしまった場合、実はあなた自身に原因がある可能性もあります。
私たちは無料で転職エージェントのサービスを利用できるわけですが、その一方で転職エージェントは企業に人材を紹介して採用が決まることで成果報酬を得るというビジネスモデル。(以下図のとおり)
つまり、転職エージェントにとってはあなたに転職できる見込みがなければ売上がたたず、必然的にサポートする意欲がなくなってしまいます。(転職エージェントによってはその基準が会社のルールとして明確に決められていることもあります。)
このため、転職エージェントからあなたの転職活動を全面的にサポートしてもらいたければ、転職エージェントに「この人は希望の会社から内定がもらえそうだな」という印象をもってもらう必要があります。
その具体的な方法は別の記事にまとめているので詳しくは以下の記事をどうぞ↓
やるべきこと②:複数の転職エージェントに登録しておく
転職エージェント1社だけで進めるのは圧倒的に非効率。
前述のとおり使えない転職エージェントに当たってしまうかもしれないし、情報が偏ったり多くの求人に出会う機会を減らすことになるので、転職活動では2社以上の転職エージェントに登録して同時進行で進めるのが基本。
複数の転職エージェントを使っていると、不足している情報を補いやすかったり、同時に何社も面接を進めることができたり、年収交渉でも有利になるなどメリットがたくさんあります。具体的には以下の記事で解説しています。
まとめ
ここまでお伝えしたことをまとめると、以下のような場合は転職エージェントを即変えてOKです。
- 興味がある求人を紹介してもらえない
- 担当のコンサルタントとの相性が悪い
- 担当のコンサルタントからの連絡が遅い・来ない
おすすめの転職エージェントや自分に適した転職エージェントを見つける方法は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてくださいね。