こんな疑問に答えます。
- 同じ業界・職種への転職の難易度
- 20代後半で未経験の仕事への転職は厳しいのか?
- 20代後半で転職活動がうまくいかない人の共通点
この記事を書く私はアラサーで2ヶ月の転職活動を行い、4社から前職を上回る年収で内定を獲得。そして、第一希望の大手上場企業&未経験職種に転職することができました。
この経験からも言えることは、20代後半でも未経験職種への転職は十分可能。もちろん経験職種であれば可能性はさらに高まります。
というか、20代後半の転職は厳しいというよりもチャンスが豊富なので、転職したいという気持ちがあるならそれに蓋をせず挑戦してみるべきです。
ですが、何も知識がないままに転職活動に取り組むのは無謀なので、この記事では20代後半で転職したい人に知ってほしい注意点をまとめました。
Contents
同じ業界・職種への転職は難易度低め
20代後半となると社会人経験が5年前後となり、すでにスキルや実績が蓄積されて最前線でバリバリ仕事をしている人が多いです。
このため、同じ業界・職種にスライドする転職であれば難易度はそれほど高くありません。
※同じ業界でも違う職種を受ける場合は未経験の扱いになります。
もちろん人気の大手企業などを目指す場合はその分ライバルも増えるので難易度は上がりますが、今の会社と同規模の会社であれば内定をもらえる可能性は上がります。
実際、私も経験職種の先行も受けましたが、書類選考の通過率が高く採用もかなりスムーズだったし、採用途中でこちらから辞退した企業も多かったです。内定をもらった4社のうち3社は経験職種で、全社から前職より高年収でオファーを受けました。
20代後半で未経験職種への転職は厳しい?
これまでの経験職種とは共通点が薄い未経験職種へ転職するなら20代前半(第二新卒)のうちに転職する方が成功率は高くなります。(実は私も第二新卒のときに転職しており、完全な未経験職種へ転職しました。)
とはいえ、20代後半であれば未経験職種への転職をあきらめる必要は全くありません。
20代後半からは軸ずらし転職
そこで知ってほしいのが「軸ずらし転職」。これは、希望する業界や職種のいずれかをずらして転職することで、転職成功の可能性を高める戦略のこと。
具体的には以下のようなイメージです。
- 1社目:営業職として小売業界でキャリアをスタート
- 1社目→2社目:営業職のまま、年収の良いメーカーに転職
- 2社目:社内異動でマーケティング職になって実績を積む
- 2社目→3社目:マーケティング職のまま、年収の良いIT企業へ転職
- 3社目→4社目:その後、IT業界の企画職に転職
参照先:リベラルアーツ大学
これであれば完全な未経験とはみなされず、これまでの経験・知識・スキルを活かすことができるので、転職の成功率は格段に上がります。
このため、20代後半から未経験の転職に挑戦したい場合は、この戦略を使って希望の転職先と現在の仕事の共通点を見つけ出してうまく企業にアピールすることがポイントになります。
軸ずらし転職では未経験でも年収UPを叶えることもできるので、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
未経験職種への転職は早ければ早いほうがいい
私自身が第二新卒、アラサーそれぞれの年齢で未経験転職を経験して思うのは、未経験の仕事に転職したいなら早ければ早いほうがいいということ。(=若ければ若いほどいい)
というのも、若いうちはわからないことを教えてもらいやすいし、素直に受け入れることができます。
でも、年齢を重ねると変なプライドを持つ人も増えてきて、自分より若い同僚に仕事を教えてもらうことに抵抗を感じる人も少なくありません。
また、教える側も相手が自分より若かったり年齢が近い方が指導したり教えてあげやすいという側面もあります。
20代後半の女性が転職するときの注意点
20代後半では転職する本人も企業も意識するのが妊娠・出産のタイミング。近いうちに妊娠したいと考えている場合は転職タイミングは注意が必要です。
いまどきは若い既婚女性の採用を渋る企業は少なくなりましたが、入社後すぐに妊娠されると困るというのが本音。企業側だけでなく、入社してすぐ妊娠するのは転職した本人もきまづいですよね。
それだけではなく、転職直後の妊娠は育休を取得できないリスクもあります。
育休についてはいくつか注意すべきポイントがあります。
それは、「継続雇用されて1年未満の労働者や、育児休業を取得するのに合理的な理由がない労働者は育児休業を取得できない」といった労使協定が結ばれている場合です。この場合、転職直後で継続雇用の期間が1年に満たない従業員は、育児休業を取得することができません。
参照先:マイナビAGENT
妊娠の計画があるなら転職後の育休制度についても知っておいたほうがいいです。以下の記事も参考にしてみてください。
転職活動がうまくいかないときに考えるべきこと
今後、実際転職活動を始めてみても書類選考や面接がなかなか通らず、「やっぱり20代後半の転職は厳しいのでは?」と感じる場面があるかもしれません。
でも、そんなときは「20代後半だから」うまくいかないのではなく、あなた自身の転職活動に問題がある場合もあります。
転職活動がうまくいかない人には以下のような共通点があります。
- 他責志向である(何でも環境や人のせいにする)
- 転職の軸が曖昧(入社後に実現したいことが伝わっていない)
- 主体性がない(これまで受身の姿勢で仕事をしてきた)
今まさに転職活動中でうまくいっていない人はこちらの記事も参考にしてみてください。
このように転職活動がうまくいかない理由を分析し、改善し、自分の希望と実力に適した企業を見つけるためには、20代の転職に強い転職エージェントを利用するのが必須です。
20代後半なら絶対利用したい転職エージェント
あまり知らない人も多いのですが、転職エージェントにより得意分野とそうではない分野があります。
たとえばハイキャリア層に強い転職エージェント、IT企業に強い転職エージェント、医療系に強い転職エージェントなどその得意分野は様々なので、希望の転職を叶えたいなら自分の属性にあったエージェントを使うのが鉄則。
マイナビジョブ20’s
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは20代、第二新卒向けの転職エージェントで、未経験OKの求人ラインナップが豊富。
転職初心者向けに訓練されたキャリアアドバイザーが対応してくれるため、サポート体制が手厚いことで評判が高く、実際に提案される求人も20代向けかつ希望に沿った案件が多いです。
また、他社と比較してWeb適性検査のクオリティが高いことで有名なので、これは転職活動前に一度試して見る価値あり。自分の長所や特徴を客観的に知って転職活動にいかせるだけでなく、現職が自分に適しているかの判断にも役立ちます。
転職の方向性やタイミングに迷っているなら、まずはマイナビジョブ20’sのWeb適性検査を受けて、キャリアアドバイザーとの面談で適性検査をもとに今後の戦略を立てるのがおすすめです。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントサービスは国内でトップクラスの規模を誇る総合型転職エージェント。男女問わず幅広い世代が利用している転職エージェントで、20代後半向けの求人案件も多数取り揃えています。
全国に拠点を持ち企業とのコネクションも太く、豊富で良質な求人案件が揃っています。
職種でいうと企画系、営業系等の案件に強いだけでなく、最近企業からの需要が高まっているIT、医療、エンジニアなどの専門領域でも存在感を増しています。
最大の特徴は、厳選された比較的ハイレイヤー層の案件が豊富であること。具体的に言うと、取り扱う求人案件の年収は450万円〜600万円がメイン。
国内の人材業界ではトップクラスの会社という安心感もあり、応募書類の作成や面接対策などのサービス内容も充実していてコンサルタントの教育も行き届いていると感じました。
menters(メンターズ)
【公式サイト】https://mentors-lwc.com/
「転職したいけど何がやりたいかわからない」「今転職すべきか迷っている」など将来のキャリアに悩んでいるなら、mentors(メンターズ)がおすすめ。
メンターズは転職エージェントというよりも転職相談アドバイザーといった方が適切。というのも、メンターズの場合は利用者側(転職者側)がお金を払って利用する仕組みだからです。
その分転職エージェントよりもあなたの希望に寄り添って、理想の転職を叶えるために全力でサポートしてくれます。(転職エージェントは企業からのオーダーに沿って転職者をアレンジする仕組みで動いています。)
利用料金は月額980円〜。キャリアのプロとともに仕事や将来の悩みを相談し分析することで、将来の目標から逆算した転職ができるので、終身雇用の崩壊やジョブ型雇用が広がり将来に漠然とした不安を抱える人が多い最近では注目度の高いサービスです。
もちろん転職エージェントとしての役割もあるので、転職相談で終わらずそのまま転職活動も始められ、メンターズ経由で転職が決まるとお祝い金15万円が進呈される制度もあります。
転職相談は最近新しく登場したサービスなので、もっと詳しくサービス内容や利用者の転職実績を知りたいなら、まずは体験セッションを試してみてください。
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