こんな疑問に答えます。
- 転職して上京するまでにかかった期間と費用
- 地方から東京への転職活動でもっとも苦労したこと
- 東京まで新幹線で2時間離れた地方から東京に転職した私の体験談
この記事を書く私はこれまでに2度の転職経験があり、初めての転職は東京まで新幹線で2時間ほどの距離の地方から転職活動しました。
転職するまでには多くの苦労がありましたが、その先にはキャリアアップと東京での楽しい生活が待っていました。
忙しくて転職活動する時間がないと思ったけど本気になったら行動できた。
1度目の転職は東京まで新幹線で2時間の距離を移動して転職活動→憧れの未経験の職種で内定獲得🚅
2度目は2ヶ月で第一希望含め年収UPで4社から内定GET✨
どちらも働きながらの転職だったけどあのとき決断&行動して後悔なし👍
— Sara@未経験職種に2度転職 (@SARA18olsb) September 4, 2020
転職した会社で5年以上働き、現在は東京の別の会社(ホワイト超大手企業)で以前からあこがれていた職種で働いています。
さらに東京に来る前から年収は300万ほどUPしていることもあり、東京に転職したことで後悔したことは一度もありません。
そこで、この記事では私が実際にどうやって地方から東京に転職活動したのか、期間や費用はどのくらいかかったのか、上京転職で苦労したことはどんなことかなどについて詳しくお伝えします。
Contents
私が転職して上京した理由
私は東北の田舎出身で大学進学時に上京。大学在学中4年間を東京で過ごしていたので、就職も東京のつもりでしたが、地方都市に本社がある会社(東京含め全国に支店がある)の営業職に転職したため、最初から配属が本社になってしまいました。
その後働き始めてからわかったのですが、一度本社に配属されると希望を出しても東京の支店に異動するのは難しい状況でした。(東京の支店を縮小する計画があったためです。)
配属先の地域は実家からもかなり遠いし、東京にいる友だちが恋しい。東京のほうが遊べる場所やおしゃれな街がたくさんあって楽しい。会社の中で実現したい目標もない。そして何より入った会社がブラック企業!
ということで本社に配属されてすぐにどうすれば環境を変えられるか模索し始め、同期たちが一人二人と転職していくのを見て、私も何の迷いもなく上京前提で転職活動を開始。
上京したいけど地方から東京への転職は難しい?
実際に東京の会社へ転職して思ったのは、地方から東京への転職はそれほど難しくないということ。
東京に住んでいないからといって不利になることはありません。企業がよい人材だと判断すれば今どこに住んでいようが関係ありません。
余談ですが私の場合、初めての転職活動だったこともあり転職活動のやり方がわからず最初は全くうまくいきませんでした。
半年以上どこからも内定がもらえない状態が続いたのですが、それは地方に住んでいることは全く関係なく私自身が無知だったことが原因。
私が初めての転職活動でおかした間違いと克服した方法はこちら↓
話を元に戻しますが、地方から東京への転職は珍しいことではなく、多くの人が実現しています。周りを見ていると体感的には20代〜30代前半で東京へ転職してくる人が多いという印象。
「鉄は熱いうちに打て」といいますが、若いときのほうが行動力があるし素直で柔軟性もあるので東京の生活にもすぐに馴染めます。
「上京×転職」のように大きな変化は人生の早いうちから経験しておいたほうが適応力という点でも有利です。
また、企業側から見ても若い人材のほうが将来性があり給与水準も低いので採用しやすいという側面もあります。
転職して上京したい人の転職活動の始め方
では、どのように転職活動を始めればいいのかというと、これは転職先が地方、東京に関わらず、まずは転職エージェントに登録することから始めましょう。
とくに転職活動が初めての人や地方からの転職の場合にはわからないことが多いため、転職サイトだけに頼って一人で転職活動を進めるのは他のライバルたちに比べてかなり不利です。
✓転職エージェントと転職サイトの違い
- 転職エージェント
転職に特化したプロがマンツーマンでキャリアカウンセリングを行い、あなたの強みや特性を引き出し、希望に沿った最適な求人情報を無料でご紹介するサービス。
専任のコンサルタントが非公開求人の紹介、推薦状の作成、応募書類の添削、面接対策、年収交渉など転職に関するあらゆるサポートをしてくれる。
- 転職サイト
多数の求人情報が掲載されている媒体。転職サイトを利用する場合、自分で興味のある求人を探し、自分で応募する必要がある。応募後は自分で面接などの日程調整をしたり、自分で年収交渉を行うなど、全て自分で管理する必要がある。
転職エージェントに登録後の進め方は以下の記事に詳しくまとめているので、具体的な手順が知りたい方は以下の記事をどうぞ。
「上京転職のときの転職理由はどうしたらいい?」「入社時期は交渉できる?」「東京のどこに住めばいい?」「引越しはどうするの?」など上京転職するときに出てくる疑問に対する答えをまとめています。
上京転職にかかる期間と費用【私の事例】
東京での生活を目指して実際に転職するとなった場合、気になるのが転職活動にかかる期間と転居も含めた費用がどれくらいかかるのかということですよね。
ここでは私の上京転職を1つの事例として紹介します。
転職して東京に住み始めるまでにかかった期間
前述でもお伝えしましたが、転職活動を始めたばかりの頃は正しい方法がわからずなんとなく自己流で動いてしまったので、最初の半年はほとんどの企業から相手にされませんでした。
その後、私のことを応援してくれる転職エージェントの担当者に出会ったことがきっかけでスムーズに転職活動が進み、転職活動を再開してから2ヶ月後には転職先の会社に転職することができました。
もちろん前の会社に在職中だったのですが、若かったこともあり勢いで転職先が決まる前に退職届を出していたので、退職と同時にいいタイミングで転職。
つまり、最初から適切な方法で転職活動していれば地方からの転職活動でも数ヶ月ほどで転職できます。
東京の会社に転職するまでにかかった費用
地方から転職活動する場合、必要になる主な費用は交通費と宿泊費(宿泊する場合のみ)、引越代。
✓交通費
私が地方から東京へ転職活動したときは基本は高速バスメインで移動していたので一度の上京で往復5,000円ほど。新幹線を利用することもあったので、その場合は往復2万円。
私の場合、最初の半年は無駄に転職活動を続けていたので、バスと新幹線合わせて6回ほどは東京と地方を往復しました。これで合計8万円。
✓宿泊費
基本的には毎回宿泊していたのですが、幸い転職を応援してくれる同期が東京に住んでいたので、いつも彼女の一人暮らしの部屋に泊まらせてもらっていたのでホテル代はかかっていません。
とはいえタダで泊まらせてもらうのは申し訳ないので、毎回手土産(1,500円くらい)を持って行ったり食事をごちそうするなどしていたので、自分の食費も含めて合計5万円くらいだったと思います。
私のように東京に泊めてくれる相手がいるならぜひここは頼ってもいいと思いますが、そうではない人が大半だと思います。
東京にも3,000円くらいで泊まれる安くてきれいなホテルがたくさんあるので、楽天トラベルで探してみるといいですよ。(楽天ユーザならポイントを貯めながら賢く転職活動しましょう。)
✓引越代
引越しにかかった費用(初期費用)は合計70万円くらい。
その内訳は敷金・礼金・仲介手数料等不動産屋に支払った金額が55万円、引越し費用6万、家具・家電などの購入費用10万円。
引越しの直前にボーナスが35万円くらいあったのと足りない分は両親から借りてなんとかまかないました。(もちろん今は全額返済しましたよ。)
ちなみに初めて自分で借りた部屋の家賃は85,000円。(その前の会社では社宅住まいで毎月15,000円しか負担しておらず、家賃の重さがよくわかっていなかった…)
年収300〜400万円なら家賃は6〜7万円くらいがいいと思います。その分初期費用費用も抑えられます。
ということで私の場合、上京転職にかかった費用は全部で85万円くらい。
といっても転職活動を始めてから引越しが完了するまで10ヶ月ほどかかっているので、早期に転職活動を終えれる場合はもっと費用をおさえられます。
また、引越し初期費用を安くしたり、手頃な賃貸物件を見つけることで上京するときの金銭的な負担を軽減できるので、興味のある方は以下の記事も読んでみてください。
東京への転職活動で一番苦労したこと
転職して上京するまでに「希望の企業から相手にしてもらえない」とか「意外とお金がかかって大変」など苦労したことは色々ありますが、前章まででお伝えしたとおり、どちらも自分次第の努力次第で解決可能。
私が一番精神的に大変だったのは、今勤めている会社をどうやって休んで面接にいくかということ。
土日に面接を実施してくれる企業も一部ありますが、基本的に面接は平日に開催されるので、平日に上京する必要があります。
なので面接がある日は丸一日休みをとらないと対応できないんですよね。複数企業の面接を同時進行する場合は同じ日に面接を調整するなど工夫が必要です。
結局、上京転職は転職活動のために有休をとる必要があるのですが、当時勤めていた会社は超絶ブラック企業。
最初は有休をとること自体怖かったのですが、転職活動終盤は辞めると心に決めて意志が固かったので周りにどう思われるかを気にせず、毎週金曜日に熱が出ていました。笑
つまり、上京転職を目指すならこれくらいの覚悟が必要です。
…と言いたいところですが、最近は時代の流れで多くの企業でWeb面接を導入しているので、地方からの転職であれば現地まで行かなくても面接を受けられる企業も増えています。
これであれば面接の時間に一人になる場所さえ確保できれば有休をとらずに転職活動できるし、交通費や宿泊費の負担もなくなります。
つまり、今は地方在住でも在籍中でも転職活動しやすい環境がかなり整ってきているので、転職で東京に引越したい気持ちがあるならまずは行動してみましょう。
スムーズに面接の日程調整する方法
面接日程についてはWeb面接であったとしても今の仕事に支障が少ない範囲で調整すべきなのですが、ここで転職エージェントを利用していれば突然のリスケなどにも対応してくれます。
私も転職エージェントを使ったことで、地方からの転職活動であることを企業側にかけあってもらい、二次面接と最終面接を同日に組んでもらった経験があります。(そしてこの会社に入社しました!)
また、仕事が忙しくて2度ほど面接をリスケしてもらった企業がありますが、転職エージェントが間に入ってくれたおかげで、企業側に悪い印象を与えず最終面接まで進むことができ、前職を上回る年収で内定をもらったこともあります。(結局そこには入社しなかったですが。)
このように転職エージェントは面接の日程調整のほかにも様々なサポートをしてくれるので、ぜひ利用してみてください。私が利用してみて役立った転職エージェントは以下の記事で紹介しています。
まとめ
最後に今回お伝えしたかったことをまとめます。
- 正しい転職活動の手順さえわかっていれば、地方から東京への転職も怖くない
- Web面接できる企業も増えているので、まずは転職活動を始めてみよう
- 効率よく確実に転職活動を進めるためには転職エージェントを利用すると有利
頑張ってくださいね。