こんな悩みに答えます。
- 転職で不安しかない状態を克服するための基本
- 転職活動の段階別の不安を克服する方法【具体例多数】
この記事を書く私はこれまでに3回転職してきました。
転職を決意するときや転職活動中、転職後など、多くの場面でそれはそれば心が押しつぶされそうなほどの不安を感じてきました。
でも、振り返ると結果としては大したことがないということが大半でした。
人生全体として言えることですが、自分が想像しているような最悪なことってたいていは起きえないんです。
そんなことに不安を感じて行動できぬままに時間だけが過ぎていくのはもったいないですよね。
そこでこの記事では、転職に関連する様々な不安をなくすための方法を具体的に紹介しています。
Contents
転職で不安しかないのはみんな同じ
転職は、経験のない人からすると未知のことで不安や恐怖を感じるのは当然のことです。
人間の本能として、生き延びるために脳の構造上、現状維持バイアス(※)がかかるために変化に対して不安を感じるのは避けようがないんです。
※現状維持バイアス
選択肢にメリットとデメリットが共に存在するとき、リスクや失敗を恐れて非合理的な選択をすることを現状維持バイアスといいます。人は、客観的に見て合理的であったとしても、損失回避や不安など主観的な要因によって選択できないことがあります。
出典 : 錯思コレクション100
転職で不安しかない状態を克服するための基本
転職に関わる不安をなくすためにできることは大きく分けると2つあります。
- 完璧主義を捨てる
- わかることを増やしていく
詳しく説明します。
①完璧主義を捨てる
私たちはどうしても「完璧でなければならない」と思ってしまいがちですよね。
実はこれは日本人にはとくに多い素質なのだとか。
日本人は『全部完璧にしてから』という思いが強すぎますよね。完璧な準備、すべてが完全でないと自信が持てない。一方、海外の人たちは技術やアイディアがたとえ完全でなくても、常に自信を持って自分の伝えたいことを堂々とアピールします。
不完全でも自分が思ったこと、できることを堂々と表現する。これを繰り返すことで、「意欲」が沸き、「行動力」「決断力」「責任力」や「コミュニケーション力」が磨かれていくんです。
出典 : 日本に蔓延する「完璧主義」の幻想は子どもの頃から始まっている
【サッカー外から学ぶ】
この例と同様に転職活動で失敗しても全く問題ありません。
転職でたくさん不採用通知されるのが嫌だからと変なプライドを持って応募するのを躊躇する人もいますが、たくさん落ちたって自分が納得できる企業から内定をもらえれば、最終的にはその転職は成功です。
多くの企業の選考を受けたということは、色々な事業について学び、より多くの人に出会ったということなので、そこから得ることも多いんです。
「転職は失敗してなんぼ」という心構えで気楽に進めていきましょう。
②わかることを増やしていく
転職活動への不安を払拭するにはわからないことをわかる状態につぶしていくことが大事です。
実際、私も一度目の転職はめちゃめちゃ不安だったし、全く自信がありませんでした。
でも、2回、3回と経験していくうちに、転職に関する知識や経験が増え、仕事の難易度は転職の都度上がっているはずなのに不安はどんどん小さくなっていきました。
転職は各段階を一つ一つ着実に進めていく作業の積み重ねで実現します。
その段階ごとの正しい対処法を知って実践していけば前に進めるので、次の章ではその具体的な方法を紹介します。
【転職活動前】不安しかない状態を克服する方法
ここから紹介するのは転職で誰もが感じる不安です。
まずはご自身が今不安に感じている項目から読んでみてください。
転職することが正しい選択かわからない
実は私も会社を辞めたいと思いながら5年以上ずるずると悩み続けていました。
アラサーになったある日、転職すべきか真剣に考える出来事がありました。
そのときに私は2つの軸で転職すべきか考え、実際に行動したことで今が転職すべき時期だと気がつき2ヶ月の転職活動の末、前職より高い年収で4社から内定を得て、その1ヶ月後には無事に転職できました。
この2つの軸については書き始めると長くなってしまうので、以下の記事を参考としてご紹介します。
関連記事:転職するべきか診断するために私が使った手順【3ヶ月後に転職】
転職できる自信がない
実は私は過去にホームレスになることを覚悟したこともあるくらい転職を悩んだことがあります。
でも、人生何とかなるもんです。
結局、その後すぐに会社を辞めましたが大手ホワイト企業を経て今はメガベンチャーのプロフェッショナル職で年収も大幅に増えて安定した生活を送っています。
だから今は転職する自信がなくても大丈夫。どんな場面でも必ず解決策はあるものです。
関連記事:会社を辞めたら終わりなんて心配は無用でした【2ヶ月で人生好転】
関連記事:仕事を辞めたいけど次がないなんて幻想【後悔している人多数】
転職を反対されるかもしれない
転職を悩んだときに身近な人に相談する人が多いのですが、経験がない人に転職について相談するのはNGです。
冒頭でも説明のとおり人は経験のないことには防衛本能がかかり怖いと思うものなので、反対される可能性が高いからです。
相談するのであれば転職経験のある人に相談すること。
周りに経験者がいなければ転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です
関連記事:転職を親に反対されたら押し切るのが正解?【答えはたった一つ】
関連記事:転職の引き止めがしつこい場合でも円満退職できる【引き止めは会社都合】
どんな仕事が自分に合っているかわからない
将来のキャリアプランが描けず、何から始めればいいかわからない人がするべきことは、1人で悩み続けず、転職に詳しくて信頼できる人に相談すること。
というのも、転職やキャリアに関するリテラシーが低い状態で転職しようとするのは危険だからです。
転職におけるライバルは常に増え続けていて、ライバルが多い中で勝ち抜いていくためには自分だけの知識や経験だけではとても太刀打ちできません。
そこで、最近では個人のキャリアプラン設計や企業の採用動向に詳しい人や、様々なキャリアの経験者に相談できるサービスも増えてきています。
具体的な内容については以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:キャリアプランが思いつかない人の最適解【一人で悩むのは危険】
【転職活動中】不安しかない状態を克服する方法
忙しくて転職活動する時間がない
転職活動する暇がないくらい忙しいというのは、実は転職活動している人の多くに共通する悩み。
でも、時間がないことを理由に行動し続けなければ一生転職できません。
忙しいと言ってる間に転職も昇進もできずに年下の上司に罵倒されている40代、50代になったおじさんたちや、転職時期も婚期も逃したお局さんたちを見て「自分もモタモタしていると同じようになるのでは」とものすごく恐怖を感じたことをよく覚えています。
転職したければ生活の中での転職活動の優先順位を引き上げるしか方法はありません。取捨選択と言ってもいいでしょう。
このために私が実践したことは以下の記事で紹介しています。
関連記事:転職したいけど時間がない私が2ヶ月で転職できた訳【頑張りすぎ注意】
また、ありがたいことに最近では多くの会社でWeb面接も導入され、転職活動しやすい環境も整ってきました。
面接会場に出向くことが難しい状況なら企業や転職エージェントに相談してみるといいです。
なお、Web面接に適した場所を確保できない場合は以下の記事を参考にどうぞ。
関連記事:Web面接場所として自宅以外に最適な場所3選【私はこれで内定4社】
転職活動がバレたらどうしよう
転職活動がバレるのは、多くの場合は自分自身のうっかりミスだったりします。
転職活動していることがバレると精神的にツラい思いをするし、転職活動に支障が出ることもあります。
最悪、転職活動自体を継続できない状況に追い込まれる可能性も…
何気ない行動が致命傷になることもあるので、以下の記事で紹介する事例を参考に対策してみてください。
関連記事:転職活動が会社にバレる意外な盲点【知っていれば対策できます】
転職理由をうまく説明できない
転職理由を考えるときは、常に「これを言ったら企業は私と働きたいと思ってくれるだろうか?私は魅力的な人間にみえるだろうか?」ということを考える必要があります。
このため、本音の転職理由を伝えても全く問題はないのですが、それは転職理由が前向きなものの場合に限ります。
逆にネガティブな退職理由の場合、たとえば上司・同僚への不満、会社からの評価への不満などをそのまま伝えてしまうのは絶対にやめましょう。
この場合は本音と建前を上手に使い分けることで、面接でも企業を納得させる説明ができるようになります。
この具体的な方法については以下の記事で解説しています。
関連記事:転職理由で失敗しない本音と建前の使い分け【失敗体験談あり】
関連記事:転職理由が思いつかないときの考え方【面接ウケのいい理由の具体例】
転職で年収が下がるのが怖い
実は転職するときこそ年収を上げるチャンスです。
現職で頑張ってきたことを正しくアピールすることができれば年収UPは難しくありません。
このためにできることは、たとえば以下のようなこと。
- 年収が高い業界・職種に転職する
- 年功序列ではない会社に転職する
- 転職エージェントを有効活用する
詳しくは以下の記事よりご覧ください。
関連記事:転職で年収が下がるのが怖いあなたへ【20代で後悔しないために】
関連記事:未経験への転職なのに年収が上がりすぎた理由を公開します【必見】
転職先選びで後悔したくない
これまでの転職で私は後悔したことが一度もないのですが、振り返ってみて転職先を選ぶときの共通点に気がつきました。
経験から思う転職で後悔しないコツ↓
①年収を上げることにこだわる
②転職者が多い職場を選ぶ
③自分の希望を明確にする
④「完璧な職場はない」と心得る
⑤「次の会社で最後」と思わない
⑥転職口コミサイトを有効活用するこのおかげか私は3度の転職で失敗したと思ったことは一度もない。
— Sara@未経験×転職でキャリアUP (@SARA18olsb) April 11, 2022
転職してから後悔しないためにもぜひこの点にはこだわってほしいです。
詳しくは以下の記事からご覧ください。
関連記事:転職失敗して辞めたいと思う確率が70%減る転職のコツ【体験談】
【転職活動後】不安しかない状態を克服する方法
円満に退職したい
円満に退職するためにおすすめしているのは以下の行動です。
- 退職前に転職先を決めておく
- ネガティブな退職理由を言わない
- 引継ぎの準備を万全にしておく
もちろん全てを完璧にできる必要はありませんが、残る人たちの立場や気持ちを考えて行動すれば自然と必要な行動ができるようになります。
関連記事:退職前にやっておくべきこと8つ【円満退職・金銭面もこれで安心】
転職先で仕事についていける自信がない
3回も転職していると転職直後のハードな時期の乗り越え方も心得てきます。
当たり前のことではあるのですが、転職後の基本姿勢としてこれがとても重要です。
アラサーで転職したときに一旦プライドは隅に置くことにした。
早く一人前になりたかったから恥を捨て年下にも積極的に質問したし、分からないことは分からないとはっきり伝えてきた。
素直になると周りも成長を後押ししてくれ、何より自分が仕事しやすく成長速度が早まるというメリットしかない。
— Sara@未経験×転職でキャリアUP (@SARA18olsb) April 5, 2021
実際のところ、どんなに優秀な人でも転職直後からハイパフォーマンスで期待に応えられる成果が出せるなんてことはほとんどありません。
関連記事:未経験の仕事に慣れるまでの期間とツラい期間の乗り越え方
関連記事:仕事で覚えることが多すぎる時期を乗り越えるコツ【ツラいのは当然】
転職先が合わなかったらどうしよう
結論から言うと、転職先が合わなかったらまた転職しても問題ありません。
もちろん転職したばかりの人が再び転職する場合、応募先の企業からは「またすぐ辞めてしまうのでは?」「忍耐力がない人なのでは?」という印象を与えます。
このため、次の転職では直前の転職よりも苦戦する人が多いのが実態。
とはいえ、人間だもの、「転職して失敗だった」ということだってあります。
再び転職したい場合は、すぐに転職する妥当性をきちんと説明できることがその後の転職がうまくいくかを左右します。
実際に私の元同僚で転職してきてすぐに辞めてしまった人の事例を紹介しているので、興味があったら以下の記事を読んでみてください。
関連記事:転職してすぐ転職した人の顛末を話します【不利なのは当然です】
まとめ
転職に不安はつきものです。人間誰しも未知のことは怖いと感じるからです。
それでも行動するための勇気を持つために必要なことはこちら。
- 完璧主義を捨てる
- わかることを増やしていく
この記事で紹介してきた不安を克服するための行動を一つ一つ着実に積み重ねていけば、転職はすぐそこです。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、扱う求人数と転職決定数が圧倒的ナンバー1なので登録しておいて間違いないです。
リクルートエージェントはあらゆる求人を幅広く掲載しているのが特徴。他にはない非公開求人を多数抱えているので、希望の求人が見つかります。
また、業界ナンバー1だけに、優秀なキャリアアドバイザーが多いことには定評があるので、面談して見るだけでも様々なアドバイスを得られます。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは転職エージェントではなく有名企業の非公開求人や高年収の求人を紹介してもらえる転職サイト。
一般的な転職サイトは自分から求人情報を探して気になって求人に応募しますが、ビズリーチの場合は企業やヘッドハンターからのヘッドハンティングを受ける仕組みです。
他の転職サイトやエージェントに比べてハイレイヤーの求人情報を多数取り扱っているので、年収UPの転職にチャレンジしたいなら登録必須。
ビズリーチ経由でのみ応募できる非公開求人も多いので、年収が一定以上なら登録しておきましょう。
希望条件をある程度絞って転職活動したい人や受け身で転職活動している人、特定の業界や職種の知識豊富なヘッドハンターからの紹介を受けたい人はビズリーチとの相性がいいはずです。
dodaエージェント
【公式サイト】https://doda.jp/
dodaエージェントは、業界でも豊富な転職者情報のデータベースを持っているのが特徴。ここに登録しておけばこのデータベースを利用する他社エージェントからアプローチしてもらえます。
自分が登録した職歴や希望条件から他社エージェントに自分を見つけてもらうことで、自分に適した求人にたどり着きやすくなります。
実際、私もdoda経由でオファーをくれたエージェントの紹介で内定をもらっています。(同時にdodaエージェントの紹介でも2社内定をもらっていて、今はそのうちの1社で働いています。)
また、dodaエージェントは応募書類の添削や面接対策のバックアップのサポートスキルが高いので、これだけでも利用価値はあります。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントは、リクルートエージェントほどではないものの非公開求人含めて約4万件もの求人数を扱っています。
大手企業のほか、中小企業の案件も豊富な点が特徴の一つで、業界別で見るとIT・通信系の求人が数多くあります。また、とくに20代、30代前半の若手向けの転職支援に強みを持っており、優秀な若手を求めるIT企業の多くがマイナビエージェントに対して積極的に求人を出しています。
コンサルタントも若手向けのサポートに慣れているので、20代、30代前半であれば質の高いサポートを受けることができるので、登録して損はありません。
なお、20代を対象としたマイナビジョブ20’sもあるので、一度面談してみて利用しやすい方に絞って利用するのもおすすめです。